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■厳しいタンザニア列車の旅
見出しに、タンザニアの列車は厳しいと書きましたが(^^;; 一応言っておきますと、列車には1等寝台から3等普通席まであり、1等や2等なら比較的快適に移動できます。3等席は通路にも人がひしめき背もたれの上にも人がひしめき、4人ボックスに10人くらい入り込んでくるようなギュウギュウ車両なので、居心地が悪いのです。そして列車移動はとてつもなく長い・・・。
まずは、苦しい一夜めを切り抜け、タボラTabora駅で朝を迎えました。
今回私たちは、終点ダルエスサラームDar Es Salaamまでは行かず、少し手前のドドマDodomaで下車します。「このペースなら夜は1回だけで済むかな?」と、淡い期待を持ったりもしましたが、朝タボラ駅で停車した列車は、何時間も、そのまま動きません。
故障しているのか、すれ違いの列車待ちなのか、理由は分かりません。
しかし、あまりに遅延すると、足の置き場もないような車両での苦しい二夜めを迎えることになりますから、憂鬱さは百万倍です(>_<)
幸いなことに、乗車して2日目になり、同じボックスに座っているタンザニア人やコンゴ人とも会話できるようになり、少しだけ、気分が回復しました。そしてみんなで車内販売のオレンジを食べ(逆に言うと昼食はオレンジだけです)、もう少し、気分が回復しました。
午前中ずっと駅停車していたため、ドドマ到着は日付が変わってからになってしまいました。夜の半分は車内で過ごす羽目になってしまいましたが、それでも夜のうちに下車できて、パンパンの足をさすりながらもほっとしたものです。
明日はそのままドドマからザンビア方面へ行くバスを探しますから、宿に止まってもあまり寝る時間すらないんですよね。だから、駅構内の、屋外の待合所にシーツを敷いて、寝袋を出して寝ることにしました。
屋外なので風は冷たいし、下はコンクリートで冷たいし、とにかく寝るには寒いのですが、夜中でも魔法瓶を持ったチャイ(スパイスティー)売りのおばさんが周回していたので、寝しなの熱い熱いチャイを飲んで、そのまま寝袋に入りました。
本日の旅
行動 :ドドマ行き列車→下車
朝食 :カランガ(炒りピーナッツ)、チップスマヤーイ(フライドポテト炒り卵焼き)/列車、キトゥングア(たこ焼き風ライスケーキ)、チャイ(スパイスティー)/タボラ駅構内の食堂
昼食 :チュングワ(オレンジ)/車内
夕食 :ゆでマニオク、ワリ、クク(鶏のトマト煮)、チャイ/列車
宿泊 :ドドマ駅屋外待合所
旅情報
1タンザニアシリング=0.093円
*ダルエスサラーム-キゴマ間列車
車内は、通路を挟んで、2人がけ×2=4人ボックスと、3人がけ×2=6人ボックス。
[概図]
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10
チケットは全座席指定で販売するため、窓側を希望するなら末尾1、5、6、0。
通路にはすし詰め状態で人がごったがえしてくるため、末尾3、4、8、9は居心地悪い。
2人旅に快適さを少しでも求めるなら、末尾1&6、末尾5&0、末尾1&2、末尾6&7がベスト。