2人の世界旅 日々の記録

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エルサルバドル>2009年09月05日(Sat)
サンミゲル→ケレパ→サンミゲル
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■ケレパの遺跡
ここサンミゲルSan Miguelには2泊して、中日はゆっくりと観光することにしています。

近所の村に遺跡があるとのことで、今日はその「ケレパQuelepa遺跡」を目指しました。ケレパ村へ行くバスは、サンミゲルのカテドラル前を通る90G番バス。最初はそこそこ人も多かったのですが、村に着く頃には乗客はほんの数人だけになっていました。

乗客のおじさんに「ルイナス(遺跡)に行きたい」と言うと、大雑把な道を教えてくれました。

まずたどりついたところは、橋のない川。女性たちは川で洗濯をしています。橋がないのでくつとくつしたを脱いでズボンをめくって素足でじゃぶじゃぶと対岸まで渡り、私たちの遺跡探しが始まります。

川を渡ってすぐのところにいた男性(★)に、「ルイナスに行きたい」と言うと、道なりの方向を指差してくれました。だから私たちは、その道を道なりに進んでいきました。途中から、道は、一応人の通った跡はあるものの草ぼうぼう。珍しい昆虫も、きれいな鳥も見られる、まるで「エコツーリズム」の如き体験が続きます。

歩いて歩いて、それでも遺跡は分かりません。こんな小さな村にある遺跡といえば、地元のガキンチョの遊び場になるのが常ですから、絶対に遺跡につながる道はあると思うんですけどねぇ・・・。

「エストイブスカーンドラルイナース!(Estoy buscando la ruinas、遺跡探してるんですけどー)」

民家が見えるところではたまーに人に出会えたので、遺跡へ行く道を尋ねました。最後は、遺跡へ直接入る曲がり道も直接教えてもらえ、そして、私たちは、やっと、「未発掘のピラミッド」を発見した!!

ケレパ

ピラミッドを観光できるところは世界に幾つもありますけれど、たいていのものは、発見されたときは小山のように土がかぶさり、草木が生えている状態です。上にある写真のような状態です。今日見た未発掘のピラミッドもその状態。周囲に石組みがあり、ピラミッドの石が小山の土から時々顔を出しているだけ。

こういうピラミッドも良いものですね。なんだか、この天然さが、すごくいい。サイズが小さく、発掘や修復の価値がないとみなされているためか、今でも手付かずの状態になっているのでしょう。何より今日は1時間以上も歩いてこのピラミッドに出会え、その過程の中でエコツアーができ、田舎村の人々と触れ合い、自然とも触れ合えたわけです。

ちなみに、後から分かったことなのですが、ピラミッドは先ほど(★)をつけたあたりにあることが分かりました。道を尋ねた男性の位置からあまりに近すぎて私たちは間違えて道を進み続け、自然の中を歩いて歩いて、迂回してピラミッドにたどりついていたのです。

でも今日は、その間違いがむしろ楽しさにつながったのですから、1時間の迂回はむしろ大歓迎!

「エルサルバドルは火山の国」、その事前イメージにマッチした、ケレパ遺跡より見るサンミゲル火山も見事で感動しました。
本日の旅
行動 :ケレパ村観光
朝食 :ウエボコントマト(トマト入りスクランブルエッグ)、Platanos Fritos(少し甘い揚げバナナ)、Arroz negrito(黒豆炊き込みごはん)、いんげんとにんじんのソテー、トルティーヤス(とうもろこし粉の薄焼き)、Cafe(コーヒー)、タマル(とうもろこしの粒入りとうもろこし粉で作ったコロッケ風カリカリソテー)/サンミゲルの食堂
昼食 :ププサ(チーズが中に入ったトルティージャ)、レフレスコエンサラダ(角切りフルーツ入りミックスフルーツジュース)、キャベツサラダ/サンミゲルの食堂
夕食 :クルティド(キャベツ辛塩酢漬け)、ペスカド(揚げ魚)、Arroz negrito、トルティーヤス、テホーテ(インゲンの卵絡め)、オルチャタ(米粉ジュース)、チャカリーナス(しょっぱいエビ炒め)、ペピアン(コンソメ味瓜と玉ねぎソテー)/サンミゲルの食堂
宿泊 :オテルモンテカルロHotel Monte Carlo
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旅情報
1ドル=98.9円

*ケレパ遺跡への行き方
サンミゲルのカテドラルの西側の道から90G番バスに乗り、ケレパへ行く(40分、0.35$)。終点で下車したあと、「ルイナス」の方向を聞き、まず橋のない川を渡る。川を渡ると緩いのぼり坂になっていて、道が右に曲がっている。右にカーブして進んだらすぐに左に曲がる角があるので、そこを曲がって数分歩いたところの右手。看板などはない。