2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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モルディブ>2011年02月02日(Wed)
マレ
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■マレ観光と雑惑と
世界にこんな「面白い国」かつ「変わった国」があるなんて思ってもみなかった、今日からの日記に、そんな実体験が少しでも紹介できればと思っています。

モルディブは、小さな島が多数集まった国、絶海の孤島。
首都マレMaleのある島は、東西2.5km、南北1.5km、島一周歩いても1時間もかからない所なのに人口は10万人を超え、「江ノ島に渋谷がある」ような、奇妙な光景をかもし出しています。小さな島は珊瑚の上に出来ているので、山などありません。オール平地です。

オール平地で、道は立派なアスファルトで完全舗装されているのだから、みんな歩けばいいじゃない? 交通を整備するのなら、例えば環状チンチン電車を作るとか、環状バスを走らせるとか、みんなが自転車に乗るとかすればいいじゃない? なのに、一定年齢を超えた人たちは皆車かバイクに乗っているんです。「世界一の人口過密首都」でバイクだらけだから、交通渋滞ハンパない! 通学だって歩けばいいのに、学校が終わる時間になると親が車を出して学校前で待っていたりするから、余計渋滞がひどい。マレはどこに行ってもバイク駐輪の嵐。それが小さな島国に見られるのがとても違和感があります。

国民は原則として全員ムスリムです。イスラム教徒です。
例えば太平洋の南の島国はキリスト教が主宗教となる国ばかりでしたので、ムスリムが青い海のリゾート国家にいること自体がユニークと思えます。「外では肌すら見せてはならない」というクルアーン(コーラン)の教えの下で生きる女性たちといえば、例えばイエメンのこんな感じ(≫こちら)とか、イランのこんな感じ(≫こちら)のように、なんというか、外向けのお洒落とは縁遠いイメージがあるものですが、でも「渋谷・代官山ばり」のお洒落なメインストリートには、外出用の服でも露出の高いお洒落女性ファッションが売られていて、なんとも違和感。

若い男性が、特に「渋谷感」を盛り上げているぅ(苦笑) 勝手ながら「メンズノンノたち」と名づけさせてもらいますが、ちょっとユルいファッションというか、ファッショナブルというかユルカジというか、よれたヘアスタイルから靴のセレクトまで、ひたすら皆がメンズノンノモデルっぽい~。チャラチャラした格好でダラダラとバイク乗り回して携帯片手にチャラチャラ遊んでる。彼ら(または彼らの親)は絶対裕福なんです。モルディブ人ですから。

勤労しているモルディブ人もいます。今日リコンファーム等の用事を済ませるためにミヒンランカMihin Lanka(航空会社)の代理店へ行ったのですが、そこの窓口男性も、いやんその髪型、そのペンダント!! 助けて~!!またメンズノンノだよ~。仕事中に携帯チャラチャラ、「おぅ、じゃあ今日6時に待ち合わせな」みたいな電話じゃんじゃんしています。そんな調子ですから、そのオフィスの若い人たちは皆、仕事できてません!! たった1つのリコンファームをしてもらうだけで1時間以上かかってしまって、なんだか時間を損してしまいました。

モルディブの庶民の食堂は「ホタ」と言います。食事時にはおなかにたまるもの(ロングイーツ)を出し、その合間の時間帯には軽食(ヘディカまたはショートイーツ)を何種類も置くようなところです。そういう庶民の食堂でならモルディブ料理を色々と楽しめますから、世界の料理を体験・収集したいあづさには良いところです。で、いつものように、食べるものを注文して、その料理名や使っている食材名をディベヒ語(モルディブの公用語)で聞こうとしますが・・・、あれー、お店の人答えられないみたい? そう、実は、食堂の給士レベルの、おそらくは賃金が安い職種に就いているのは大方がバングラデシュ人だったりするのですね。泊まった宿の受付を担当していた人もバングラデシュ人でした。経営者がモルディブ人で就労者が諸外国からの出稼ぎの人。そういう図式はモルディブでは珍しくないんです。



モルディブはなんだか面白い。
どこをとっても、一風変わっていると思いました。だから、今日はいろいろなものを見ることができ、マレ歩きが楽しかったです。


また今日は、野菜や果物を売るマーケットと、魚市場も観光しました。その成果が下の写真♪

モルディブ

「血(流れる血)を食べてはいけない」というコーランの教えにより、イスラム教徒は生ものを食べません。彼らが身をサク取りして買っていったあとには見事にトロを残した中骨が残ります。魚市場ではさばき終わった直後の、新鮮も新鮮な中骨を無料でもらうことができます♪ 中骨のすき身は、日本では食通が好んで食べる部位♪ ネギトロに相当する部位ですよ♪

醤油もわさびもセッティングOK♪
トロをおなかいっぱい食べる毎日なんて日本じゃ予算的に絶対無理♪ 美味しすぎ~♪♪
本日の旅
行動 :マレ観光
朝食 :ビスナウ(卵を使った揚げパンケーキ)、ツナフライドライス(魚のそぼろ入り焼き飯)、ツナヌードレス(魚のそぼろ入り汁なしインスタントヌードル)/マレの食堂
昼食 :まぐろとろ、かつお、中国茶/宿
夕食 :マスリハ(カツオカレー)、トレドンディア(いわしのターメリックココナッツスープ)、バイ(ごはん)/マレの食堂
宿泊 :シャマムゲストハウスSHAMAM GUEST HOUSE
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旅情報
1ルフィア=6.7円

*モルディブの言葉
モルディブでは文字も独特なものを使う「ディベヒ語」が公用語だが、かなり多くの人が流暢な英語を話す。また出稼ぎに来ている多くの外国人も英語を使っている。モルディブ人同士はディベヒ語を今も使っているが、旅行者が旅の間にディべヒ語を使う必要性はまず出てこないだろう。