2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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チリ>2010年03月19日(Fri)
★サンチアゴ
:: 旅1044日め : 世界旅181ヶ国め : 和人236ヶ国め : あづさ193ヶ国め ::

■サンチアゴ市内観光
今日は金曜日です。まだ平日ですから、ハルミちゃんは仕事に行かなければなりません。ハルミちゃんと大学生のエミコちゃんは早朝から出発していきました。

午前中は、お母さんとケンイチ君と私たちの4人で、近所のフェリアに行きました。フェリアとはスペイン語で市とか縁日という意味で、路上に衣料品店や生鮮売りなどがずらりと並んでいます。みんなマイ・カラカラカートをひっぱってお買い物に来ています。

お母さんは食料品をいっぱい買って、あづさは下着を少々新調。青空の似合う陽気な市は楽しかったです。

エミコちゃんが午前中のクラスを終えて帰宅しました。嬉しいことにお母さんがとっても張り切って私たちを観光に連れて行ってくれるようで、それにエミコちゃんとケンイチ君がいたら、楽しいに決まってる(*^.^*) しかも、ツーリストが好む場所を調べていてくれて、ケンイチ君は見所案内をインターネットで調べてプリントアウトしたものを持ってきてくれています。ついでにエミコちゃんの学校の友達もいて、楽しい6人組となりました。

荘厳な建造物が目を引くかつての駅&現カルチャーセンターはまるでミュージアム。サンチアゴSantiagoに来たツーリストが多く立ち寄る中央市場は新鮮な魚がずらりと並ぶ魚市場。私たちはこの中央市場で美味しいお昼ごはんをいただきました。お母さんは生粋チリ人の主婦ですから、料理法について何を質問しても、細かく答えてくれるからあづさはすごく嬉しい。そこに、日本語をかなり思い出したエミコちゃんの日本語解説が加わるから鬼に金棒ですね。嬉しいな。

その他、教会、カテドラル(大聖堂)、ミュージアム、セロサンクリストバル(サンクリストバルの丘)、パルケ(公園)などなど。お天気が良かったので、今日はいっぱい歩きました。丘の上から眼下に広がるサンチアゴの広角な景色もすごく良かったです。




そうそう。巨大地震後のサンチアゴについて。
地震発生当日、最初に見たサンチアゴの映像が、諸々が崩れ落ちた空港の映像でした。だから、サンチアゴは、首都であり人口も集中するところだけに被害が大きいという印象を持ってしまっていました。でも実際にサンチアゴの街を見てみても、倒壊家屋などは特に見ることがありませんでした。ハルミちゃんの家もきれいで地震の被害など感じられません。揺れは大きかったようで、棚から物が落ちたりはもちろんあったそうですけど、阪神・淡路大震災における神戸市のような、人口が極度に集中する場所での被害が、思ったよりは断然少なくて、率直にほっとしました。ただ屋内では物が落下しているので、博物館の類は、内的被害が大きかったようです。旅した時点で地震から約3週間後。サンチアゴでは博物館等は軒並み入場禁止になっていました。
本日の旅
行動 :サンチアゴ観光
朝食 :パンフランセス(フランスパン風の食感で小さめのパン)、パンアユヤ(硬くて丸くて薄いパン)、ハム、チーズ、桃ジュース、コーヒー、お茶/米倉ファミリアの家
昼食 :Chupe de loco(ゆでアワビのマヨネーズがけ)、pastel de jaiva(パステルデハイバ、カニ肉たっぷりのほのかに甘いクリームグラタン)、マンサニージャ(カモミール入りお酒)、ピスコサワー(ブドウの蒸留酒とレモン砂糖氷のカクテル)、パン、ビール、chupe de mariscos(チュペデマリスコス、6種類の魚介を煮込んでとろみをつけてチーズをかけてオーブン焼き)、picorocos al vapor(ピコロコスアルバポール、フジツボ蒸し)、pebre(ペブレ、トマト玉ねぎ香菜唐辛子等の辛いミックス)/中央市場のレストラン
夕食 :charuquican(チャルキカン、じゃがいもかぼちゃ牛ひき肉生とうもろこし玉ねぎにんにくズッキーニほうれんそうにんじんピーマンなどを煮てつぶしたもの)、玉ねぎピクルス、ミックスピクルス(にんじんきゅうりカリフラワー小玉ねぎ)、アセイトゥナ(オリーブ)、ピスコサワー、ポテトチップス、マニ(ピーナッツ)/米倉ファミリアの家
宿泊 :米倉ファミリアの家
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*セーナとオンセ
私たち日本人にとっては、1日3食の食事のうち夜に食べるものは「晩御飯」や「夕食」と特に区別なく呼ぶが、チリ人にとっては、「しっかりした夕食(豪華)がセーナ」、「軽い夜の食事(簡素)がオンセ」と使い分ける意識がある。通常食べるのはオンセだから、もしチリ人と対話しているとき、「そろそろセーナにしましょうか」などというと相手はごちそうをイメージしてびっくりしてしまう。なおチリ人のオンセはトーストとジャムだけ、あるいはスープ類1品だけといったまるで朝食みたいな食事となることが多々ある。