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2019 モンゴルからロシア

モンゴル横断、そしてアルタイ共和国からシベリアへ
日記:2019年09月21日(Sat)

36日目 スルグト→ノヴォシビルスク

 朝の9時に宿をチェックアウトし、市バスで空港に向かう。スルグト市バスは、バス停に次に来るバスのナンバーと到着までの時間が出るので分かりやすい。何とか雨は止んだが、気温は5度。今回の旅で一番の冷え込みだ。
19/09/21 13:09:40
 10時前にスルグト空港到着。余裕をもって国内線なのに出発2時間前に空港に来た。なのに搭乗便のチェックインカウンターには行列ができており、驚く。ウェブチェックインしているので、行列に並ぶ必要はなく、無人のボーディングパス印刷機でボーディングパスを入手し、あとは空港内を見学する。空港にも博物館のような先住民の生活を示す展示がたくさん並んでいる。写真はシャーマン(呪術師)だ。
19/09/21 13:53:36
 カフェもオシャレで、油田が見つかってから急速発展する街の写真がたくさん飾ってあった。ここからは国際線も飛んでおり、時刻表には様々な行き先が出ている。鉄道切符の売り場やバスの売り場も空港に並んでいる。バスは、ハンティ・マンシ自治管区の首都ハンティ・マンシスク行が一番本数が多い。
 飛行機は、定刻の11時50分に離陸。昨日歩いた場所が上空からよく見える。
19/09/21 16:01:10
 1時間40分のフライトだが、2時間時差があり、ノヴォシビルスク空港到着は16時半である。ノヴォシビルスクは、モスクワ、サンクトペテルブルクに次ぐロシア第3の大都市なので、空港も大きく、ここからは日本などにも直行便が飛んでいる。
19/09/21 17:34:28
 ノヴォシビルスク空港が実際に位置するのは隣接のオビ市となっている。市境を越える市バスも走っているが、ノヴォシビルスクの中心部に行くには乗り換えるか、空港バスに乗るかであり、予約していた宿は空港バスのバス停から歩ける場所なので、快適な空港バスに乗った。
 約1時間かかって、予約していた宿の到着。しかし、ここで大問題が発生。何度もメールが宿から来ており、おかしいと思った。30分ほど前に届いた最後の返信でも宿で待っているとの返事だったのに、到着した宿には宿の人がいない。泊まっていた人に電話してもらったところ、別の場所に来て欲しいという。街の中心だからこそ選んだ宿だったのに、かなり遠い郊外だ。予約サイトで元の条件を確認しようとしたところ、予約していたホステルの個室は先々までずっと埋まっている。入っている予約を無視して、月極めで人に貸してしまったのだろう。Bookinng.comで予約しており、宿側からのキャンセルは宿にペナルティーがある。そのため、こちらには連絡せずに現地で他に泊めようとしたのだ。以前もこういうことが一度あり、高い宿に自分で移ったところ、その時はBookinng.comが差額を負担してくれた。なので他の宿も少し探したが、既に当日の夕刻で、良い宿は見つからない。差額返金の手続きは面倒だった記憶があり、帰国後までトラブルを引きずるのは時間の無駄で不本意だ。旅にはトラブルがつきものなのに、それを他に影響させてはつまらない。嫌がる妻をなだめ、もとの宿との交渉で新しい宿の値引きをさせ、妥協した。
 ノヴォシビルスクは今回の旅の最終訪問地であり、大都市なのでレストランも街の中心ならより取り見取り。最後はロシア料理を堪能しようなどと話していたのに、泊まった宿の周辺にはレストランなどない。少し離れたメトロの駅周辺まで行ったが、これと思えるレストランはなく、スーパーで惣菜を買ってきて、今夜も部屋食。レストランのつもりだったことと最後だから豪華にという気持ちから財布のひもが緩んで、量を買い過ぎた。ワイン2本にパンも2種類、そしてスモークチキン、ニシンのマヨネーズあえ、マッシュドポテト、生野菜のサラダ、スメタナ・・・。並んだ料理を見て、最終日の明日夜も部屋食決定だと覚悟する。
19/09/21 22:00:58
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