11冊のパスポート

pass
 「そんなに長い旅だとパスポートはどうなるの?」と質問を時々受けます。現在のパスポートは11冊目。初めて海外に出てから20余年、5年づつ使えれば5冊目のはずですが・・・・・・。1冊のパスポートでどのくらい旅が出来るのかを、ここで調べてみました。

NO.1 発行日 84年2月27日 受領地 東京(有楽町)
 この頃はまだ赤いパスポート。全24ページ、そのうち査証用は16ページです。有効期限前にページがなくなると、増補といって、ページ数の追加が出来ます。追加ページは24ページです。
増補 86年12月 場所 浦和
渡航回数 17回 訪問国数 38 寿命4年6ヶ月
 このパスポートは、無事有効期限を全うしました。とはいうものの、国によって「残り有効期限6ヵ月以上」などと規則があり、寿命は4年半で終了。
NO.2 発行日 88年9月2日 受領地 大宮
増補 90年6月 場所 大宮
渡航回数 15.5回 訪問国数 57 寿命2年9ヶ月
 今度は有効期限が切れる前の旅行中、増補したページもなくなった。増補は1度と決められてるので、次は新しくパスポートを取り直すしかない。旅行中なら日本大使館(領事館)で出来る。混雑がないため日本で取得するより簡単で、しかも非常に早い。
NO.3 発行日 91年7月9日 受領地 ジンバブエ・ハラレ
増補 91年10月 場所 ザイール・キンシャサ
渡航回数 -回 訪問国数 21 寿命 5ヶ月
 このパスポートは恥ずかしながら、盗難に遭いました(イタリアの夜行列車)。増補したページの半分以上も余白を残し、次のパスポートとなった。
NO.4 発行日(同上) 再発給日 91年12月11日 受領地 イタリア・ローマ
増補 92年7月 場所 トリニダードトバコ・ポートオブスペイン
渡航回数 2回 訪問国数 51 寿命 1年10ヶ月
 盗難に遭った時の新パスポートは、新規発行か再発行かを選べる。再発行の有効期限は元のパスポートと同じだが、料金は少し安い。形やサイズは同じ。
 貧乏な長期旅行者は、ページがなくなると、偽の盗難届を出したり、水をかけて使えなくして、再発行依頼をしたりすると聞く。理由はもちろん安いから。ページがなくなったという理由での再発給を、国が拒むのは何故だろうか?
NO.5 発行日 93年10月14日 受領地 ポーランド・ワルシャワ
増補 94年4月 場所 イエメン・サナー
渡航回数 1.5回 訪問国数 50 寿命 2年5ヶ月
 このパスポートから、現在と同じ小型の青パスポート。標準ページは32ページに増え、ビザ用は26ページ。この10ページ増は、非常に助かる。紙のサイズが小さくなったことを考えても、16から26は50%アップに等しい。料金の2割アップなんて目じゃないのだ。増補のページ数は以前と同じ24ページ、紙が小さくなった分、価値が下がった・・・。
NO.6 発行日 96年3月7日 受領地 神戸
増補 96年10月 場所 ガーナ・アクラ
渡航回数 0.5回 訪問国数 52 寿命 1年5ヶ月
 盗難にあったNo.3を除けば最短の寿命。アフリカにいるとビザでどんどんページが埋まる。でも以前に比べればビザ以外に押される入域許可のようなスタンプが減ったので進み方は少ない。
NO.7 発行日 97年8月22日 受領地 ケニア・ナイロビ
増補 98年8月 場所 タイ・バンコク 
渡航回数5回 訪問国数 50 寿命 4年7ヶ月
 NO.1に続いてほぼ寿命を全うした2冊目のパスポート。でも今回も有効期限の問題よりページ数不足での更新となりました。
NO.8 発行日 2002年3月16日 受領地 セネガル・ダカール
増補 2002年8月 場所 イラン・テヘラン
渡航回数1.5回 訪問国数 22 寿命 5年
 増補のページが24ページから32ページに増えていた。今回は旅を休止していたので、かなりのページを残し寿命をまっとう。
NO.9 発行日 2007年4月13日 受領地 神戸
増補 2008年2月 場所 カメルーン・ヤウンデ
渡航回数0.5回 訪問国数 76 寿命 1年5ヶ月
 IC旅券となった。分厚くなって扱いがめんどうそう・・・。日本発行のパスポートはやはり良いな。また5年パスポートにしてしまった。
 以前よりもページが多いだけあって、最も訪問国の多いパスポートとなったが、アフリカ再訪問でページ消費はスピードが速く、No.6を上回る短命に終わった。増補ページは40ページとさらに増えた。
NO.10 発行日 2008年9月16日 受領地 ジンバブエ・ハラレ
増補 2008年9月 場所 ジンバブエ・ハラレ
渡航回数-回 訪問国数 134 寿命 2年2ヶ月
 史上最高のインフレにより、現地通貨払いのパスポート代金は1円以下に。5年パスポートも10年パスポートも1円以下、増補代を足しても1円以下ということで、初の10年パスポートに、そして増補も同時にした。分厚い・・・。アフリカももう終わりだからさすがにもうページ不足にならないのではと期待。←ダメでした。
 機械が在外大使館にも行き渡ったようで、日本発行と同様に熱転写の写真だし、ICパスポート。
NO.11 発行日 2010年11月1日 受領地 ミャンマー・ヤンゴン
増補 なし
渡航回数0.5回 訪問国数 ? 寿命 ?
 予想以上に多くの国へ行きまくり、上記の分厚いパスポートも短い寿命であった。こんどこそページは大丈夫なはず。今回も値段が安いので有名な国での更新でしたが、増補はせず。しかし1年経ってない時点でもう50ページのうち3分の2を使ってしまっている。増補しておくべきだったのだろうか・・・。
 この11冊目はいつまで使えるかな?

 このように私のパスポートは、5年を待たず更新を繰り返されてきた。問題はページ数。イミグレーションでは、いつもスタンプを押す位置が気になり、交渉を繰り返す。つめて押してもらい、出来るだけ有効にページを使いたいからだ。このようなばかげた苦労をなくすため、ページをもっと増やして欲しい。せめて増補ページだけでも良いから、もっと増やして欲しい。技術的な問題から増補は1度と聞くが、それなら増補時のページ数を選択制にして欲しい。このように99年に書いていたら、いつのまにやら増補のページ数が増えていた。
 パスポートの更新は金の問題だけではなく、日本大使館がある国しか出来ないというのも苦労の種、なるべくせずに済むようなシステムに改善して欲しい。
 どこの日本大使館でもパスポートを作れるものだと思っていたら、東チモールの日本大使館では、出来なかった。他にも出来ない場所はあるのだろうか?ビックリ!ここの大使館は対応も最悪。2002年12月の話。

最終更新日 19Oct11