2人の世界旅 日々の記録

■家にいる日
カタール出発は明日です。到着してから昨日まで精力的に観光を続けてきたので、今日は優雅なトレボールじいさんちで１日を過ごすことにしました。外は砂嵐ですし。



風が止んだときでも空気はこの白さ。
浮遊粒子状物質でいっぱいの大気。

砂・・・やっぱりこの国は砂漠の国ですね。裕福な国民が多いので走る車はピカピカした高級車も多いのですが、窓から駐車場を見ると、それらの車にどんどんと砂が積もっていきました。すべてが砂色になっていきました。

トレボールじいさんは今日も出勤日なので、日中は私たちだけの空間となります。今まで撮った写真整理や、これからの旅についてネットで調べたりしながらでも、時間はとても早く過ぎて行く気がしました。

あづさは小麦粉からベシャメールソースパスタを作ったりも。お料理が本当に好きなので、旅をしているときに、使いやすいシステムキッチンに出会えてそれを使わせてもらえることが、幸せの１つです。

ここはアラブの国なので、出退社が日本の感覚よりも早いのが特徴です。トレボールじいさんは７時出社の１５時退社です。

トレボールじいさんが夕方早めに帰宅しました。私たちは、今日の晩ごはんは色々なお礼に是非作らせてほしいと相談をし、砂嵐の中、あづさが買い物に出ました。視界も悪いし、目が痛いので、足早に１ｋｍくらい離れたスーパーマーケットまでの往復を終えました。

オーストラリア人のトレボールじいさんは、ワインもビールも好きです。でもカタールはアルコール御法度のイスラム教の国でしょう。彼は「アルコール許可証」を高いお金を出して購入し（年間数万円するそうです）、国内で１軒しかない（と彼は言っていた）リカーショップで、お酒を買いだめしているのだそうです。

恐縮になりながらも、「ワインはいかが？」と言われると顔に笑みが出てしまい、この家では、カタールとは思えない毎夜のアルコールライフをも楽しめたのでした。

明日はクウェートへ移動します。ガルフ諸国最後の国へ。