2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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スーダン>2011年03月26日(Sat)
★カッサラ→モロバート→カッサラ
:: 旅1416日め : 世界旅219ヶ国め : 和人245ヶ国め : あづさ225ヶ国め ::

■結婚式に招かれました
今日は、カッサラの町の名士の結婚式があるとのことで、私たちもその正餐に招かれ、会場に向かいました。屋外の広い砂の上にきれいな布で巨大なテントを作り、食事用のテーブルがたくさん並べられています。でもスーダンですから、それらは、砂の上。

昨日同様、祝事では、成人男性・成人女性・子供は、別々の食卓を囲みながら食事をしています。直径1mの金属お盆の上にご馳走の乗ったお皿が並べられ・・・実は、お皿が乗り切らなくて、「皿の上に皿を乗せる」といった、3次元的な盛り付けになっています。主食のアエシ(パン)は、ここでも健在。安飯屋の豆料理にも、豪華絢爛の婚礼料理にも活躍するパンは、スーダンの大事な存在であることが分かります。

とにかく大勢の人が来ているので、会話によって仲良くなる時間がありません。食べたら、次のグループを食卓に着席させなければならないので、退席しなければならないのです。いろいろなことが日本とは違って当然。アフリカ人の結婚式の会場に来ているのだから、その雰囲気にめいっぱい飲み込まれたい!

スーダン

正餐が昼だったこともあり、午後はゆとりの時間ができました。少し昼寝もして(お腹がいっぱいになったので・・・)、明日の準備をする元気が出ました。エリトリアナクファへの両替も済ませました。先日の日記に書いたように、外貨の持込みについて最も苦労を伴うエリトリアへの越境を目前にして、「荷物検査があってもここなら絶対見られない」場所に、米ドル札とナクファ札を隠し持ち、一応やれることはやってみたつもり。

長く滞在してしまったカッサラは、本当に大好きな町になりました。砂の町には、男性、女性(特にアラシャイダ族)のエキゾチックな格好が異世界のようにマッチし、多民族が共存する町は、人が優しい。

特に仲良くしてくれ、いろいろと施してくれた、オスマン兄さん、タハ兄さん、アブドゥル兄さんには、本当に感謝しています。



今年1月、インドにいたときに、スーダンの南北分裂が決定したことを知りました。あづさはスーダンは南部しか行ったことがなく、南北が別の国になるのなら、スーダンの北部も見ておきたいと、強く希望して、アラブ諸国の政変という不安要素はありましたが、再びアフリカの大地を旅することが叶いました。

夢を持ってきたスーダンだった。だからこそ、夢が昇華するような、素晴らしい思い出が蓄積できて、本当に嬉しい。こういうことこそ、旅の大きな幸せです。

さあ、明日こそ、勝負の国境越えがやってきます。

エリトリアへ。
美しい大地を越えて。
本日の旅
行動 :結婚式ご招待
朝食 :なし(昼に備えて食べない)
昼食 :キスラウェイカ(キスラ(穀物粉クレープ)とウェイカ(乾燥オクラパウダー))、オロズ(ごはん)、ダレ(牛肉かたまり肉のグリル、チキンかたまり肉グリル、アエシ(パン)、カステル(ミルクプディング)、タラタ(きゅうり青唐辛子オリーブにんじんのサラダ)、ギーマ(揚げじゃがトマトソース絡め)、ジグニ(羊肉トマト唐辛子煮)、ゆで卵、ザバーディ(なめらかポテトサラダ)、マハシ(トマトやなすに米ひき肉を詰めたもの)、カンモニア(内臓トマト煮)、サラタバジンジャン(焼きなすごまペーストあえ/結婚式会場
夕食 :フール(煮豆)、タマーティム(トマトサラダ)、バサル(玉ねぎ)、アエシ(パン)/カッサラの食堂
宿泊 :フンドゥークダルフール
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旅情報
1ポンド=30.1円

*カッサラで両替
カッサラの町でのスーダンポンドやUSドルからエリトリアナクファへの両替は、エリトリア国内で公定レートで行うよりも遥かにレートが良い、エリトリアの闇両替レートに近いレートでナクファへ両替できた。