2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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モロッコ>2007年10月09日(Tue)
テトワン→ナドール行き夜行バス
:: 旅152日め : 世界旅36ヶ国め : 和人212ヶ国め : あづさ57ヶ国め ::

■テトワン、今日も世界遺産のメディナへ
さあ今日は移動日! ということで、CTMバスターミナルへ行ったら、今日のメリリャMelilla(モロッコ内にあるスペインの飛び地)方面へのバスは夜行のみと教えられ、あらあら昼間はテトワンTetouan滞在決定となってしまいました(^^;;

テトワンは、美しいメディナ(旧市街)が世界遺産に登録されています。テトワン到着初日に、夕暮れ時のメディナを観光したのですが、今日のような良いお天気だと美しい白い壁が陽光を浴びて輝くように美しい。だから今日も、新鮮な気分でメディナを散策することができました。そうそう、観光客っぽい人に一切出会わなかったのも、テトワンの素顔が見れるようで嬉しかったです。

テトワンのメディナ

更に嬉しかったのは皮なめし場に出会えたことです。牛や羊の毛を刈る人、毛を削ぎ落とす人、恐らくは薬品が入ったウェル(井戸のような穴)の中で、じゃぶじゃぶと皮をなめす人。働く人々は私たちを快く受け入れてくれ、皮なめしの様々な段階を快く見せてもらえることができました。観光客ずれしていないテトワンだからこその、気持ちよい観光だったと思います。

皮なめし場はフェズFesの街でも有名で、あづさは是非訪れておきたいと思っていました。でも、和人の「規模だけ見ればフェズと対等。でも、メディナも皮なめし場も、だんぜんテトワン勝ち」という言葉、そして大いに納得する観光の気持ちよさに、後日、本当にフェズ行きを蹴っちゃいました(^_^)V

今日は、モロッコ人と同様にラマダンを守ってみようということになり、日中は何も食べず、何も飲んでいません。そうなると、午後6時の合図が待ち遠しい。普段甘いものが苦手な私たちなのに、甘いものが空腹を通りすぎた胃袋を少量で落ち着かせてくれることなど、ラマダンとラマダン食の整合性がはっきりと理解できるんです。これも、モロッコの旅の一環といって良いですよね。

そして夜10時前、夜行バスで、モロッコ北東部の田舎町、ナドールNadorへ移動を始めました。
本日の旅
行動 :テトワン観光、ナドールへ夜行で移動
朝食 :パン、チーズ、桃ジュース/宿
昼食 :なし(ラマダンなので周囲も日中は飲食していません)
夕食 :ハレーラ(今日はレモン添え)、シャバヒーヤ(かりんとうのような甘いお菓子)、ツマラ(デーツ(ナツメ)の甘い実)、ルバイ(ゆでたまご)、カムンメハ(クミン塩)、シャイビナアナア(ミントティー)、カフェオレ/カフェ
宿泊 :ナドール行き夜行バス

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旅情報
1ディルハム=15円

*ラマダンの間のモロッコの食
日が出ている間は飲食ができないというラマダン。日暮れの合図(サイレンや大砲音など)と共に、店ではハレーラ(伝統スープ)や甘いもの、ゆでたまご等が供される。パン等の持ち込みは自由だった。ワンドリンク注文だけでハレーラを無料で供するお店、ワンドリンク・ハレーラ・甘いもの・ゆでたまごのセットを15ディルハムや20ディルハムといった一定価格で供するお店などがある。