2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
 旅して » 2人の世界旅 »旅日記 » エリトリア »
 旅して » 旅紀行 »旅日記 » 世界旅» エリトリア »
エリトリア>2011年04月05日(Tue)
アスマラ
:: 旅1426日め : 世界旅220ヶ国め : 和人245ヶ国め : あづさ226ヶ国め ::

■そして、アフリカとの別れ
今日はこの旅で2度目の「アフリカとの別れ」です。2月に、決断の末にエジプトに来て、1ヶ月半くらいでしょうか、私はとても幸せな体験を積みました。そして「旅をするならやっぱりアフリカがいい」と確信しました。「旅に出たのならば自分の国と違うものを見たらいい」とは私の信条の1つです。アフリカのように、日本とは何もかも違う、観念も違う世界に飛び込むことは、間違いない、旅の喜びなのだと再確認しました。

さて、出国にあたり、私たちには心配なことが山積みになっていましたね。1)旅行許可証をとらずに、許可証なしでは訪問できない地域を通ってきたこと。2)本来の(空路の)入国時に発行されるべき外貨申告書を持っていないこと、3)スーダンにて、エリトリア国内実勢レートと近いレートでエリトリアナクファを入手したこと、4)つまり公定レートでの両替証明書を持っていないこと、です。

さあ~て(苦笑)、空港で、出国時の検査で、どういじめられることやら。

今日の一仕事は、「無事に出国する」ミッションを成功させることです。4)の両替証明書がないことに関し、街中のツーリストインフォメーションに出向いて相談し、教えてもらった銀行へ行きましたが、その銀行では対応してもらえませんでした。

空港到着後、現在の所持金を申告用紙に記入するように言われました。2)の入国時外貨申告書と、4)の両替証明書を照合し、その差額と、出国時所持金申告額が一致していることを検査される、そのための用紙です。「シンガポールドル幾ら、インドルピー幾ら、オーストラリアドル幾ら、米ドル幾ら、日本円幾ら・・・」といった具合に、嘘をつかずに、全所持金(外貨のみでOK)を記入しました。

出国時に荷物検査がありました。所持金の検査もありました。だけど、見たのは、「シンガポールね? インドね? オーストラリアね? アメリカね? ジャパンね?」と、「さっき書いたお金があるかどうか」の軽い検査だけだったんです。紙幣の枚数は数えません。すごくアバウトな目視確認だけ。


  以 上 !


もーーーんのすごく、あっけなく、終わっちゃいました。
今までの悩みは何だったんだ~! <( ̄□ ̄;)> オーマイガ!

だって、結局必要なのは「残金の申告のみ」だけだったんですもの。
2)の入国時申告書も、4)の両替証明書も、必要なしとは・・・

 ムムムムム(^・ω・^).....


ともあれ、私たちのアフリカの旅は、あっけなく穏便に終了です。


行き先は中国の広州です。
確かに、旅をするならば、日本にはないものをたくさん見たらいい、先述の信条は変わっていませんが、ちょっと柔軟に考えてみれば、次のような考え方もできます。

つまり、今から始まろうとしている東アジアの旅は、世界で日本に最も近い文化圏の旅。中国の文化は日本の文化との相同性がある。親しみ、知っている文化だからこそ、遠い国を旅するよりも、基盤がある分ぐっと深みのある見聞ができるのだ、と。今回は特に「中国八大料理の探求」もテーマになっていますので、本当に楽しみです。

そのスタートとなる広州では日本人の友人宅に滞在する予定です。
残ったナクファを全部使い果たして、手土産に可愛いアフリカ雑貨を買っていきました。

エリトリア

日付が4月6日に変わった直後、深夜0時半、私たちを乗せた飛行機は、
漆黒の闇の空へ向け、アフリカを離れました。
本日の旅
行動 :エリトリア出国
朝食 :ドーナツ/路上
昼食 :ビラ(ビール)、インジェラ(テフ粉クレープ)、ゴレドゴレド(ミディアムレア焼きステーキ肉をカットしてチリ味をつけたもの)、クアンタフィルフィル(ドライミートみじん切りとインジェラみじん切りをトマトチリソースで和えたもの)/アスマラのレストラン
夕食 :インジェラ、ナイツォム(ハダス(レンズマメシチュー)、スィルスィ(トマトソース)、シュロ(黄色豆シチュー))/アスマラのレストラン
宿泊 :サナア空港
関連ページ
行程 行程  お金 お金  写真 写真  お宿 お宿  ご飯 ご飯  ≫2人の世界旅トップ
旅情報
1ナクファ=2.2円

*アスマラの日本国名誉総領事館
エリトリアには日本大使館はありません。隣接するどの国にもなく、遠く離れたケニアがエリトリアを兼轄しています。しかし、
「エリトリアにおける緊急集合場所を在アスマラ日本国名誉総領事館に指定していますので事前に位置関係を把握し、緊急時には速やかに集合できるよう準備してください。
  ミカエル・ベイェネ在アスマラ日本国名誉総領事
  電話: (291-1) 126560、(291-1) 125975
  夜間(6PM-8AM)(291-1) 125840(名誉総領事宅)
  住所:24 Umer Semeter Asmara
  メールアドレス:natna@gemel.com.er」・・・外務省HPより。
とあるように、アスマラ市内中心部に日本国名誉総領事館があります。ビザやパスポート発給業務は行っておりませんが邦人支援のために設置された機関ですので、何かトラブル等あったら遠いケニアに連絡をするよりもまずはここに駆け込むのが良いと思います。