2016-7 イタリア、バチカン、マルタ

アルゲーロ→モンテレオネロッカドリア→マーラ→アルゲーロ

昨日でサルジニア島の大観光を終え、今日はのんびりしても良いのですが、折角レンタカーを借りていることだし、ドライブしに行きましょう。

昨日のレンタカー大移動でのサルジニア島観光で得たもの。それは、単に、お目当てのバルーミニBaluminiの世界遺産のヌラゲが良かっただけではありませんでした。海沿いの道や山道を通り、海も山も、都市も村も見る中で、山間の小さな町や村ほど、石造りの家屋が多く残る、情緒ある風景が素敵だと気がついたのです。

「どこか、昨日見たような、山の集落に行ってみたいね」という会話から、
1)折角ならばこれまで通ったことのない道で
2)今いるアルゲーロAlgheroから日帰りが楽にできる距離で
3)山間部の小さな町

これらのことから、目的地をマーラMara方面へと決めてドライブを開始しました。

今日も晴天でドライブが本当に気持ちがよい。峠を登るために車道が九十九折になっていて、それを頑張って登りきると、空気が実にすがすがしい。山がちな地形が多いサルジニア島では、何度も何度も九十九折の道や、何度も峠越えを経験します。

サルジニア島にはいたるところに羊が飼われています。首には鈴をつけており、カランコロンと音がするのが、童話の世界のようでもあります。

何度目かの峠を越えるとき、峠の上から湖が見えました。その湖沿いには断崖絶壁の高い丘があり、注視すると、切り立つ丘の上に気高くそびえる「天空都市」!! まるでそれはイエメンのコーカバンのよう? わーロマンチック~、素敵~、見てみたい!!

車を進め、テーモTemo湖を越えて丘のふもとまで到着すると、あまりの絶景に、思わず車を停めてしまいました。見上げるその街は青空の中に姿を映し出す、天空都市そのものだと思いました。

Monteleone Rocca Doria

そこは、モンテレオネロッカドリアMonteleone Rocca Doria。

急峻な九十九折の道を上がると、すがすがしいばかりに素敵な街が現れました。家の数は多くなく、規模の小さな街のようです。12世紀のお城の遺跡があり、古くから街があることが分かりました。こんなに急峻な丘の上ですから、昔はきっと水を引き込むのも食糧確保も、下水のような処理も、平地に比べて多大な苦労があっただろうと思いますが、外敵から衛るには適した場所だとも思えました。

教会の脇にあるバーに入りました。
日本語感覚だと「バー」とは酒場ですが、イタリアではお酒を飲む場所のみならずコーヒーやサンドイッチなどの軽食をとるカフェとしての機能を併せもつ場所でもあります。お店のお姉さんの話によると、ここは昔は人口が多かったものの、今は人口が100人にまで減ってしまったため、観光客が少ない冬季は博物館も閉鎖されているとのことです。ここの博物館は、サルジニア島の伝統パンを紹介する「パンの博物館」とのことでとても興味深く思いました。

さあ、旅を次に進めましょう。
丘を下って、またドライブを続けます。
そして、マーラの町のはずれにあるヌラゲ(石造りの遺跡)を観光し、今日の目的地であるマラの町に到着しました。

今日のお目当ての「山間の小さな町」に来ているのにもかかわらず、先ほどのモンテレオネロッカドリアの強い印象の後なので、あまり印象に残るものに出会えないまま、一通り歩くだけで観光が終わってしまいました。言い換えれば、印象に強く残る観光をすることができ、今日も大変に満足です。

今の時期は午後5時ごろが日没なのですが、マーラを出る頃にはもう4時半です。今日の観光はここまでにして、また山道をくねくねと走りながら、安全運転でアルゲーロに無事に戻ることができました。

ところで、サルジニア島では、人口よりも多い数の羊がいるそうで、確かに何度も羊の群れを目にします。そうなると、サルジニア料理といえば羊料理も重要ですよね。そう思い、今日の夕食は「ブロードディアニェーロ(brodo di agnello)」にしました。

アニェーロは、生後1年以内の子羊です。イタリア語で「あけましておめでとう」を「Felice anno nuovo」と言うのと似ていて、「アニェ」の音が1年を意味するのではないかと思っています。つまりは生後数か月という若い若い羊さんをいただくのですから、骨つきアニェーロ肉のスープは、お肉がほろほろとろとろに柔らかくて美味しかったです(*^^*)

他に宿泊客がいなくて、独占して使えるキッチンつきの宿は最高♪
明日はサルジニア島最終日です。イタリア料理は塩分と油分が強くて、外食が続くと体に堪えるのですけれど、ここアルゲーロの宿での4連泊は、体調もリセットできて本当に良いものでした。