2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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コモロ>2008年11月17日(Mon)
パマンジ→ザウジ→ムツァムドゥ
:: 旅557日め : 世界旅84ヶ国め : 和人217ヶ国め : あづさ105ヶ国め ::

■コモロへの船旅
マイヨットからコモロのアンジュアン島へ行く船は、昼出発の予定です。でも事前に問い合わせをした際、チケットは当日朝7時半には買いに来るよう言われていました。そんなに早く行かなければならないのにイミグレーションが開くのは10時なのですから退屈ですよね。私たちはその間に、エアチケット取扱い店に入り、ナイロビNaiobiに戻るフライトのリコンファーム(フランス語でコンフェルマシオン)を済ませました。

お昼になり、船はマイヨットを離れました。ふかふかの座席を4席並びで2つ確保したので、よく眠れました。所要5時間ほどかかる船なので、コモロのムツァムドゥMutsamuduに到着したらもう日没前です。

途中海上は大雨だったのですが、上陸する頃には小雨。

今日は宿探しだけの日。町は、建物も道も何もかもが古くて、大変に暗い印象がします。滞在初日ではまだ何も分かりませんが、垢抜けているものが、何もない町。

写真はよく見かけられる屋上伝統家屋です。石やセメント造りの家の上に伝統家屋を建てている家が多いのです。

家屋

そうそう、高台から見るメディナ(オールドタウン)越しに見る夕陽も、ちょっとエキゾチックでした。

さて、四苦八苦して宿探しを追えたら、次に夕食探しをしなければ。さきほどマーケットの中を覗いたときも、食事を売る人がいなくて、町を歩いても食堂の類すら見かけられません。今晩は断食の覚悟さえよぎります。唯一今日みつけたのが、家の前で炭火を起こす少女でした。今日は路上でその少女から、焼いた鶏の手羽とマニオクを買って食べる夕食となりました。

マイヨットは、コモロがフランスから独立するときに分離しましたが、それ以前はコモロと同じ国でした(※コモロ政府はいまだにマイヨット領有権を主張しています)。元はコモロもマイヨットも同じ国。そしてその両国において、「マバワ」と呼ばれる鶏の手羽は、人々の大事なおかずなのだと、気づくことができました。
本日の旅
行動 :パマンジからムツァムドゥへ移動、マイヨット出国、コモロ入国
朝食 :マバワ(鶏の手羽焼き)、ムボゴ(揚げたマニオク)、バラボック(揚げたバナナ)/マムズの路上ごはん屋
昼食 :なし(移動していた)
夕食 :マバワ(鶏の手羽焼き)、ムボゴ(揚げたマニオク)/ムツァムドゥの路上ごはん屋
宿泊 :オテルラパイヨットHotel La Paillote

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旅情報
1ユーロ=167円
1コモロフラン=0.34円

*マイヨットのプチテールの港
マイヨットの小島プチテールには、港が2つある。1つはグランテールのマムズへ行くフェリーの着く「バルジェ」、もう一つが国際港で、就航する船の名前をとって「マリアギャランタMaria Galanta」と呼ばれている(ここからもマムズに行くフェリーがある)。タクシーに乗って港に行く場合は、それらの名前を伝えるとよい。コモロへの船もマリアギャランタから出航した。