2人の世界旅 日々の記録

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ザンビア>2008年08月11日(Mon)
★イリンガ→ムベヤ→トゥンドゥマ→ナコンデ→シンサリ
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■ザンビア入国を目指す
今日は8月11日・・・時間はギリギリ。私たちは8月20日に南アフリカのケープタウンCape Townからクルーズ船に乗るのですが、そのリミットまで10日を割ってしまいました。今いる場所はタンザニアの山間部、イリンガIringaという聞き慣れないところです。ここからザンビアへ入国し、ザンビア南部でビクトリアフォールズ観光を経て、ナミビアへ移動し、ウィントフックからケープタウンまでフライト(このエアチケットは船会社がとってくれたもの)と、船準備も含めてこれだけのことをしなければならないので、ともあれ急いで移動しなければなりません。

昨日のうちにムベヤMbeya行きバスチケットを買っておいてあります。昨日は、ドドマDodomaからイリンガまでの道中、伝統的な民族の姿をたくさん見られ、アフリカらしい風景も楽しめたので、今日もバスからの風景には期待がもてます。

バスは朝8時すぎに出発しました。ここからは始終舗装道路を走り、バスもスピードが出ています。あまり揺れず、快適な点はよいのですが、風景はさっぱり見るものがなくつまらないもので、イリンガを境にこれだけ変貌してしまうのかと驚きました。

ムベヤでミニバスに乗り換えて国境トゥンドゥマTundumaへ行き、長かったタンザニア(急いでいるのに通算20日滞在していました)の旅からいったん離れます。

ザンビア側国境はナコンデNakondeといいます。ナコンデに入ったのが夕方6時ごろで、毎日夕方に出るという首都ルサカLusaka行きの直行バスは出てしまったところでした。

うーん・・・今からどうしようかなぁ。ナコンデで1泊して明日の夕方ルサカ行きバスに乗ると、ルサカ着は明後日の午前中になります。そのままリビングストンLivingstone行きに乗り継いでもいいんだけど、うーん、どうしようかなぁ・・・。

いろいろな人に尋ねたりしながら、なかなか良い方法に出会えずにいると、どこかの客引きが「乗せてくれる車があるよ」とばかりに、1台の自家用車のところに連れて行ってくれました。テディおじさんというその車の持ち主は、途中の村(おじさんの妹が嫁いだ村)で1泊し、ルサカには明日到着する予定でいるのだそうです。夜行バスだとルサカ到着が明後日になるから、それよりは早く着けることが、この車を選んだ決定打でした。

今日の目的地はシンサリChinsaliだそうです。名前も聞いたことのない村です。村に到着して向かったテディおじさんの妹(フローレンスおばさん)の家では、おばさんは、突然の私たちの訪問にも関わらず、美味しい美味しいザンビアの家庭料理で、私たちをもてなしてくれました。土間のキッチンも見せてくれました。

ザンビア家庭料理

ザンビアはリビングストンLivingstoneを拠点に、かの有名なビクトリアフォールズ(ビクトリアの滝)が観光名所です。実は、観光客の集まるリビングストンに行ってしまうと、素晴らしい滝を見ることはできても、その国の文化をみるような旅はできないのではないかという不安がありました。インターナショナルな食事は食べられても、“その土地の食”は食べられないのではないかとも心配していました

でも、ザンビア初日から、のどかなシンサリ村と、フローレンスおばさんの手料理に出会えましたから、もう心配無用ですね。

これで心残りなく、元気いっぱいビクトリアフォールズへ向かえまーす(^_^)V
本日の旅
行動 :イリンガからシンサリまで移動、タンザニア出国、ザンビア入国
朝食 :ビヤジ(じゃがいも)とコンゴーロ(牛足ゼラチンつき)のスープ煮込み/イリンガの路上ごはん屋
昼食 :ウガリ(とうもろこし粉をお湯で練ったもの)、ニャマ(肉とじゃがいものトマト煮込み)、ムチーチャ(青菜ソテー)とゆでグリーンピースのトマト油絡め、マラギ(煮豆)、チャイ(スパイスティー)/ムベヤのバスターミナルの食堂
夕食 :ンシマ、イナマ(肉の煮汁が煮詰まって濃厚になった煮込み)、シレンバ(煮豆)、ムサール(青菜ソテー)/フローレンスおばさんち
宿泊 :ピーケーゲストハウスP.K. guest house

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旅情報
1タンザニアシリング=0.093円
1ザンビアクワッチャ=0.034円

*国境からルサカへの移動
私たちはタンザニアのトゥンドゥマ国境から歩いてザンビアのナコンデ国境へ入った。入国が夕方だったため、夕方に出る首都ルサカ行き夜行バスには間に合わなかった。このケースの場合、
1)国境で1泊して次の日のルサカ行きバス(バスは夕方発の夜行しかないため)に乗る。ルサカ着は2日後の午前中になる。
もしより早くルサカに着きたい場合は、
2)国境でヒッチハイク。有料制なので交渉して1よりも安くなれば良いだろう。その日は途中で1泊し、翌日のうちにはルサカに到着できる。
私たちは2を選択した。1は1人150000クワッチャ、2は交渉後1人120000クワッチャだった。
2の実際の所要時間は、1日目5時間半、2日目12時間半(おじさん所要の寄り道込み)、目的の宿まで連れて行ってもらえた。