2人の世界旅 日々の記録

■マラウィ出国、そして３度目のタンザニアへ
いつかどこかで歩いた。ここ。

思考を止めて、それはどこだったか思い出してみる。
あ、小学校へ行く道。
田んぼの中の細い一本道を、私は歩いていたんだっけ。



・・・カロンガKarongaからタンザニア国境へ向かうとき、そんな風景が広がっていました。ここマラウィは米どころで、特にカロンガ以北が主要生産地となっています。小学校に通う毎日を歩いたときの、昔むかしの風景に似ていました。

カロンガを出て、タンザニア国境の町ソングウェSongweまでは１時間ほどで到着します。そしてこの国境を越えると、私たちは３度目のタンザニア入国となるのです。

私たちは、予めマルチビザ（出入国回数無制限）を取得していました。でも、ジンバブエのハラレHarareにいるとき、パスポート（増補ページつき）を２人分１円（！）で作りました。それは、マルチビザを反故して３度目の入国で１人５０ＵＳドルのシングルビザ代（１回入国用）を支払うことになっても、２人で２５０００円はかかるパスポートを１円で新規作成してもらえるほうが得だと思ったからです。

でも！　でも！　すごく嬉しいことに、ＶＯＩＤ処理（穴あけして無効化すること）された古いパスポートに貼られているマルチビザが使えることになり、私たちは出費なく３度目のタンザニア入国を果たすことができたのです。

タンザニア南部の交通の要所は、ムベヤMbeyaという町です。前回タンザニアにいたときは、ムベヤからザンビアへ移動しており、この町のバスターミナルも、勝手が分かって安心。しかもね、前回探しきれなかった、タンザニア北部のモシMoshiやアルーシャArushaへ行く直行バスを今回見つけることができたんです。それはちょうど、私たちの目的地と一致しています。

明日のチケットを買い、早朝出発なのでターミナル隣接の宿を探し、午後はバーでビールを飲みました。