2人の世界旅 日々の記録

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アフガニスタン>2011年07月02日(Sat)
★イシュコシム
:: 旅1512日め : 世界旅227ヶ国め : 和人245ヶ国め : あづさ232ヶ国め ::

■病院の中にアフガニスタン
和人が入院しました。夜中、止まらぬ下痢で何度かトイレに行っていますが、昨日の夕方よりは病状は格段と良くなっているとのこと。朝起きたらあづさは一度宿に戻って、荷物を全部まとめてチェックアウトしてきました。UN(国連)関係者のゴージャスな車に送ってもらえたので、荷物を持ってほとんど歩かずに住みました。

パラセタモール(アセトアミノフェン)1錠処方。日本じゃ「子供の発熱」が適応症なんだけどなぁ(^^ゞ マイッカ お陰で熱は下がっています。

今日はあづさはおでかけしませんでした。
今日は土曜日で、見所の1つである「アフガンバザール」(国境でタジキスタンとアフガニスタンの双方から人が集まって形成する市場)もありますが、行くのをやめました。結果としては、和人の容態も良くなっていき、1日病室に付き添っていて良かったなと思います。

ただ、昼頃36℃台まで下がった熱は、パラセタモールが切れてきたのか、午後また39℃近くまで上がってしまいました。


今日は1日病室にいたわけですが、昨日タクシーを呼んでくれたガイドも、観光局の職員も、ポリオくんも、いろいろな人が、ふらりと立ち寄っては病室に顔を出してくれます。アフガニスタン人は優しいですね。控えめなお見舞いの気持ちは、実に嬉しいものです。

また、患者に出される病人食ですが、日本であれば病状に応じて献立を変えたりするところ、この病院では、ナン(ペルシャパン)とコルマ(シチュー)、パラウ(炊き込みご飯)といった、典型的なアフガニスタン料理を、どんな症状の病人にも、健常な医師や看護師にも、付き添いの家族にも一律に提供しています。

病院にいても、入院していても、ほらこの通り! ここはやっぱり素敵なアフガニスタン。

アフガニスタン

ふふ、また新たにアフガニスタン料理を食べられていますよ。嬉しいですね。
本日の旅
行動 :入院
朝食 :ノン(薄いパン)、マロイ(クリーム)、チョイ(お茶)/病室
昼食 :パロウ(トマト炊き込みごはん)、コルマ(豆とじゃがいものシチュー)、ノン、チョイ/病室
夕食 :コルマ(豆のトマト玉ねぎ煮込み)、ノン、チョイ(お茶)/病室
宿泊 :クリニック
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旅情報
1アフガニー=2円

*ビザ不要で行けるアフガニスタン
もしアフガニスタンにちょこっとだけ、限りなく危険度ゼロで行くのであれば、「アフガンバザール」にならビザ不要で行くことができる。私たちが出入国に使ったイシュコシム国境で土曜日に行われる。タジキスタン人とアフガニスタン人が双方から集まり、物資の売買を行い、また料理などを出す。タジキスタン人は「アフガンバザール」、日本語でも英語でもそう呼ばれるが、アフガニスタン人の中には「タジクバザール」と呼ぶ人もいる。パスポートを軍人に預けて、中に入る。厳密にはアフガニスタンに入国するわけではないが、アフガニスタン人のバザール雰囲気は味わえるとツーリストにも人気があるようだ。