2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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シエラレオネ>2007年12月23日(Sun)
カマクイエ→マケニ
:: 旅227日め : 世界旅46ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ67ヶ国め ::

■マケニへ
カマクイエKamakwie村に2泊でき、本当に良かった。田舎地方を見ることは、素朴な人々を見る、アフリカの旅にはとっても大事なことだと思っているからです。今からの予定では、まずマケニMakeniへ行き、そしてその後は首都フリータウンFreetownに行くかリベリア方面に行くか・・・なかなか決めかねるといったところです。

カマクイエからマケニ方面へは乗客の集まりも良く、見つけた乗合バスはすぐに発車しました。3時間ほどでマケニに到着です。

マケニは、内戦後半、反政府勢力(統一革命戦線、RUF)の拠点だった場所・・・と書くと何とも物々しいのですが、とはいえ今日の町の雰囲気はなんだか盛り上がりムード、楽しげ? なのです。チェックインした宿に尋ねると、今日は新大統領が初めてこの町に来る日だそうで、人々はお祭りムードでいっぱいなんですって。

大勢の人が、赤い服、赤い帽子と、身に赤いものをつけています。警備している警官に赤い服の意味を聞いたら、「Party color」ですって(*^.^*) 私たちもね、偶然赤い服を着ていて、嬉しいな。

ラッキーなことに、泊まった宿が式典広場に面していました。式典やその周囲の楽しい催しを見ようと、広場へと行きました。式典会場の周りは人がごった返し、大統領をチラリとも見れるような隙間さえないほどでした。しかしその周りでは、アフリカらしい伝統衣装をまとった人が式典&お祭り気分を盛り上げていて・・・ぐっと胸にくるものがありました。

“旅までプチ日誌”(≫こちら)に書いたように、あづさは、アフリカならばアフリカらしいアフリカっぽさを見たいと、心から願っていました。日本だって、着物、割烹着、囲炉裏、昔ながらの暮らし方・・・そういった“日本らしさ”を見る頻度が、時代と共に下がってきているのではないでしょうか。アフリカだってそう。もちろんアフリカに新しく生まれるものも大事だけれども、アフリカから消えゆくものこそ、この旅で見なければと思っているのです。

伝統的な踊り

昔ながらの伝統、そしてシエラレオネっぽさ。こういったものに出逢うとができ、幸せを感じない訳は、ありません。

人々のお祭り気分は、夜もずっと続いていました。

心が熱くなる、気持ちがタイムスリップできる一日を、ありがとう。
アフリカに来てよかったって思わせてくれて、本当に本当にありがとう・・・!
本日の旅
行動 :カマクイエからマケニに移動、マケニ観光、お祭り鑑賞
朝食 :パープ(ギニアのマナニと同じもの、数珠玉のような穀物を炊き、レモン汁と砂糖で甘酸っぱくしたおかゆ)、ドゥンベ(英名カッサバケーキ、マオクをすりつぶして平たいハンペン型にしてゆでたもの)に、ペペ(あまり辛くない緑のピーマンソース)をかける、バナナ、コーラナッツ/カマクイエの乗合バス乗り場の路上ごはん屋
昼食 :ヤベ(カッサバ(マニオク)の角切りに香菜みじん切りや魚粉入り粉末唐辛子を入れたとろとろ煮込み)/マケニの路上ごはん屋
夕食 :ビーンチ(ヤシ油の入った豆の辛め煮込み)とスプ(アジのような干し魚のから揚げをピーナツソースベースの汁で煮込んだもの)をライスにかけたもの、レバーとモツと玉ねぎの炭火焼き/マケニのクッカリー(食堂)
宿泊 :アムザスホテルAmzas Hotel

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旅情報
1レオン=0.04円

*カマクイエからマケニの移動
カマクイエ村の乗合バス発着所からマケニのバスターミナル前まで、1人12000レオン、所要3時間。荷物代は2000レオンからなかなか引かない。シエラレオネの他の場所では荷物代がかからないところが多かっただけに、意外である。