2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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インドネシア>2010年08月22日(Sun)
ワメナ
:: 旅1200日め : 世界旅199ヶ国め : 和人243ヶ国め : あづさ207ヶ国め ::

■旅して1200日め
旅をしているときは、曜日感覚さえ失いがちです。だから旅して何日めに当たるのかなどは全く気にかからないのですが、今こうして日記をつけてみると、この日は無事に旅して1200日めを迎えた日のようです。この100日間を思い起こすと、次のようなことが印象に沸いてきます。

・太平洋の旅が本格化した。ニュージーランドはオークランドAucklandがフライト基点になり、オークランドから飛んでは戻り、飛んでは戻りの繰り返し。
・ポリネシアの国々をめぐっていく。人々の守る伝統に心打たれたトンガでは、もう一つJuncoさんとの出会いが大きい。彼女が次から次へと人の縁を作ってくれ、旅は大きく充実する方向へと変わっていった。
・空の拠点がオークランドなら、海の拠点はサモアのアピアApiaだ。世界で最も訪問しにくい三大国家の一トケラウの渡航もクリアし、太平洋の楽園中の楽園を満喫した。
・もう1つの空の拠点はフィジー。飛んでは戻り飛んでは戻り。太平洋の旅はとにかく飛行機を使うのでお金がかかる。でも、ウォーリスフツナで到着早々に見た、大量の豚を捧げる儀式がまるで記録映像のようで忘れられない。
・オセアニア後半はメラネシアの国々へ。大好きなバヌアツで、伝統を色濃く残すヤタプー村での心温まる滞在。
・オセアニアで最も色濃く強烈な土着文化を残すのはパプアニューギニアだろう。あの強烈な旅の醍醐味を味わってしまっては、私ゃ強盗に遭おうがマウントハーゲンMt.Hagenに来て良かったよ、という以外に言う言葉がない。すごすぎた。


とりあえず、この100日間はオセアニアの旅の後半戦でした。それをクリアして、旅はとうとう東南アジアに入りました。パプアニューギニアからインドネシアへ、国境線1つ越えただけでぐっとアジアを感じるようになった、そのギャップに驚いたことは今も忘れてはいません。食事の種類が複雑で多くなるのが東南アジアの特徴で、その土地の食の収集には相当の努力が必要とされますので(ホントか)、こちらも予習復習頑張ります!

この先の旅の行程はまだ未定です。包み隠さず申し上げて、本当に未定です。何しろまだまだ航空券の予約地獄が待っていますから(涙)。今東南アジアにいる以上、東南アジア諸国を先にまとめて回るプランも現実的ですし、はたまた日本に近い立地を利用して、当面は南アジアにサクっと抜けてしまって、日本に帰る直前に東南アジアに立ち寄るような行程も現実味があるからです。

ともあれ、次の100日後、どこにいるのか、とても楽しみです。


■ワメナの日曜日
さあ今日も、是非新たなコテカマン(ペニスケース1つつけるだけの男性)を見に行くべく、今日も意欲満々観光しましょう!! ・・・なんて思っても、日曜日なんですよね~。トランスポートが少なくなる日で、昨日と同じミニバス乗り場に行ったら、あるのは昨日行ったキンビンKimbin行きと、あとはタギメンTagimen行き。タギメン? うーん場所分からない~。ここワメナWamenaから訪問しそうな範囲の地図は紙に書き写して持ってきている。だからきっとタギメンは、ずっと遠いところに違いない。

何しろ明日の飛行機のチケットを買ってしまっているので、もし何かがあって今日帰ってこれなかったら洒落になりません。「日曜日はトランスポートが少ない」、しかもここは普通の町感覚を適用してはならない陸の孤島、秘境ですから、これにより、今日は遠出を控えました。

計画変更。日曜日だから、休日らしく、ゆっくりと過ごすことにしました。

そうだ、トンガでもらったカバ(飲むと思考が落ちる、太平洋諸国の嗜好飲料)の粉末(根を破砕したもの)がある。ポリネシアやメラネシアで飲まれるものは、最後のメラネシア地域であるここワメナで消費するに限る。

今日は部屋で、たぶんこの旅最後になるカバをたしなんで、気持ちふわふわ~となりながらのんびりと過ごしました。

町を歩くとDVDショップや金物屋を覗いているコテカおじさんに会えたりして、確かにここワメナは開けた町だけど、ここに来ること自体が結構な秘境訪問なんだなーと、ふと思ったりもしました。

インドネシア

この格好で町にいても、誰も気に留めていないことが、すごい。
本日の旅
行動 :ワメナ滞在
朝食 :nasi soto ayam(ナシソトアヤン、ごはん千切りキャベツゆで卵春雨香菜揚げにんにく揚げ玉ねぎにチキンスープをかけたもの)、gado gado(ナシガドガド、Lonton(ロントン、押しごはん)タフ(油揚げ)皮むききゅうり輪切りゆで青梗菜ゆでインゲンにピーナッツソースを乗せてグロッポ(えびせん)を乗せたもの)/ワメナの屋台
昼食 :Sayur kuar(サユルクワ、野菜のココナッツカレースープ)、テンペとタフの炒め物、インゲンのサンバル(辛ペースト)炒め、nasi(ナシ、ごはん)、ミー(春雨にんにく野菜炒め)/ワメナの食堂
夕食 :Bakso biasa(バクソビアサ、中華麺春雨揚げ玉ねぎ揚げにんにく香菜牛肉団子にスープをかけたもの)/ワメナの食堂
宿泊 :ホテルスリカンディHotel Srikandi
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旅情報
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*ワメナにペットボトルを持っていこう
ワメナは陸の孤島にあり、物資はすべて空路輸送されるため物価が高い。ただ食堂や宿には無料で飲用水タンクを設置しているので、周辺のダニ族村めぐりやトレッキングに出るなら、ペットボトルをためて持参して水を入れていくとよいと思う。水を買うと高い地域だし、水道水は泥まじりでちょっと飲めないので。