2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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グアテマラ>2009年08月29日(Sat)
アンティグア→チマルテナンゴ→チチカステナンゴ
:: 旅842日め : 世界旅136ヶ国め : 和人222ヶ国め : あづさ152ヶ国め ::

■グアテマラ民族衣装めぐり
19泊もしたアンティグアAntiguaを離れ、再び、旅が始動します! この門出を祝ってくれるかのように、空も気持ちよく晴れ渡っていました。

残ったグアテマラの旅の目的は、マヤのインディヘナ(先住民)たちのもつ伝統文化を見に行くことです。特に美しい織物で有名で、かつ1つ1つ村によってその衣装の特徴が違います。

有名なところだと、パナハッツェルPanajachel(通称パナ)とかケツァルテナンゴQuetzaltenango(通称シェラ)といった街に宿を決め、そこから日帰りで村めぐりをする方法があります。最初はその方法も考えていたのですが、パナもシェラもツーリストがよく行くところで、ツーリスト向けレストランがいっぱい並ぶ。そういうところは、もうアンティグアで十分という想いですから、うーんと悩んで、今日の行き先をチチカステナンゴChichicastenango(通称チチ)に変えました。

チチカステナンゴは、ツーリスト向けレストランなどはほとんど見られないところだそうですし、明日の日曜市(見ごたえがあると評判)に曜日がピッタリです。何よりチチは、メキシコ人やグアテマラ人なら知らない人はいない、有名な「ポポル・ヴフ」(マヤ神話、キチェ族国家の繁栄、スペイン人政略までを綴ったマヤの貴重な書)が収められていた地なのです。

アンティグアからは、通称「チキンバス」と呼ばれるローカルバスに乗って移動します。途中チマルテナンゴChimaltenangoで乗り換えてからは山道に入り、九十九折の道を進みました。

そんな山間にあるチチカステナンゴはキチェ族の町。期待通りの「ツーリスト度の低い町」でほっとしました。今日は土曜日ですから、この町に活気が出るのは日曜市の出る明日です。

あったあった! 先ほど書いた「ポポル・ヴフ」が長年収められてきた、サントトマス教会。内部は写真撮影禁止なのですが、ろうそくと花びらが床に撒かれ、民族衣装をまとう人々が祈り、何とも言えないマヤの厳かさがありました。

しばらく町を歩いたのち、「パスクアル・アバフの丘」に登りました。この丘の上はキチェ族の儀式が行われることで知られています。私たちが丘に登ったとき、ある1つの家族が儀式を始めるところでした。

チチカステナンゴ

香を炊き、地面に砂糖で円と十字を書き、香水を巻いてろうそくなどを積み上げて行きます。祈りを捧げたのち、そこに火をつけるのです。実際は1つ1つの作業に何かまじないのような言葉を唱え、時間をかけて儀式を進めていきます。私たちはかなり長い間その場にいたのですが最後まで見終えることができなかったほどです。それでも、グアテマラのこの地方にきっと古くから伝わるものを見られました。

旅の再開の日に熱い旅心と再会とは、残ったグアテマラの旅にも期待が高まります!
本日の旅
行動 :アンティグアからチチカステナンゴへ移動、チチカステナンゴ観光
朝食 :ポテトチップス、トルティージャチップス、サラダスパゲティー(きゅうりトマト玉ねぎ)、コーヒー/宿
昼食 :イラーチャ(肉細切り入りトマトとろみスープ)、Arroz(アロース、ごはん)、オルチャタ(米粉のジュース)、トルティージャ(とうもろこし粉の薄焼き)、Sopa con Carne(ソパコンカルネ、肉カボチャとうもろこしその他野菜香草煮込みスープ)/アンティグアの食堂
夕食 :Pollo Frito(ポジョフリット、フライドチキン)、Papa Frito(パパフリット、フライドポテト)、トルティージャネグロ(黒とうもろこし粉の薄焼き)/チチカステナンゴの屋台
宿泊 :ミニオテルチチカステカMINI HOTEL CHICHICASTECA
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旅情報
1ケツァール=11.9円

*アンティグアからチチカステナンゴへ移動
いったんチマルテナンゴ(5ケツァール、1時間)へ行き、チマルテナンゴ行きバスに乗るとき「そのままチチへ行きたい」ことを告げておくと、バスの乗り換えが便利なところで降ろしてくれる。チマルテナンゴからチチカステナンゴまでは25Q、1時間20分。