:: 旅428日め : 世界旅68ヶ国め : 和人214ヶ国め : あづさ89ヶ国め ::
■列車で次の旅へ
ザンジバルZanzibarから戻る船から下船したのが、朝6時半でした。船から降りるところには、きれいな教会があります。
今日は金曜日で、ムワンザMwanza行きの列車が出る日ですから、私たちはそれに乗ってウガンダへ入り、コンゴ民主(旧ザイール)、ルワンダ、ブルンジを旅する計画を立てました。
昨日まで私たちを悩ませていたのはこの旅ルートです。
よろしければ地図をご覧ください。(≫
タンザニア地図、
コンゴ民主地図)
西の大国コンゴ民主に、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジの3国が縦に隣接し、反対側でタンザニアと接しています。私たちには、ウガンダ→ルワンダ→ブルンジと南下し、その合間にコンゴ民主へ渡航するか、逆にブルンジ→ルワンダ→ウガンダと北上し、その合間にコンゴ民主へ渡航するかといった選択肢が考えられます。昨日まではこのどちらにすべきかを時間をかけて調べ、検討していました。国境で次の国のビザが取れるという国々ですが、それは主要国境だけの話ということがありがちです。コンゴ民主も含めて旅するとなると私たちはマイナーな国境も通るでしょう。なのに、その国境でビザが取れたという情報が、探してもなかなか得られません。ビザの所要経費も含め、安全性情報も含め、ともあれ、北上か南下かを検討し、「南下のほうが良いだろう」という結論を出していました。
そうすると、いったんタンザニア北部まで移動しなければなりません。ビクトリア湖に面するムワンザまでの切符が是非とも欲しいところです。
しかし駅に行ったら、ムワンザ行き列車は1ヶ月以上先までチケットが売り切れているのだそう・・・。一番安い3等座席でも、チケットは座席指定なので、こうなってしまうのでしょう。しかし困ったなぁ。ちなみにキゴマKigoma行きチケットも随分先まで売り切れているのだそうです。
何とかならないものかと、もう一度、駅に行きました。「Full」(もう予約でいっぱいだよ)と再び言われますが、その後の“すがる目作戦”(?)が効いたのでしょうか? 「お願いキゴマでもいいから切符売って~~~」というテレパシーが通じたのでしょうか? 「あちらの窓口へ行って」と言われ、その窓口で切符を買いたいことを伝えると「奥の部屋へ」と言われ、その部屋で切符を買いたいことを伝えると「駅長室へ」と言われ、警備員と一緒に駅長室に行って切符を買いたいことを伝えると「奥の部屋へ」と言われ、奥の部屋に行ったら、駅長との雑談の後、やっと、駅長がさらさらと書類に書き込み、それを持って別窓口に行ったら、明後日のキゴマ行きチケットが買えたのです。・・・あ~書くのも長かった。つまり、この経緯は実際とっても長かったのです。
最初、ずっと先まで予約で一杯というのは何だったのでしょうか? 多分思うに、駅長キープ席が幾つかあるのでしょうね。
何より良かったことは、1度であきらめず、2度駅へ足を運んだことでしょう。正直、ダルエスサラームDar es Salaamで10日以上もの足止め滞在を喰らう気など毛頭なかっただけに、明後日のチケットが無事に買えて本当に良かったです。
本日の旅
行動 :旅計画、旅準備
朝食 :チャパティ、紅茶/ダルエスサラームのカフェ
昼食 :ライス、腎臓にんじんソテー、ビーフシチュー、ジャガイモのスパイスミルクスープ、キャベツにんじん温コールスロー/ダルエスサラームのカフェ
夕食 :ミシカキ(串焼き)、コンゴーロヤゴンベ(牛足ゼラチン骨ごと煮)、Ndizi(ンディジ、甘くない加熱用バナナをゆでたもの)/ダルエスサラームのバーレストラン
宿泊 :タマリンホテリTamarine Hotel
旅情報
1タンザニアシリング=0.093円
1USドル=111円
*ダルエスサラームからキゴマへの移動
キゴマへは現在週3便(日火金)で17時発。3日目の朝にキゴマ着。火金の便はムワンザ行きも連結しており、途中タボラで切り離す。キゴマまで2等寝台39700シリング、エコノミー17100シリング。エコノミーも始発は座席指定で事前予約が必要。寝台は男女別なので、男女一緒を希望する場合は6人分買って部屋チャーターとする。ただし単純な1人分×6の料金ではなく、少し安くなるパック料金となるらしい。