2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ベトナム>2010年10月08日(Fri)
★ホーチミン
:: 旅1247日め : 世界旅204ヶ国め : 和人243ヶ国め : あづさ212ヶ国め ::

■チョロンに行きました
ベトナム中部洪水災害を受け、旅の予定を見直し、結論は、メコンデルタへはツアーで行き(つまりツアー後再びホーチミンHo Chi Minhに戻り)、カンボジアの首都プノンペンPhnom Penhへ行くこととなりました。自力でメコンデルタへ行ってそのまま自力でカンボジアへ抜けることもできますけれど、デルタは文字通り三角州地帯の旅で、自力で訪問してボートをチャーターすると非常にコストが高くつく。ツアー代が安いベトナムではそこまでする必要ないかなって。

ツアーの出発は明日に決めました。明後日戻ってきたら、その翌日にはカンボジア行きのバスに乗りますから、個人旅行的にベトナムを楽しむのは今日が最後です。日本人にはクチCu Chi(地下要塞)へのツアーも人気のようですが、チョロンCholonの方が楽しそうなので、そっちに行くことにしました。

いい天気♪ そして、本当にチョロン楽しい!

チョロンはホーチミンメトロポリタンの一角をなす中国人地区です。見事な陶器の装飾で有名な寺が幾つもあり、きっとどんなホーチミンのガイドブックにも載っている観光名所です。中国人街と言っても多分にベトナムの文化を残しており、植民地時代のフランス風建築物もある。中仏越の融合からは、インドシナの歴史を偲ぶことができます。

海の神が祀られている寺では、私たちも、これまでの船旅の成功の御礼と、今後の船旅の安全を祈願しました。

ベトナム

人々の熱心な信仰心が、見る者の心をすがすがしくさせる。


今日のチョロン観光が楽しかった理由は、あづさ自身の変化によるものが大きい。
今まではつい、その建物の歴史背景などをあまり知らずに観光することもあった。そうなると、観光は五感(きれい♪大きい♪だけみたいな)、もしくはガイドブック数行の受け売り文句程度のことしか分からなくなってしまうこともあります。でも今日は、昨日が和人の誕生日だったことがきっかけで「あづさ添乗員」をやってみたのです。行くところを調べて、西暦何年にどういうことがあってどんな人々がこれを造ったのか、この史跡にはどういう意味と意義があるのか、といったことを調べて、添乗員のごとく「ごあんない」をし、看板の文字を紙に書いて記録したりと、丁寧に観光してみたわけです。折角の誕生日だから、和人にはめいっぱいリラックスしてくつろいでもらいながら歩きたいなって思ったから。

結局そういう手間暇は自分の感激となって還ってくる。知ることが増えると、もっともっと知らないことがあるのだとどんどん気づいてくる。で、どんどん物事の知識が増え、知識が連結して脳の中の壮大なネットワークになると、何事も楽しくてたまらない。・・・こういうことは学生時代にも体験しているはずなのに、なんだか最近薄れていた感覚なのでした。




論語、「これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らざると為す、これ知る為り」

そういうことを肝に銘じて、これからもちゃんと勉強していかなあかんわーと反省するあづさであった。
(まるこちゃんのナレーション風に、しかも受け売りw)




「あづ添」は和人にもとっても喜んでもらえたので、これからも継続していこうと思います(*^-^*)


午後は明るい時間に宿に戻っていったん一休みし、日没前にサイゴン川のサンセット散策に出ました。更に目抜き通りのドンコイ通りを歩いて、夕暮れや観光名所のライトアップを楽しみました。たくさん歩いた中で「ここ良さそう」と思ってふらりと入ったレストランが昨日よりも段違いに素敵なところで、改めて和人のお誕生日祝いの乾杯をし直したほどでした。フエ料理、つまりはベトナムの宮廷料理を楽しく楽しみました♪

(改めて)お誕生日おめでとう♪ そして、いつもありがとう♪
今日からの1年も、どうぞ宜しくお願いします。
本日の旅
行動 :チョロン観光、ホーチミン市街観光
朝食 :Mi xao chay(ミーサオチャイ、ゆで中華麺に青菜や揚げ春巻き油揚げを乗せたもののヌォックマムたれ)、Bahn tan(バンタン、ゆで丸米麺に油揚げタピオカ粒ココナッツミルクヌォックマムたれ)/ホーチミンの食堂
昼食 :Com Ga(コムガ、鶏肉をゆでてゆで汁の中で冷まして切り分けたものを鶏肉のゆで汁で炊いたごはんに乗せてきゅうりを添えたもの)、Com Cha Cua(コムチャークア、越式蟹肉餅飯、春雨しいたけなどの具沢山卵にかに肉入り白身卵最後に卵黄を重ねてぶ厚いオムレツにしたもの)/チョロンの食堂
夕食 :Banh Uot Thit Nuong(バンウータットゥヌー、蒸したてライスペーパーにチャーシューと香草を巻いたもの)、Com La sen(ガムラセン、ハスの実入り蒸しチャーハンをハスの葉とハスの花で包んだもの)、Com Hen(ガムハン、しじみと香草丼)、スープ、ビール/ホーチミンの食堂
宿泊 :フィーインPHI YEN
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旅情報
1ドン=0.0046円

*チョロン地区への行き方
ファングーラオ地区とドンコイ地区の間にあるバス乗り場から市バス1番、2番に乗って20分。