2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ミャンマー>2010年11月03日(Wed)
ヤンゴン
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■ネット規制の狭間で
ここヤンゴンYangonで、窮地に立たされています(;_;)
ネットカフェに行っても、メールを使うことができません(涙) 私たちにはブータンビザ申請のための期日が迫ってきていまして、新パスポートを受け取るのは今日なのですが、昨夜も細かい連絡事項をと思って、夕方ネットカフェに入ったんです。そもそも「夜にならないとネットが使えない」と言われていたので、夜6時を過ぎてから。

大体、夜にならないとネットが使えないだなんて、絶対おかしー! 企業なんて稼働時間が昼間じゃないですか。後日日本の団体の人に話を伺うことができたのですが、政府がきつい規制をしている以上メールは一切当てにならず、他所との連絡ごとは全部FAXを使っていると言われました。いやはやいやはやはははは・・・(涙) 途上国をさんざん旅したけれど、こんなひどい国、初めてだ。

特に7日に迫った(今日は11月3日)大選挙へ向けて、在住者または国内滞在者からの情報が外国へ漏れ出すことをストップさせたくて、「ここ最近は特にネット規制がひどい」との話です。試しに、グーグル検索で「ミャンマー 選挙」と入れて最初に出てくるサイトは、開いてみると閲覧できない状態に!! そしてFacebook、Twitterから2ちゃんねる(笑)まで、人々が思ったことを即時に書き込みできるようなサイトは、全部アクセス完全拒否。ミャンマー政府が必死にネット規制作業をしている様子が目に浮かんでしまいます・・・。


今日も規制のひどさは変わっていません。閲覧できるサイトも少なく、メールも開けない、そんなネットカフェにみんななんでやってくるのかと思えば、ミャンマー人はゲームセンターとして遊びに来ているわけ。外国人やビジネスマンにとっては、連絡ごとを取りたくても取れず、苦悩の場でしかありませんが。


今日は、無事に日本大使館で新パスポートを取りました。写真は大使館近く、ヤンゴンの目玉スポットであるシュウェダゴンパゴダです。

ミャンマー

さて新規パスポートを取得したので直ちにパスポート番号をブータンへ送らなくてはならないのですね。絶対送らなければならないのに、Gmailは100回に1回とか1000回に1回しか開けません(しかも受信トレイは絶対に見れない不思議な動き方をする)。和人は、知恵と経験をしぼって、規制の隙間を縫って、何とか必要事項をメール送信完了させた模様です。でもそれが本当に成功しているかどうか不安も残ります。

何故、ミャンマーは、もっと自由な国になれないのだろうか。
何故、ミャンマー政府は、国民に自由を与えないのだろうか。

ちょっとミャンマーが嫌いになった今日1日でした。

鎖国明けで、開放政策がまだ不十分なんだよね?
これからもっと人は自由に暮らせるようになるのよね?

未だ内戦中の国なので致し方ない部分があるものの、なんだか、この国の自由な未来が遠い予感に、少し滅入ってしまった今日でした。
本日の旅
行動 :日本大使館、オーストラリア大使館、ヤンゴン滞在
朝食 :パン、ジャム、カフェオレ/宿
昼食 :モーヒンカー(麺と魚すりみ汁)、サンジー(米麺にトマト鶏油和えと揚げにんにく乗せ)、チェターンヒンジョー(チキンスープ)、シーチェ(小麦麺のチキンベース醤油とろとろ和え)、お茶、モーニージェン(漬物)/ヤンゴンの路上ごはん屋
夕食 :スンプレイ(空心菜炒め)、ビール、タミンジョーチェター(鶏肉入り焼き飯)/ヤンゴンのバーレストラン
宿泊 :ガーデンゲストハウスGARDEN GUEST HOUSE
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旅情報
1チャット=0.107円
1USドル=93.6円

*日本大使館でのパスポート作成
実は、公定レートと闇レートの格差により、ミャンマーでのパスポート取得は非常に安価。パスポート新規作成(10年用)は1070チャット、公定レートで約15900円、闇レートで約100円。増補は170チャット、公定レートで約2500円、闇レートで約20円です。