2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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アンドラ>2007年09月20日(Thu)
ロスピタルプレランド行き夜行列車→ロスピタルプレランド→アンドララベラ→レイダ→マドリッド→リスボン行き夜行列車
:: 旅133日め : 世界旅30ヶ国め : 和人212ヶ国め : あづさ51ヶ国め ::

※この日はフランス、アンドラ、スペインとまたがりますがカテゴリーは便宜上アンドラとしました
■夜行列車でロスピタルプレランド到着:9h39m
フランス南部、ロスピタルプレランドL'hospitale-pres-l'Andに到着したのは朝7時半。列車を降りると、その列車に発車を合わせたアンドラ行きバスが待っていました。同じ列車に乗ってきた人も、おそらく全員同じバスに乗ったんじゃないかな。

列車到着が予定より10分ほど遅れてので、バスも予定より10分ほど遅れて出発しました。

■アンドラの首都、アンドララベリャ
フランスからアンドラに向かう途中、ピレネー山脈に朝陽が当たる素敵な風景が見られました。国境付近でパスポートチェック。そしてバスに1時間半ほど乗ったとき、アンドラの首都アンドララベリャAndrra la Vellaに到着しました。標高が1000mを超えるので、とっても寒いです。

アンドラは小さな小さな国。その首都はやっぱり小さな小さな町。だから、バスを降りたらまずは歩いてみました。途中入った食堂の食事を見て、文化的にはフランスよりも圧倒的にスペインと通じていることを実感しました。この世界旅では初めてのスペイン語圏だから、頭を出来るだけスペイン語に切り替えてっと・・・。

その食堂には、カウンターに5、6種類のおかずが置いてあって、私たちはジャガイモ料理、レバー料理、チョリソー3つをチョイス。美味しくてビールがほしくなっちゃって、朝食なのにも関わらずビールを追加注文しちゃった(^^ゞ

食後も街を歩きました。川沿いをお散歩したり、街を見ながらツーリストインフォメーションで地図をもらって、丘を上ったりショッピングストリートを歩いたりと、いろいろと歩きました。

アンドララベリャ

特徴的な点と思ったのは老人がほぼ全員がサングラスをしていること。お洒落感覚なのかな? あと、もらった地図に泉マークが示されていて、おそらく天然の水をひっぱった給水栓が町中何箇所にも見られます。アンドラの水は美味しくて、ペットボトルに詰めて出国したほどでした。

何より忘れてはならないことは、アンドラが免税で買い物ができる国、「免税天国」であることです。私たちは、まもなく近づいてきたアフリカの旅のために、リコーのカプリオ用に2GBのSDカードと、ニコンのD200用に4GBのコンパクトフラッシュ、そして恥ずかしながらオランダで水の中に落としてしまった一眼レフのレンズキャップを買い、カメラ環境を整備させることができました。

スーパーマーケットで、アンドラの庶民的な食べ物を買い、バスターミナルの隣の公園でお昼ごはん。

アンドラの風景ってすばらしい。南を見ても山、北を見ても山。高い高い山が、この国を無言で守るかのように、美しい天然の城壁を作ってくれているかのようでした。

■バスでスペインへ
アンドララベリャからバスで下山してスペインのレイダLleidaまで2時間弱ほどかかります。いよいよ南欧らしき南欧に入り、気温はぐっと暑くなりました。ここからマドリッドMadridまで2時間以上かかるので、レイダの町歩きを兼ねて肉屋で惣菜を買って、本日の夕食を列車内で摂りました。

■レイダ→マドリッド:2h17m
今はスペインにいますが、ポルトガルへの移動でマドリッドで乗り換えるだけの滞在です。マドリッドから更にリスボンLisboa行きの夜行列車に乗り、明日はヨーロッパ大陸の西の果て、ポルトガルを観光します。古い車体、たてつけが悪くきしむ座席での満席の夜行列車は、寝心地が最悪でした・・・。
本日の旅
行動 :ユーレイルパス旅9日め、アンドラ観光、スペインを経由してポルトガルへ移動
朝食 :tortilla de patatas(トルティージャデパタタ、じゃがいもだらけの厚さ5cmシンプル味オムレツ。ショートケーキのように切って食べる)、chorizo(チョリソー、辛いソーセージ。赤い油に漬かっている)、higado con cebolla(イガドコンセボージャ、玉ねぎとレバーを大量の油の中で弱火煮にしたもの)、ビール、コーヒー、パン/アンドラ市内の日替わり食堂
昼食 :Barra Tradicional(バーラトラディシオナル、アンドラ伝統のバゲットパン)、Ensaladilla russa(エンサラディーアルッサ、庶民的サラダで、ツナゆで卵にんじんいんげんグリーンピースオリーブアンチョビが入ったマヨネーズ仕立ての具沢山ポテトサラダ)、ビール/アンドララベラのバスターミナル近くの公園
夕食 :Barra Tradicional(バーラトラディシオナル、アンドラ伝統のバゲットパン)、pimento(ピミャント、巨大肉厚赤ピーマンを蒸してとろとろにしてを蒸し汁に漬け込んだもの)、Mortadela(モルタデラ、種抜きグリーンオリーブが丸ごとごろごろ入ったハム)/マドリッド行き列車内
宿泊 :リスボン行き夜行列車
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旅情報
1ユーロ=170円

*アンドラへの行き方
アンドラには鉄道が走っていない。そのため、スペインかフランスからバスでアクセスする。
1)ロスピタルプレランド(フランス):1日2便。パリからの夜行列車に接続している。
2)レイダ(スペイン):バス多数。マドリッド方面の新幹線と接続している。
3)バルセロナ(スペイン):直行バスが多数。
4)トゥールーズ(フランス):週末のみ運行。

*アンドラはEU非加盟国であり、シェンゲン協定非加盟国でもある。そのためアンドラ入国にはパスポートチェックがある(私たちはフランスから入ってスペインに抜けたが出国時にパスポートチェックはなかった)。
また、首都アンドララベラの標高はおよそ1100mなので、その分気温が低いことも頭に入れておくと良い。