2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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ジャマイカ>2009年07月14日(Tue)
オーチョリオス→キングストン
:: 旅796日め : 世界旅131ヶ国め : 和人221ヶ国め : あづさ148ヶ国め ::

■首都キングストンへ
先日の日記にも書きましたが、オーチョリオスOcho Riosでホームステイしていた先のおばさんは、「出国の日までうちにいていいのよ」と言ってくれていました。

でも、家にいて海に入るだけでは、ジャマイカの国が、あまり見られません。優雅で豪華な滞在をどっぷり楽しむのもいいので、かなり悩みましたが、今日は首都キングストンKingstonへ行き、2泊して、キングストンをも観光することに決めました。

さて、オーチョリオスからキングストンへ。マイクロバスが頻繁に運行しており、2時間で着くので、午前中のうちにキングストンに着くことができました。今日から2泊お世話になる(はずの)セリタおねーさんが、バスターミナルに迎えに来てくれました。私たちはいったん家(であるはずの家屋)に荷物を置かせてもらったら、3人でダウンタウンの観光へ行きました。

キングストンは、17世紀に作られた街です。何でも、当時の首都が震災に遭ったため人々が移住して街を造ったそうです。数百年の歴史ある街なのでしょうけれど、街を歩いてみると、いろんなところが汚い。建物は古いしゴミはいっぱい落ちている。ついでに言うと治安の悪さでも有名なところです。その証拠に、商店は、頑健な金網越しにしか商品を見られない造りになっているのです。小さな鉄格子窓のようなものを挟んで店員と会話をし、現金や商品を授受するのですね。

セリタとの会話の中で、「ジャマイカの食を食べてみたい、アキーを食べてみたい」、と言ってみたら、セリタは私たちをマーケット(これまたゴミゴミしていてごちゃごちゃしていて妙に臭う)に連れて行ってくれました。

アキー(Ackee)とは?
赤い実が生る西アフリカ原産の木です(現在も西アフリカにあるそうですが今回の旅では見た覚えがありません)。その実には毒があり、今ではジャマイカ以外のところではアキーはほぼ食べられなくなりました。アキーの実は、熟してくると自然に割れ、黄色い果肉と黒い種が見えてきます。実は自然に開いた果肉部分のみ、毒性が失活して食べられるのです(黒い種や熟していない実は有毒です)。市場で売られているのは、もちろんパックリと開いた実ばかりです。

ジャマイカ名物料理は、このアキーとソルトフィッシュ(塩漬けの干タラ)を炒めるもの。セリタはそれを作ってくれたんです。

アキーの美味しさは感動モノでした。ちょっと水分を落として引き締まった「白子」の食感と味がします。白子がどっさり入った魚肉の炒め物は、干した魚(お湯で戻している)の旨みに、玉ねぎやトマトの旨みに、たっぷりの白子のご馳走感!!

さて、これで終われば今日はハッピーだったんですけどね・・・。

何故か、私たちが泊まることになった部屋は、電気も流れていない、セリタのおじさんの持つアパートでした。しかもセリタの家からもダウンタウンからも空港からも、どこからも遠い・・・。明日の計画も崩れてしまいます。

その他にもちょいと金銭トラブルをふっかけられまして、憂鬱になりますが、旅は予想外の出来事にも直面するもの。あまりくよくよしたり憤慨したりしないようにしましょ。

今日の日記の最後になりますが、とりあえず本日、ボブマーリーには挨拶を済ませました(^_^)V ジャマイカのキングストン出身、世界に影響を与えたレゲエミュージックの神様です(1981年没)。

ボブマーリー

持ってるギターはギブソンのレスポールですよ~。昔欲しかったのよぅ、これ!!
本日の旅
行動 :オーチョリオスからキングストンへ移動、キングストン観光
朝食 :フィッシュケーキ、コーヒー、オムレット/アナベルおばさんち
昼食 :Peas Soup(ピーズスープ、黒豆豚肉野菜のごった煮)/キングストンの路上
夕食 :Ackee and Saltfish(アキーアンドソルトフィッシュ、アキーという木の実と塩漬け魚と野菜の炒め物)、Yam(ヤム、ゆでヤム芋)、ゆでバナナ、ダンプリング(小麦粉を水で練ってもち状にしてゆでたもの)/セリタの家
宿泊 :ダグラスおじさんのアパートメント

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旅情報
1ジャマイカドル=1.1円

*ボブ・マーリーに会おう!
市内にはボブ・マーリーミュージアムがあり、彼の像を見ることができる。入場料は20US$。市内にはその他にもボブ・マーリー像が立っている。