2人の世界旅 日々の記録

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グルジア>2009年03月03日(Tue)
トビリシ→ゴリ→クワフレリ→ウプリスツィヘ→クワフレリ→ゴリ→トビリシ
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■美しい洞穴、ウプリスツィヘ
今日は、もうちょっと遠出して、ウプリスツィヘUplistsiheを目指すことにしました。グルジアでは幾つかの洞穴遺跡が現存しています。写真を見るとヴァルジアVardia遺跡がかっこいい! のですが、地図などで標高を踏まえて位置を確認すると、今の旅行程に含めるにはアクセスがややこしいし、何より、訪問不可と思われるほど寒そうです。そういったことを考慮し、今日はトビリシTbilisiに程近いウプリスツィヘ行きました。

最初はゴリGoriへ行きます。トビリシのバスターミナルでバスを探して、ゴリ行きと確認して乗ったバスは、実は軍人バスでした。兵士輸送に使うバスで、私たちは兵士と共にゴリへ行きました(^^;;

途中の車窓風景がある意味恐ろしい。昨日平原が広がっていたムツヘタMtsukhetaが、今日は一面の雪化粧。アフリカの旅の服とさほど変わらない衣類しか持っていない私たちには悪魔の極寒だっ(>_<) 実際、路面が凍結しているゴリの町の早朝は町全体がスケートリンク状態で、すべらないように氷上を歩くだけで、泣きそうなほど弱気になってしまいました・・・。

頑張って到達したのが、スターリンの像。ここゴリは、ソビエト連邦の独裁者だったスターリンの生まれの里なのです。彼は世界で最も有名なグルジア人かもしれませんね。

その後、駅に到着。ザクザクと雪を踏みながら歩くと線路の上に出てしまい、しかもホームに登れないままそのまま列車が来てしまって、ホームにいた兵士にひっぱってもらって引き上げてもらうと、もう家に帰りたくなりました。泣きそうです。

それでも列車に乗りました。クワフレリKvakhvreli駅から極寒の白い風景の中を歩きながら、ようやくたどり着いた、ウプリスツィヘ遺跡です!!

ウプリスツィヘ

ここの起原は、紀元前6世紀から14世紀あたりまで遡ることができるそうです。実際に人類が居住していた洞窟は、大きな岩盤をくりぬくようにして作られていました。灰白色の洞窟、白い雪、青い空と、被写体としてもイイ感じの美しさ! 洞窟の中で、昔ここに住んでいただろう人々の暮らしを想像しながら食べる食事(持参してきたパンとチーズ)はなかなか良かったです。12世紀まではシルクロードの交易拠点の1つとして栄えていて、数千人の人が住んでいたというのですから、驚きです。

グルジアは、料理が美味しいし、ワインも飲めるし、人もいい。今日訪問したウプリスツィヘも良いところだったので、更にグルジアの好印象は続く予感がしています。寒いことを除いて。
本日の旅
行動 :ウプリスツィヘ観光、ゴリ観光
朝食 :カチャプリ(チーズをたっぷり包んで焼いた薄いパン)/ゴリのスーパーマーケット
昼食 :パン、グルジアチーズ/ウプリスツィヘの洞窟の中、クレブ(パン)、グルジアワイン、オーストリー(羊肉きゅうりピクルス香草入りレッドペッパーシチュー)、カトゥレティ(緑の葉と玉ねぎの入ったハンバーグ風)、グルジアコーフィー(細かいコーヒー粉を中で堆積させて淹れるコーヒー)、カルトゥーシュカ(なめらかじゃがいもピューレ)/トビリシの食堂
夕食 :サラミ入りでかキャベツトマト煮込み、パン、おつまみサラミ、玉ねぎとイタリアンパセリのサラダ/トビアス兄さんち
宿泊 :トビアス兄さんち

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旅情報
1ラリ=60.6円

*ウプリスツィヘへの行き方
地下鉄ディドゥベ駅からバスに乗ってゴリへ行き、列車駅からトビリシ方面行き列車に乗ってクワフレリKvakhvreli下車。進行方向左側に出て、橋を渡ってウプリスツィヘへ徒歩30分。朝7時にトビリシの新市街を出てウプリスツィヘ到着は11時だった。ゴリ-クワフレリ間はミニバスも走っている。ウプリスツィヘ入場料は1人10ラリ。