夜中から激しい雨となり、よく眠れず。6時前、雨が止んだので一気にテントをたたみ、出発する。
走り出してすぐの辺りで、時間帯の境界を越えた。ここまでのラブラドール時間だと6時半だが、ここからはニューファンドランド時間で7時である。州内の何もない場所で時差など設けないでほしい…。しかも30分とか・・・。せめてラブラドールはラブラドール時間、ニューファンドランドはニューファンドランド時間にしてくれればいいのに、何故ラブラドール内で分けるのだろう?
8時10分、ロッジベイに到着する。フィヨルドの奥だが、一応海に面した湾であり、大西洋の一部分に見なされるラブラドール海に続いている。その湾の南側にあるケープ・セント・チャールズ付近が北米大陸最東端だ。車道はなく、訪れるなら船をチャーターするか、歩いて行くか。一応片道4時間のトレッキング道があるそうなので、その入口まで行ってみたが、草刈りがされておらず、獣道に見えた。トランスラブラドール・ハイウェイもこの少し手前が最東端となっている。

集落の中で景色を見ながら朝食をとろうと思ったが、良い場所はなく、あきらめた。
ロッジベイに架かる橋は、木製の橋。トランスラブラドール・ハイウェイとはいうもののハイウェイ規格の道でなく、ただの州道なのでこういう場所もあるのだった。

9時15分、レッドベイに到着する。レッドベイは16世紀に今のスペインからバスク人がやってきて、捕鯨基地にした場所で、現在は世界遺産にも登録されている。
ビジターセンター前の駐車場で朝食をとってから、中に入る。通常なら入場料14.75ドルだが、ここも今年の夏は無料なので有難い。小さいながらも見応えのある博物館になっていた。

もう一か所、タウンセンターもここの発掘に力を注いできた女性学者の展示があり、見学。その後、11時のボートでサドル島に渡る。

島内には歩道が続いており、案内板なども設置されている。

大型の海鳥が無数にいる場所もある。アホウドリかと思うサイズだったが、オオカモメだ。

湿地をよく見ると無数の貝殻がある。カモメなどの鳥が食べた跡だ。

遺跡は全部埋め戻されており、写真映えするのはその代わりに建てられたモニュメントとなる。

コマツグミも歩いていると近寄ってくる。

クジラの脂肪を溶かして鯨油にする場所の再現。

バスクの人々が遊んだとされるゲームの再現。

12時の船で戻り、レッドベイを出発する。
ピンウエアで給油。この時クレジットカードの処理がうまくいかず、二重引き落としになってしまっていた。
13時過ぎにランスアマー国定史跡に到着。ここは7700年前の古墳だ。アメリカ大陸最古の墓だといわれている。

13時半、ラブラドール最後の町レンズオークレアに到着。ここでやっと携帯の電波が入ったので先ほどの支払いをチェックし、2重払いだったことが判明してしまった。元教会の中はビジターセンターになっており、相談したところガソリンスタンドに電話してくれた。その結果、戻ってきて2重支払いになっている証拠を見せれば返金してくれるということになったが、すでにガソリンスタンドから40キロ以上離れている。時間が惜しいし、無駄な走りでどっと疲れそう。迷ったが、カード会社を通して交渉することにし、先に進む。

ニューファンドランド・ラブラドール州の大陸側であるラブラドールとニューファンドランド島を直接結ぶフェリーはなく、ここから一旦ケベック州に入る。
ニューファンドランド時間の15時10分に州境到着。トランスラブラドール・ハイウェイ完走だ。時差があり、今度は90分戻る。ケベック時間はまだ13時40分。
州境近くに無料の人気キャンプ場があり、口コミを見てぜひ泊まりたいと思っていた。しかし、宿があるならキャンプの連泊は嫌だという妻の意見で、今日の泊まりはホテルとなっている。人気のキャンプ場を見ておきたかったので、立ち寄る。きれいに整備された芝生のサイトが続いており、人気なのは納得の場所。しかもかわいい動物がいる。ウッドチャックというリス科の動物。

街に入り、スーパーを2軒はしご。そしてホテルにチェックイン。本日の走行は335キロ。
ここも良い感じのホテルだ。やっぱり2重払いの件が気になるので、ホテルのオーナーに相談。彼も電話してくれて、メールで証拠を送れば良いと話をつけてくれた。これで一安心、すぐに準備をし、メールを送った。
夕食のメインは、ロンジュ・ドゥ・ポール・ファルシ(longe de porc farcieie)というケベック料理。

ラブラドールシティーからネットにつなぐたびにチェックしていた明日の船の空きを夕食前に見つけ、明後日の予約から変更した。ダメなら明日はパフィンを見に行って、今日見たキャンプ場に停まるつもりだった。しかし、それよりニューファンドランド島滞在を伸ばしたかったのでうれしい。
夕食後、暗くなってからだが、氷山が来ているというので、一人で海近くまで見に行く。しかし、あれがそうかなということしか分からず。しかし、南極クルーズの時でもかなり南に行かないと氷山が見れなかったのに、この緯度で7月に見れるなんてびっくりだ。