2人の世界旅 日々の記録

4年3ヶ月、1日も欠かさず綴った旅日記
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スーダン>2011年03月24日(Thu)
★カッサラ→モロバート→カッサラ
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■スーダンの家庭料理
朝、オスマン兄さんが宿に来てくれ、お勧めのワディまでお散歩しました。「ワディ」とは枯れ川のこと。雨季になると川になりますが、今は小さな砂漠のように干上がっていて、これもまたアフリカらしい風景のところ。川岸にはマンゴの木々が延々と続いていました。今は一年で一番マンゴが美味しい、旬の季節なのだそうです。

今日のメインイベントは、オスマン兄さんの妹家族の家庭訪問です!
オスマン兄さんが私たちとの出会いを祝して、妹のハシーナさんの家に招いてくれたのです。ハシーナさんはたくさんのご馳走を作って待っていてくれました。

スーダンの食事スタイルは、直径が1m(!)もあるお盆に料理の皿を敷き詰め、隙間に主食のアエシ(パン)を乗せるもの。その大きなお盆を囲って皆が手づかみで食事をするのです。初めて食べる料理も、これまでのスーダンの旅で食堂で食べたことがある料理もありました。

日本人が外国で食事に招かれたときに注意すべき点に、「全部食べきるかどうか」の悩みがあると思います。日本の躾では「出されたものは全部食べる」が約束ですけれど、中国をはじめ、全部食べきることが「まだご飯が足りない、お替りをくれ」の合図になってしまう国もたくさんあります。周囲の動きを見ながら、「どこまで食べるのがいいのか」を観察しながら、食事をご馳走になるときは観察が欠かせませんね。

でも、美味しいものをいただいたら、感謝の気持ちと喜びを示すのが大事ですよね。無理などしなくても、ハシーナさんの料理は本当に美味しくて、自然と笑みがこぼれてしまいます。ハシーナさんは、食後に「ジャバナ」(スーダン伝統様式のコーヒー)を淹れてくれ、私たちは「アフリカのおもてなし」の心地よさを、心の底から楽しんだのでした。

スーダン
本日の旅
行動 :カッサラ観光、民家食事訪問
朝食 :ダマア(玉ねぎトマト煮)、アエシ(パン)、カンモニア(内臓トマト煮)、ラハマ(焼肉)/カッサラの食堂
昼食 :ファスーリャ(インゲン豆トマト煮込み)、アエシ、ラハマ(羊肉柔らか煮)、キスラ(穀物粉クレープ)、ウェイカ(乾燥オクラパウダー煮)、タマーティム(トマトサラダ)、アイデュール(きゅうりサラダ)、フルーツサラダ(マンゴリンゴバナナ)、ボシャル(ポップコーン)、ジャバナ(コーヒー)、カルカデ(赤い花のガクの茶)/オスマン兄さんの妹の家
夕食 :なし(お腹がすかない)
宿泊 :フンドゥークダルフール
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旅情報
1ポンド=30.1円

*スーダンコーヒー
本当はスーダン産ではなくエリトリア産やエチオピア産が多いとのこと。スーダンではコーヒーに砂糖と生姜の粉を入れて飲む。生姜フレーバーは疲れが取れる。生姜をもっと入れてほしい場合は「ジャンザビ・ザギド」(生姜・強く)、要らない場合は「ラー・ジャンザビ」(NO・生姜)と言えばいい。