2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ボリビア>2010年01月26日(Tue)
★ウユニ→列車墓場→コルチャニ→インカワシ→プラヤブランカ
:: 旅992日め : 世界旅176国め : 和人235ヶ国め : あづさ190ヶ国め ::

■雨から始まるウユニの旅
朝起きたら雨でした~、天気予報サマ、大正解だよぅ~(泣)

あづさは和人に「今日はウユニ塩湖には行くのやめて、明日を待とう」と言ってあっさり諦めをつけたほどの悪天候です。だから今日はのんびりできる日になりそうです。ボリビアでは名物の「Sopa de Caveza」(ソパデカベサ、直訳すると頭のスープ、ヤギの頭を頭蓋骨ごと煮込んだスープ)を朝食にいただいてご機嫌さを取り戻し、ウユニUyuniの町をちょこっと散歩しました。

おや? ちょこっと青空が見えてきたよ?

宿に戻ったら、青空が更によく見えてきました。「ひょっとして今日はお天気が回復傾向かも?」と、これは私たちのラストチャンスかもしれない(天気予報は向こう一週間ずっと雨だったので)と思い、ウユニ塩湖ツアーに参加することに決めました。

昨日数軒旅行会社めぐりをした中で最も安くしてくれたところへ行き、申し込みを済ませました。その後日本人女性3人(皆一人旅)が来て、私たちが「ここが一番安いと思うよ」と教えてあげたら同じ旅行会社で申し込みをしていました。彼女たちとは今日の午後から行動を共にすることになります。

さて、午前11時頃、曇天の中ですがウユニ塩湖ツアーが始まりました。まず訪れるのは、このツアー定番の「列車墓場」です。かつて使われていた蒸気機関車や貨車は、赤錆をまとい、ここに放置されているのです。そして塩湖入り口となるコルチャニColchani村で昼食を摂り、いよいよ塩湖へ!

・・・とは意気込んでみたものの、曇天まじり青空まじりの空はあまり綺麗ではない(^^ゞ ついでに観光客が多数荒らした「塩のピラミッド」(採掘した塩を高さ数十センチに積んだもの)もあまり綺麗じゃない(^^ゞ

「ま、こんなものかなー」というマスオメノス(mas o menos、そこそことかまあまあとかいった意味のスペイン語)な感触のまま、塩湖内部へと向かっていきます。

しかーし神は私の味方!!
空はどんどん晴れてすっかり快晴!! ヒューヒュー嬉しい~o(^o^)o

あづさも和人も以前ウユニ塩湖に来たことがありますが、どちらも乾季の訪問でした。でも今回は狙っていた「雨期の塩湖」です。塩の大地の上にうっすらと水が張り、その水はまさに鏡のように空を人を車を映し出すのです! 雨期の塩湖狙いは難しい一面があります。そう、もちろん天候です。雨期なだけに雲が出やすく雨が降りやすいため、快晴の塩湖を望みにくいということは容易に分かるでしょう。でも私たちは昨日見た向こう一週間の連続雨予報を見事くつがえし、今、青空の下、空が映る水の上の走っているのです! 今、ウユニ塩湖には湖面に空が映っているため、あらゆるものが空に浮いているように見える・・・すごい光景だぁ、嬉しいなぁ~o(^o^)o

ボリビア

これが、私たちの車から見たほかの車です。
私たちもこれと同じように、空を飛ぶように湖面を走っているんです!!

絶景♪絶景♪大絶景~♪ ヒューヒュー o(^o^)o

午後になり、インカワシ(直訳すると魚の島)に到着しました。ここは塩湖の中にある島で、無数のサボテンが生えているところ。塩湖ツアーはここでランチタイムとなります。ツアーメイトと奇跡の好天を喜びながらごはんを食べ、また私たちは2人で塩湖の上を散歩しました。

驚いたことに、インカワシからローカルバスが走ってきます。ツアーバスではない正真正銘のローカルバス。手を挙げてバスを止めて話を聞くと、ウユニ発リイカLlica行き、料金はたった20ボリ(300円くらい)なのだそう。数千円もする高いツアー料金を払わなくても、このバスに乗れば、水鏡状態のすばらしい塩湖を十分に堪能できるわけです。ああ、知っていたら絶対このバスに乗っていた!! 和人も「もし次があるならこれに乗りたい」と言っていました。

私たちが申し込んだツアーは、ウユニ塩湖内部の「塩のホテル」に泊まる1泊2日ツアーです。美しい水鏡状態の塩湖ドライブは続き、夕方「塩のホテル」に到着しました。夕暮れ時のウユニ塩湖は更に美しい。空はオレンジ色。湖面が鏡になっているのだから、足元もオレンジ色。夕暮れに浮かぶような気分です。

宿では、先ほど書いた女性1人旅の3人と隣の部屋になりました。それぞれ、じゅんちゃん、たかちゃん、あゆちゃんと言います。ついでに韓国人の女性ツーリスト(名前を知らないので仮にコリアンちゃんと呼ぼう)と同じテーブルで夕食を食べました。コリアンちゃんは日本語を話せないので、どうしても会話で盛り上がってしまうのは私たち日本人5人となってしまいます。めちゃくちゃ楽しく素晴らしい今日のウユニ塩湖体験を楽しく語りながら、料理に塩気が足りないなと思ったら壁をちょっと削っておかずにかけたりしながら(笑)。

「雨期の快晴のウユニ塩湖を見る」という快挙。これを見事に果たした私たちは、皆大満足で1日を終えたのでした。
本日の旅
行動 :ウユニ塩湖ツアー1日め
朝食 :sopa de cabeza(ソパデカベサ、ヤギ頭を頭蓋骨ごと入れたスープ)/ウユニの路上ごはん屋
昼食 :Fideo con pollo(フィデオコンポジョ、鶏煮込みとマカロニ)、パパ(ゆでじゃがいも)、チュニョ(ゆで脱水じゃがいも)、セボージャ(玉ねぎトマトピーマントッピング)/コルチャニの路上ごはん屋、キヌア(穀物を炊いたもの)、カルネアサード(牛肉ステーキ)、トマトきゅうりゆでにんじんゆでじゃが、コカコーラ/インカワシ島
夕食 :ビール、arroz(アロース、ごはん)、タジャリン(スパゲティー)、トマト、pollo asado(ポジョアサード、チキン焼き)、sopa(ソパ、じゃがいも野菜セモリナ(パスタ粒))、カモミールティー、アニスティー/宿
宿泊 :プラヤブランカPlaya Blanca
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旅情報
1ボリビアーノ=13.5円

*インカワシ島
ウユニ塩湖ツアーで立ち寄るサボテンの島。ツアーの食事は島の脇にある塩のテーブルで食べるが、もし島に入ってミニハイキングをするなら入島料(国立公園料)がツアー代とは別途にかかる。1人15ボリ。