2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
 旅して » 2人の世界旅 »旅日記 » グアテマラ »
 旅して » 旅紀行 »旅日記 » 世界旅» グアテマラ »
グアテマラ>2009年08月12日(Wed)
★アンティグア
:: 旅825日め : 世界旅136ヶ国め : 和人222ヶ国め : あづさ152ヶ国め ::

■スペイン語学校1日め(水曜日)
05:30起床。ネットで調べ物、朝食を作り、お弁当も用意。
07:30~18:00スペイン語勉強A、10時間半。その後買い物、夕食作り、明日のお弁当準備。ご飯が炊けるまで少しスペイン語勉強。
21:30~25:00スペイン語勉強B、3時間半。

今日のスペイン語勉強時間は14時間でした。

今日からあづさのスペイン語学校が始まりました。

授業は1日4時間、朝8時~12時のコースを選びました。昨日学校で自習して夕方帰宅したらもう暗くなってしまって、時間を損した気分になったので、「午後の授業は絶対良くないわ」「朝からしゃきっとしなければいけないわ」と、完璧朝型生活でいこうと思いました。これ大正解。午後に授業を入れると、朝からてきぱき動くことをしなくなるからです。

さて和人と、「お昼ごはんどうしようか」会議をしました。相談の結果、別々に食べることにしました。昼食を和人と一緒に食べると勉強時間が減ってしまうので、朝から閉校時刻までずっとスペイン語学校で勉強に徹することを選択しました。

でも離れていても同じものを食べたいし、和人も仕事や調べものなどで忙しいことでしょうから、朝は早起きをして、朝食もお弁当も作りましたよ♪ 「主婦トラベラー」兼「主婦学生」になるので、ごはん作りといった基本的なことは欠かしたくないなと思ったのです。あづ飯(あづさが作るごはんのこと)は、和人のリクエストだしね(*^-^*)

スペイン語勉強A。
私が通う「CANO」という学校は、宿から徒歩10分もかからないところにありますが、通学時間も片手にひみつノートを持って勉強しています。もちろん始業より早く行って朝コーヒー1杯(美味しいグアテマラコーヒーが無料で飲めるのです)と共に勉強していました。

レッスンの先生は比較的若いレイナという女性でした。あづさが学長に希望を出したとおり、1)女性であること、2)英語がある程度分かること、の2点をクリアしていて、しかも、声が艶やかな「女性言葉」を話す人で、本当に良かった。スペイン語ビギナーのツーリストは、何でもかんでも、動詞の不定形(英語でいう原形)で話し倒しがち。英語で言えば、「I make」も「I made」も「He makes」も、全部「make」で押し通すような感じでしょうか。地球の歩き方の巻末でも、不定形優先のアドバイスをしていますしね。でも私は、そういうの、嫌いです。

先生は、私がスペイン語初心者だからと最初は不定形から教える姿勢でしたが、あづさが自己紹介に直説法線過去(英語の過去形みたいなもの)を取り入れたりしていたのと、ひみつノートに手書きで写した活用表を見ながら話す、正しくスペイン語を話せるようになりたいというあづさの意識を分かってくれたようで、レッスンの中には、現在形だけにとどまらない、自然な会話がよく現れました。英語が分かるから、スペイン語一本では説明が難しいところも、意思疎通が速やかにでき、時間の無駄が省けています。いい先生に当たったことが嬉しくて、最初の休憩時間に入ったら直ちに学長先生の部屋に行って、「いい先生です本当にありがとうございます」と走るように御礼をしに行ってしまいました。

今日教わったのは、「ar動詞」が中心です。quitar(持っていく)とかdesear(欲しいと望む)のように、末尾がarで終わるもの。例えば先生は英語で「to answer」という英単語を言い、あづさが「contestar」とそれに対応するスペイン語(の不定形)を答えるのです。昨日までのひみつノート勉強でかなりの部分がまかなえていたので、初日だけども数十個の質問に対し8割以上正答できました(^_^)V でもいつも同じものを忘れがちなので、復習は大事です。

ちなみにスペイン語は、bとvの発音を区別しません。例えば先生が「ベルダデーロ」と言ったとき、そのベがbeなのかveなのかが分からない。ノートに写すとき先生に訂正されることもありました。

授業には教科書はありません。先生は、表に英単語、裏にスペイン語単語が書かれた単語カードと辞書と無地の紙を持っていて、学んだことは基本的には先生が紙にどんどん書いていきます。他の人のレッスンを見ていても、先生側が、自分の教えたことを紙に書いていくのですが、私は、それを自分でもすべてノートに書いていきました。先生が黒板に書いたら生徒はノートをとる、先生が紙に書いたって、自分の手でスペイン語を書かないといけないと思うのです。私は「手で書いて覚える派」の血が濃く流れているようです。自習中などに見ている限り、すべての生徒は、先生が黒板代わりに書いた紙をもらって帰るようですが、私はもらっていません。自分で書いたものが一番だからです。

また私は、授業の間、先生が言ったことは次々とノートに書き留めました。全部声に出して読みあげながらです。そして、もう1つ小さな紙切れを傍らに置き、そのとき思いついた「帰宅したらやること・調べること」をメモしました。例えば「leerの活用ををひみつノートに書く」とか、「アルファベットの読み方復習」とかです。スペルを確認するとき、例えば英語の「age」なら、「エージーイー」って確認しあえますよね? でもスペイン語では、例えばYがイグリエガ、Mがエメ、Gがヘーなので、今日はそれを覚えていなかったから、スペル確認に時間がかかっちゃったのです。反省。

スペイン語学校に来た最大の目的は、ネイティブの会話を聞き取れるようになることです。だから、ノートには、先生のアクセントなども書き込みました。

ただ、会話はとてもではないですがサマにはなっていません。「じゃあ、ペンを机に置いていく、って言ってみて」と言われて、「・・・デホ(dejo=leave)・・・ミ・・・えーと、レピセロ?(ノートを見て訂正)、あ、ラピセロ、エンラメサ(en la mesa=on the table)」ってな具合で、とにかく単語を口にするまでに時間がかかっちゃう。心で言いたいことが脳を通過しているからダメなのです。でも、誰だって学び始める初日が最低ラインです。「停滞しない限り上達の一途なんだよ!」と自分に言い聞かせ、復習を頑張ろう、心に思ったことを脳を通過しないで口に出せるようになろうと、いつも思って頑張っています。

あとは、ar動詞の活用の基本(直説法現在1~3人称単数複数)を教わり、様々な文章を作る練習をして、その後スペイン語オンリーの雑談。相変わらず私のスペイン語は稚拙なまま、12時ちょっとすぎに、マンツーマンレッスンは終わりました。そしてお弁当を食べ美味しいコーヒーをいただきながら早速復習開始。

午後、他の生徒さんのレッスンを受けているところの近くの空きテーブルに座って、ネイティブの先生の発音を耳に取り入れながら、今日の授業でとったノートの内容を、辞書などを確認しながらもう1冊のノートに写していきました。文字だけだとつまんないから、私がいつも書いている「えにっき(≫こちら)」みたく漫画っぽくしてみました。ノートの左半分に漫画と吹き出しの中に日本語や英語を書いて、右半分にスペイン語を書くのです。そしてそれが、演習ドリルのように、反復して日本語や英語からスペイン語を思い出す『トレーニング帳』となるのです。

学校が閉まる時間まで、ずっと勉強していました。ちなみに他の生徒さんは授業が終わったらすぐ帰ってしまいます。そういうものなのでしょうか?

昨日から、ノルマにしていることがありまして、それは、「学校帰りに必ず地元の人と会話する」ことです。学校の先生は正しいスペイン語を話します。「何を見ていますか?」「それは知りません」といった感じです。でも口語は「何見てんのぉ?」「それ知らなーい」というように、学校の言葉とは異なることが多い。だから、学校の先生の会話だけに接してしまうのが良くないなーと思ったんです。昨日はメルカド(市場)の洋品店の兄ちゃん、今日は道端でオラー(やあ)と言ってくれたおじちゃん2人と、小さなお話しをしました。でも地元の人の口語は分からないことばかりですから、意味が分からなかったことはメモして、あとで宿に戻ってから日本人オーナーや、スペイン語の達者な他の日本人宿泊客に聞くようにしています。

スペイン語勉強B。
夕食準備や後片付けなどが終わったら、夜のスペイン語勉強です。やったことは今日の授業ノートを別ノートに写しなおす(先述の『トレーニング帳』方式のものを作る)ことと、それを暗記していくこと。

夜の復習は、疲れて早く寝てしまった和人の邪魔にならないように、そして宿の誰にも迷惑のかからないところ(玄関近く)で、スペイン語を声に出しながら、スペイン語圏人の気持ちになりながら、まるでスペイン語の授業を明日自分が受け持つかのような気持ちで頑張っていきました。学校に通うということは、授業料と滞在費と、旅の中断という、様々な犠牲の上に立っているのだということを忘れず、責任感を持って復習をする。そのくらいの気持ちを入れたほうが、真剣味が増して、記憶スピードもアップすることでしょう。

まだまだ初日ですが、私の中では、まだまだ「めいっぱいやっている」という気持ちには達していません。もっともっと、無駄な時間を排除して、学校に通っている間は、それこそ「スペイン語漬け」になるよう、誰よりも短期間で成果を得てやる! くらいの気持ちを持って頑張っていこうと思います。

今日の和人作業。
仕事原稿を書く。
サイトのメールフォームを差し替え。
旅計画。
メールなど。

頑張って毎日お弁当を作ることにしました♪ 主婦学生らしくね(*^-^*)
朝7時半には宿を出るので、簡単な朝ごはんとお弁当ですけど、離れていても2人で同じものを食べられたらいいなって。和人も喜んでくれているのが、励みになります!

アンティグア
本日の旅
行動 :スペイン語学校開始!
朝食 :チーズとオニオンソテーをくるんで焼いたトルティーヤス、コーヒー/宿
昼食 :オニオンソテー入りナポリタン、アボカドカラダ、朝のトルティーヤの残り、ゆで卵、焼きチョリソー/学校、宿
夕食 :ネギ卵チョリソーチャーハン、レモン梨ティー/宿
宿泊 :ペンション田代
関連ページ
行程 行程  お金 お金  写真 写真  お宿 お宿  ご飯 ご飯  ≫2人の世界旅トップ
旅情報
1ケツァール=11.9円

*アンティグアで日本人経営のスペイン語学校
「アタバル」という老舗です。お値段は中程度。日本人の片桐さんが相談に乗ってくれることでしょう。日本語でのスペイン語書籍などは私が今回通った「CANO」よりも充実していると思いました。ブログにあるグアテマラ料理の記事(日本語)が好き。
http://homepage2.nifty.com/atabal/atabal/html/j_index.htm