旧旅人の目

世界の国を全部訪問した旅人が書き綴る

南米で銀行強盗

ニュース|09Aug2005|URL
creation_timestamp: 20050809222356
categories: News

 Sankei Web トンネル掘り72億円盗む ブラジル、過去最高額(08/09 14:05)、ロイターでは76億円、いずれにしても銀行強盗史上最高額だそうです。
 このニュースで思い出したのが、南米アルゼンチンを旅していたときの事件です。

 アルゼンチンは、1991年1月に1000アウストラルが1ペソとなるデノミをしました。私が初めて入国したのは、91年の11月。まだペソ紙幣は全く出回っておらず、表示だけペソで紙幣はアウストラルという面倒なものでした。一旦チリに出て、戻ってきたのが92年の1月。新紙幣が出回り始めており、支払いは混在状態。

 ところが…5000アウストラル紙幣だけは、なぜか受け取り拒否される。最初は古い高額紙幣を嫌がっているだけだろうと思っていたが、これがそうではなかった。
 銀行強盗が入り、大量の5000アウストラル紙幣が盗まれた結果、5000アウストラル紙幣の流通が禁止になったというのだ。そんな理由でいきなり紙幣の流通を止めてどうすんだ?
 交換は中央銀行でやっていると教えられ、行ったものの長蛇の列。まいった・・・11月に持ち出していた5000アウストラルは1枚だけ。約700円のために並ぶ気にはならずあきらめたが、納得いかない。新札がまだ十分に行き渡っていない段階で急に流通を止めるなんて、信じがたい国だ。強盗に入られたのなんて銀行が悪いのに、勝手なお役人たちめ。
 さすが南米! ┐('~`;)┌

 ハードカレンシー以外の持ち出しはろくなことがないと十分に体感したはずだが、止むを得ない場面も多く、こういった損はこの後もしている。 (^^;;
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