2人の世界旅 日々の記録

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ザンビア>2008年08月16日(Sat)
リビングストン
:: 旅464日め : 世界旅73ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ94ヶ国め ::

■リビングストンの休日・2
ナミビアのウィントフックWindhoekへ移動するバスは、明日17日の昼出発です。明後日18日に到着して、19日にはケープタウンCape Townへフライト、20日は上船準備(買い出しなど)をし、21日には、楽しみにしている、大西洋の孤島の国セントヘレナSt.Helenaへ向かうクルーズ船に上船します。

というわけで、今日16日が、実はいろいろと雑用をこなせる最後の日だったりします。

和人とあづさが交替でそれぞれの仕事を片付けていきますが、洗濯も食事作りもしながらだと、なんだか時間はどんどんと過ぎていってしまいます。

ところで和人が宿のキッチンにいるとき、従業員おばさんから、「これ(とうもろこしの粉)、良かったら使って」と言ってもらいました。
(ところで今とうもろこしと入力して変換キーを叩いたら「玉蜀黍」に。知らなかったー!)

とうもろこしの粉はザンビアの主食「ンシマ」の材料です。南アのパップと同じ食べ物ですから、あづさは昼食に食べる分を、南アで教わった作り方で作っていました。そうしたら従業員おばさんがやってきて、「その作り方はダメよ」と言って、鍋の中の材料を捨ててしまうではありませんか。食べ物を捨てるなんてしてはならないことで、おばさんにそうさせてしまったあづさは「ごめんなさい」と謝りました。おばさんは、「いいのいいの、あなたには、ザンビアの作り方を知ってほしいの」と言ってくれました。・・・なるほど。

結果、おばさんの手ほどきによる、美味しいンシマの出来上がりです。写真の白いものが、それです。

ザンビアの食ンシマ

明日ザンビアを離れるので、最後になって、とても良い体験と勉強ができました。

「食」は、「食文化」、つまり、その国の文化の一端を見る素晴らしいツールだと思います。
だから、こうして「その土地の食」に触れることは、旅の大事な要素だと、いつも思うのです。

■ザンビアの食「ンシマ」の作り方
1)鍋に水を入れ、50℃(飲むとぬるくて手に触れるとやや熱い温度)程度に温める。
2)かき回しながらとうもろこし粉を少しずつ入れ、カレーのような調度のとろみ加減にする。
3)中火で沸騰させる。パッパッと気泡がはじけるのでフタをする。
4)数分待ったら、強火にしてとうもろこし粉を1/3Cずつ入れ、よく混ぜる。
  (ヘラをつかって決してダマを作らないよう、すばやく練りつぶす感じで)
5)練りもちのような固さになるまで4を繰り返す。

すぐに食べる場合は火からおろしてもよいし、弱火でキープしてもよい。

※「練りもち」という表現を使いましたが、加熱しながら練るときはそんな感じがするのですが、食べるときはさらりと口の中でほぐれるので、決して「もち」という感じはしません。
本日の旅
行動 :リビングストン滞在、旅準備
朝食 :トースト、紅茶/宿
昼食 :ンシマ(とうもろこし粉を炊いたもの)、牛肉にんじんねぎ玉ねぎトマトのブラウンシチュー、青菜の塩炒め/宿
夕食 :牛肉ねぎにんじんの葉にんじん玉ねぎのカレー、ごはん、紅茶/宿
宿泊 :フォルティータワーズFawlty Towers

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旅情報
1クワッチャ=0.034円

*ザンビアの国名の由来
ザンベジ川(ビクトリアフォールズを形成する川)の名が先にあり、国名のもととなった。ザンベジは「巨大な水路」という意味。