2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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タイ>2010年10月19日(Tue)
タケック→ナコンパノン→バンコク行き夜行バス
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■タイ再入国
今日はただバンコクBangkokを目指して移動していた。朝、タケックTha Kaekの町を出てメコン川ほとりの港へ行く。ラオスとタイの間には大河メコンが流れており、国境線の多くの部分をなしている。ラオス-タイ間のメコン越えは橋がかかっている場所を通るのが主だけれど、このタケック-ナコンパノンNakhon Phanom国境は、今も舟渡しでの国境越えというローカルな姿を残す数少ない国境である。

私たちが、ラオス訪問の拠点にタケックを選んだのも、折角なら「ローカルボートでの国境越え」をやってみたかったから、というのもある。まるで中国桂林のような、ぽこぽことした形の山が水越しに見られ、風景を楽しむ国境越えとなり、楽しかった。

タイ

ナコンパノンへの船は1人15000キープ、約150円。これは事前に聞いていた地元民料金と同じでほっとしていたが、やられてしまった、ナコンパノン、つまりタイ側に着いたら「外国人のみ港代を徴収する」という仕組みにはまってしまった。1人50バーツつまり約140円なので、この国境越えには予想の倍の予算がかかってしまったことになる。どこにいっても「外国人料金」を払うことには気が乗らない。ある意味立派に差別を受けているといるのだから、気が乗らなくて当然でしょう。

港のすぐそばで、昼食を摂った。何故ここで昼食を摂るかというと、明日早朝にはバンコクに着いている、つまり、これがイサン地方(別名タイ美食地方!)で摂る最後のイサン料理になるかもしれないからである。

タイ料理として有名なものの1つにソムタムが挙げられるが、このソムタム、つまり、青パパイヤをまな板を使わず千切りにして(つまり断面が方形にならず楔になる)調味料や甲殻類の味だしと混ぜた酸っぱくて美味しいサラダは、イサン地方発祥の料理である。イサンで食べるタイ料理の原点の味、文句なく非常に美味しかった。ソムタムと串焼き肉とカオニャオ(主食のもち米)を2人分食べて65バーツ(約180円)、ごちそうさま!

バンコクまでは、英語ガイドブックによると約13時間かかるとのこと。早朝でもバンコク風物詩のあの渋滞はある。明日はバンコクに着いて宿を決めて荷物を置いたらいの一番にミャンマー大使館に行かなければならない。それを考慮して、朝6時バンコク着、朝7時宿着、朝8時大使館着と大雑把に行動をイメージし、逆算して午後5時発の夜行バスのチケットを買った。

午後4時の段階ではまだ夕食気分ではないが、イサン地方の最後のごはんに未練があって、バスターミナルの近くの食堂でまた舌づつみをうってしまった(笑) 食べたものはカオナームー。これぞ、タイ料理中のタイ料理、日本語で「ぶっかけ飯」だ。外国人(日本人も含めて)にはトムヤンクンなどがタイ料理の代名詞になっているのが現状だが、タイに住まう人々がそうしょっちゅうトムヤンクンを作っているとは思わない。日常のおかずは「ナー」、ごはんにおかず、麺におかずという料理が多いのだろうと思う。「ナー」が「ぶっかけ」をあらわす用語で、「カオナー」だと「ぶっかけ飯」。今日は豚肉と青菜のにんにく魚醤炒め(豚肉がムー)をごはんに乗せた「カオナームー」を食べた。美味しかったなぁ。

明日、バンコクで、頑張ろう。ミャンマービザを絶対取れるよう、大使館で頑張ってこよう。
本日の旅
行動 :タケックからナコンパノンへ移動、バンコク行き夜行バスに乗る
朝食 :ヌンパー(魚と唐辛子とココナッツミルクの鍋蒸し)、ケーンテュー(ほうれん草と鶏つみれの汁)、カオニャオ(もち米)/タケックの食堂
昼食 :サイコーク(小ソーセージの串焼き)、クンガイカイ(鶏レバーと砂肝とハツの串焼き)、カウニャオ(もち米)、ソムタム(青パパイヤのライムトマトカピ(エビ発酵ペースト)和えサラダ)/ナコンパノンの路上ごはん屋
夕食 :カッナームー(ごはんに豚肉野菜炒めを乗せたもの)/ナコンパノンの食堂
宿泊 :バンコク行き夜行バス・1
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旅情報
1ラオスキープ=0.01円
1タイバーツ=2.82円

*ナコンパノンの港からバスターミナルへ
ナコンパノンの港と長距離バスターミナルは、徒歩15~20分ほど離れている。港から向かうときには「ボコソー」とたずねながら道を進むとみんな教えてくれる。バンコク行きバスは毎時頻発していた。