2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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チリ>2010年03月01日(Mon)
プンタアレーナス
:: 旅1026日め : 世界旅180ヶ国め : 和人235ヶ国め : あづさ192ヶ国め ::

■足止め3日目
朝空港に電話をしたけれど、昨日まで問い合わせに対応していたオフィスは、今日はクローズしています。開いてもいないのかー、がっくし。

午後は、プンタアレーナスPunta Arenasの市街地にあるLAN航空オフィスに行きました。とりあえず、飛行機は飛ばなかったものの、私たちはもちろん高額の航空券代を払っているので、最後まできちんと対応してもらわなければなりませんし、代替のフライトがどうなるのかをちゃんと聞いておきたい。

LAN航空オフィスの前は、オープンの午後3時になるにつれ、行列が膨張していきます。あとから知ったのですが、地震以降足止めとなっている人はプンタアレーナスだけでも3000人もいるのだそうです。

大行列~の先頭部分からの光景。テレビカメラが取材に来ていますね。約束の3時になってもオフィス開かないもんだから、みんなイライラしています。

チリ

この様子がテレビで放映されていたら私たちもテレビに映っていたのかもしれませんが、それは確認することができませんでした。その代わりという訳ではありませんが、地震当日プンタアレーナス空港に新聞記者が取材に来ていたようで、私たちのことが数日後の新聞に掲載されています(笑)

「地震当日チリ全土でLAN航空全便運行停止。プンタアレーナス空港のLAN航空カウンターでは日本人2人がマルビナス(※フォークランド諸島のスペイン語表記)行きフライトについて質問をしていた」と書かれています(笑)


さて、こちらオフィスの話に戻しましょう。整理券が配られて、長時間待って、やっと私たちの番。でも当たった担当者が悪かった。英語を話せない&こちらはスペイン語は流暢ではない、だからさっさと終わらせようと、簡単にうそをついちゃう訳ですね。「マルビナス(※フォークランド諸島のスペイン語名です)へ行くフライトは次はいつになるのか」という、最もよくあるタイプの質問をしても、「ノーフライトエステセマナ」(今週はありません)と、一言で済ませる・・・。「じゃあ何で、今週はないと言えるのか? スケジュールがあるのか?」と言っても、「エステセマナ・・・」と、同じ返事の繰り返しです。続いて、「返金はランチリ航空で使えるクーポン券」なんて言い出すもんですから、こっちもかなり怒ります。日本人にそんなチリの飛行機会社の何万円分ものクーポン券はいらんのじゃ(怒)返すなら金だろーが(怒)


先週が地震で、今週もフォークランド行き飛行機が飛ばないと、先々週にフォークランドに行った人は来週まで現地で足止めになるはず。「彼らは3週間もマルビナスにいるのか?」という質問にも、いい加減な担当者は「シ」(はいそうよ)と簡単に済ませちゃうんですよね。で、すぐに返金手続きに持っていきたがるのです。

押し問答にも応じない馬鹿担当者(女性です)に、何を言っても、望む答えが返ってこなくて、和人は、ここまでずっと交渉を頑張ってきたのですが、あまりに相手が「今週はノーフライト」を言い続けるので「もういい、お金返してもらう」と判断して、で、それを馬鹿担当者に伝えて返金額を計算させました。・・・結果唖然。払った金額より少ない金額が出てきたよ!?

私たちは(A)プンタアレーナス-フォークランド往復と、(B)サンチアゴ-イースター島ストップオーバー-タヒチ行きフライトをまとめて買っています。その金額を(C)としましょう。

彼女には(A)の金額を出させました。
でも実際に払ったのより絶対少ない。それを(Aウソ)とします。
「じゃあBの区間分の料金出してください」と言うと、(C)から(Aウソ)を引いて、(Bウソ)の料金を単純に出すんですよ。つじつま合わせるためとかじゃなく、計算の仕方が、本当、低脳です。

しかもその担当者、さっさとこの件を終わらせたいようで、返金手続きを進めています(クレジットカードへの入金形式)。あづさはどーーしても、納得できないことがあって、もう一度たずねました。さっきと同じ質問です、「じゃあ何で、今週はフライトがないと言えるのか?」・・・そうしたら、担当者、「ノセ」って言うんですよ、「知らない」と! むかっ! 結局スケジュールも把握していないのに、フライトの代替手続きが面倒くさいから、顧客に対してはどんどんキャンセル&返金手続きに持っていく、というわけです。頭きますよね。

この状況ですから和人も他のスタッフにクレームつけています。「もっと英語話せる人はいないのか」と言っても、「この人」と他のスタッフもこの担当者を指差すだけ。でも彼女、たいして英語できません。「返金手続きしないなら帰ってください」と言い、本来行うべきフライトの代替手続きをしようとしないんです。それが最もおかしい行為であるのに・・・。何故ならこの時点でLAN航空WEBサイトでは「地震によって飛べなかった客を優先的に代替便へと振り替えます」と明記しているのに、それを履行しようとしないのが、すごく悔しい・・・。


喧々諤々の剣幕に、隣のカウンターで顧客対応をしていた男性がやっとこっちに首をつっこんできました。おおー、英語できるじゃん!流暢じゃん! 上手じゃん!!  さっきのウソつきスタッフにまた激怒の気持ちを抱きつつ、彼に、先ほどと同じ質問をしました。「マルビナスへ行くフライトは次はいつになるのか」
「彼女は今週はフライトがないと言ったが、じゃあ何で、今週はないと言えるのか?」
の2点です。

帰ってきた答えは、私たちが希望するものでした。
「今週はフライト予定はあるが、満席だ」と。


馬鹿担当者が答えた「今週はフライトはない」(1)と、
隣の担当者が答えた「フライトはあるが満席」(2)とは大ーーー違いです。
(1)では飛行機自体がないわけですから私たちが今週フォークランドに行ける可能性はゼロになりますが、(2)の場合はキャンセルの客さえ出ればフォークランドへ行けるんです。今回の震災では国際窓口のサンチアゴ空港が打撃を受け、外国からチリに来る人自体が減るわけですから、予想では、ごっそりキャンセルが出るはずなんです。つまり私たちは(2)ならば、高確率でフォークランドに行けるのです!!

当然、怒りますよ。ここまで私たちに嘘八百ついてきた馬鹿担当者に。そしたら彼女、妙に逆ギレして、警備員呼んで私たちをつまみ出そうとする・・・、ああ、こんな人の考えることが理解できません。

でも警備員は私たちの味方もしてくれました。警備員を通して、明日私たちを優先的に支配人に話をさせるという約束を作ることができたので、今日は、何の手続きもせずこれでおしまいとします。


疲れちゃった。

ごめんね、読んでくれた人も疲れたよね・・・。

さーて、明日はどうなることやら、です。
本日の旅
行動 :プンタアレーナス滞在
朝食 :パン、マーマレード、コーヒー、マンハール(アルゼンチンのドゥルセデレチェと同じもの)/イヴァンとカロリーナの家
昼食 :昨日の昼パスタにバジルオイルをかけたもの、パインジュース/イヴァンとカロリーナの家
夕食 :寿司パーティー(ローストビーフ寿司、ツナオニオンマヨ寿司、だしまき卵寿司)、赤ワイン、レタスサラダ、オニオン醤油ドレッシング/イヴァンとカロリーナの家
宿泊 :イヴァンとカロリーナの家
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旅情報
1チリペソ=0.18円

*プンタアレーナスからペンギンツアー
今日の日記と関係ないですが(笑)、可愛らしいペンギンさんでお茶を濁します(^^ゞ
プンタアレーナスはペンギン繁殖地に近く、市内の旅行会社はこぞってペンギンツアーを出しています。私たちが見たところでは、日帰りツアー7000ペソ。ペンギンがより多くいる近郊の島へのツアーが35000ペソでした。産卵から子育てで皆が集う夏の時期(日本の冬)がペンギン観光のシーズンです。