2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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タンザニア>2008年08月10日(Sun)
★ドドマ行き列車→ドドマ→ミゴリ→イリンガ
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■タンザニアからザンビアを目指して
寒い駅野宿で朝を迎えました。その前が居心地の悪い列車で夜を過ごしていたので、コンクリートの上なのに、よく眠れました。

朝になると同様に駅寝をしていた人々も次々にいなくなり、私たちも急いでバスターミナルへ向かいました。

ドドマDodomaからザンビアを目指すには、南部ムベヤMbeyaが中継点となるのですが、ムベヤ行きバスはすでに出発していました。これに乗るには前日にチケットを買っておかなければならなかったので、今回の私たちには不可能な移動方法でした。

今ある選択肢は、次の2つです。
1)もう少しダルエスサラームDar Es Salaam寄りのモロゴロMorogoroまでバスで行き、そこから幹線道路で一気にムベヤまで向かう。
2)今いるドドマから早速内陸に入り、イリンガIringa経由でムベヤを目指す。

1は、一度列車で通ったモロゴロに行くことになるため、ドドマ→モロゴロ間はほぼ同じ車窓を見ることになります。しかも、南西のザンビアへ向かうのにいったん東へ移動するのも、遠回りで気が進みません。
2は、内陸山間部を通るので、道が悪く車はスピードを出せないでしょう。途中で1泊したあとの移動手段がタイミングよく見つかるかどうかといった不安もあります。

でも結局、2を選びました。時間をかけずにイリンガ行きバスチケットを買うことができました。

さて、2。このルートを選んで大正解!!

その道はタンザニア中南部を通ります。このあたりはマサイ族居住地域だと思われます。バスには数人のマサイ族が伝統的な姿で乗っていますし、車窓からはマサイ族、途中停車でマサイ族、男性は一枚布をはらりとまとい容姿はスラリと美しく、女性は耳たぶからジャラジャラと金属板いっぱいのアクセサリー、目で見ているだけで楽しめるのです。

マサイ族

そして、観光地でないからこその、ツーリストずれしていない素のマサイ族の姿 -これが一番嬉しい- が見られ、バスの中でも落ち着かずに、心躍らせていました。

朝8時にドドマを出発し、午後1時すぎに、ミゴリMigoli村で食事休憩です。この村にも、食堂がある村の中心部では、マサイ族がおでかけにやってきていました。可能ならば、1時間でもいいからお散歩したいなって思いました(*^-^*)

残念ながらバスは再出発。そしてイリンガでバスを降りたらもう午後6時近いので、今日の移動はこれでおしまいです。

今日のバス車窓は素敵だった。
枯れた大地に、ワディ(枯れ川)、かと思えば一面の黄緑色のサバンナから広がる青い広い空。
懐かしいアフリカ、という感じが、すごくした。
伝統を守るマサイ族との出会いも、感動だった。
このローカルな道を進むことを選んで本当に良かった。

今日が楽しかったおかげで、列車泊、駅野宿と続いているのに、体は全然疲れていません。
本日の旅
行動 :ドドマからイリンガへ移動
朝食 :ウージ(とうもろこし粉、炒りピーナッツ粉、砂糖の入ったおかゆ状ドリンク)/ドドマのバスターミナル、ピッツァ(大きな長方形サモサ)/バス車内
昼食 :ワリ(白いごはん)、ニャマ(肉のトマト煮込み)、サマキ(揚げ魚)、チップス(フライドポテト)、ペプシ、パイナップル炭酸ジュース/ミゴリの食堂
夕食 :ワリ、ニャマ、マラギ(煮豆)/イリンガの食堂、コーヒー/宿
宿泊 :ルポンブウェゲストハウスLupombwe Guest House

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旅情報
1タンザニアシリング=0.093円

*ドドマからイリンガへの移動
駅から徒歩10くらいのところにバスターミナルがある。多くの会社オフィスがあるので、行き先を決めたら価格比較をしてチケットを買う。イリンガまでは1人13000シリング、所要10時間。途中ミゴリ村で食事休憩がある。この路線はマサイ族居住地域を通るため、観光客ずれしていない「生マサイ!」に出会える。バスにも大勢乗ってくる。ミゴリ村でもみかけられます。かなり好きな移動で、おすすめです。