2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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トンガ>2010年05月24日(Mon)
★オークランド→ヌクアロファ
:: 旅1110日め : 世界旅188ヶ国め : 和人239ヶ国め : あづさ200ヶ国め ::

■旅経験値
今日トンガで、あづさの旅渡航国数が多分200ヶ国になります。数え方はその人が何を求めるかによっても違うし、例えば北キプロスや南極や西サハラなど+1と数えたり数えなかったりされる地域もあります。私が意識しているのは数ではなく、できるだけ、旅している間はその土地の文化を知っていこうということです。きれいな風景や建物を見るだけならネットを使ったバーチャルでも近似的なことができるけれど、人と接して文化に接し、その国の料理の味を体験することは、旅していないとできないからね。

そんな想いで旅を続ける中、文化・生活の一端である「その土地の食」の経験値を積むことはすっかりこの旅のテーマになりました。もちろんきれいな海があれば泳ぎますし、きれいな風景や建物があれば写真を撮ります。風光明媚な風景があれば歩きます。まだまだ、いろいろな文化に触れながら、自分の夢を叶えながら旅を頑張っていきたいと、思っています。


さて、オークランドAuckland国際空港での2連泊は、予想以上に快適に終わりました。空港で目覚める朝、大きな窓から見る夜明け前の滑走路は見るに耐えないどしゃぶりーーー。この雨では飛行機が到着できないんでは・・・と不安になります。朝4時半にチェックインカウンターに行き、とりあえず搭乗手続きはしてもらえたので、飛行機はきっと来るだろうと信じての、朝の始まりでした。

■トンガの旅の始まり
およそ4時間半のフライトで、トンガに到着しました。トンガは日付変更線の中心線よりも若干東に飛び出ており、それゆえ、あづさが小さい頃読んだ本では「世界で最も早く一日が始まる国」として紹介されていました。体格の良いポリネシア人の国で「巨人伝説」の舞台になった国とも言われています。その2点が、小さい頃から描いていたあづさのトンガのイメージでした。

空港に着きました。そして、一気に興奮度が上がりました。到着ゲートを出るとタクシーの客引きもいる人ごみの中に、ゴザみたいなものを腰に巻いた人々が多数いるからです!! 「キター伝統文化だっ!!」( ̄▽ ̄*) と、ホント、嬉しかったなあ・・・。

トンガ

黒い衣装にゴザのようなものを巻く。これはトンガらしい姿と言えるでしょう。「日本を出てきているのだから、日本人と同じ格好をした人を見ても面白くない。」という持論があるので、裸族ほどのインパクトはないにしても、大きなゴザをダイナミックに巻く人々にはやっぱり大きな、一種の衝撃があります。昔、大阪の民俗学博物館の1コーナーで、太平洋文化の展示を見たときの記憶がふつふつと蘇ってきます。あのときはゴザはガラスショーケースの中にあったけれど、今は、今を生きるトンガン(トンガ人)が実際に身に着けているのですから、展示物なんかよりも遥かに感動は大きい。後から知るのですが、その大きなゴザは「タオバラ」と言い、タオバラの下につけるスカートのような衣装(男性も女性も着用する)は「トゥペヌ」と言うそうです。

ただ、空港を出てすぐ見られる伝統文化とは、時に「観光客への披露」でやっていることもあるので(≫こちら)、この姿が空港の外に出たら見られないのではないかという不安もありました。だから、空港で、その姿をした人たちの写真を何枚か撮らせてもらいました。


空港を出たあとはまっすぐ、以前からメールで交流していたJuncoさん(ブログ上でのお名前です)の勤める病院に行きました。和人は歯に詰めたメタルが仏領ポリネシア(日本人にはタヒチと呼ばれる国)にいたときから外れており、痛みがなかったのでここまで放っておくことができたものの、すぐにでも治療をする必要があります。そのことを事前に相談をしたら、歯科医師の診察予定を今日の午後にアレンジしてくれていたのです。

トンガ人歯科医師に診察してもらったら、予想通り、即治療することになりました。海外に出ると、日本大使館に医務官の先生はいても、日本語のできる歯科医師に会うことは滅多にありません。おかげで和人はイランで、あづさはスリナムで、「たったこれだけの治療にそれは高すぎるでしょーー」という不本意な治療費を払ってしまっています(背に腹を変えられずに)。でも今回は日本で歯科を学び日本語が上手に話せる歯科医師の診察と治療。そして、歯科医院勤務の経験もあるJuncoさんが入ってくれて(アドバイスいっぱいいただきました♪)、私たちは2人とも不安なことがなくなり、大満足しました。


南の島なので、首都に滞在するだけではなく、是非離島にも行きたいと思っています。でも首都にいる間はJuncoさんのおうちに泊めてもらえることになっています。しかもその初日となる今日の夜、首都ヌクアロファNuku'alofaに住むほかの日本人の方々を家に呼んでくれて、小さな宴会を開いてくれました。トンガに住む日本人にトンガのことを教えてもらえるってすごくいい。まるで自分までトンガに長く滞在していると思えるかのように、いろいろな体験を言葉で伝えてもらえるのです。ざっかけない話も、真剣な体験のお話も、どれも楽しかった、本当にありがとうございました!!
本日の旅
行動 :オークランドからヌクアロファへ移動、ニュージーランド出国、トンガ入国
朝食 :パン、チーズ、ソーセージ、コーヒー/オークランド国際空港
昼食 :Talo(タロイモ)、Lu Moa(ルーモア、タロイモの若い葉と鶏肉をココナッツミルクで炒めたもの)、チョコレートケーキ、コーヒー/ヌクアロファの病院
夕食 :ごはん、ねぎ納豆、たまごかけごはん、新じゃがコロッケ、千切りキャベツ、かに玉、ビール、赤ワイン、タロイモベーコンにんじんインゲンの煮物、ポテトチップス、きゅうりの漬物おかか乗せ/Juncoさんの家
宿泊 :Juncoさんの家
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旅情報
1ニュージーランドドル=68.4円
1トンガドル=49円

*小さなトンガ語
すみません --- ファカモレモレ
こんにちは --- マロエレレイ、マレイ(短縮版)
お元気ですか --- フェケハケ
はい元気です --- サイペー
ありがとう --- マロアウピト、マロー(短縮版)
はい --- イオ
いいえ --- イカイ
さようなら --- アルア(バイバイも十分通じる)
またね --- トキシオ