大西洋の孤島セントヘレナには飛行場がなく、一般的には唯一の定期船「RMS St Helena」でのみ渡航可能。定期船といっても年に10回程度の運航で、代替船がないので、故障すればスケジュールは大幅に狂う。RMSは、Royal Mail Shipの意。この船は英領であるここに郵便物を運ぶために英国政府が運航している貨客船である。大半の客室はクルーズ船仕様だが、地元民のために2段ベッド窓のない安い部屋も若干ある。
ケープタウンからセントヘレナを片道5泊6日で往復したRMS St Helena
運航は基本的に、ケープタウンとセントヘレナ、アセンションの往復だが、英国本土に行く場合やナミビアに立ち寄る時もある。
船室:T4カテゴリー、本来は4人部屋だが、2人で占有できた
訪問時は数カ月先まで予約で埋まっていたが、船の故障でスケジュールが大幅に変わり、この時の航海ではキャンセルした人が多かった。