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列車の遅れ

移動|09Jan2011|URL
 インドの列車も最近は遅れることが稀になったなどとガイドブックにあったが、霧が発生しやすいこの時期の北インドでは日常的に列車は遅れているらしい。実際、ゴラクプールからバラナシに乗った時も数時間遅れた。そして、今回・・・。
 20時25分発の列車に乗るためにバラナシ駅に着いたのが、18時半頃。ゆっくり夕食をとり、19時半頃遅れを確認しに行ったところ、出発予定時刻が4時間遅れており、ガーン。この日は特に冷え込んでおり、真夜中過ぎまで待つのは苦痛である。外人専用のキップ売り場は暖かで列車街も許されることで有名だが、20時で終了。24時間営業のレストランにこれ以上居座るの難しい雰囲気だったので、一等乗客専用待合室に移動した。外よりはずっとましだが、ここもめちゃくちゃ寒い。寝袋にくるまり、震えながら時が流れるのを待つ。寒くて何もする気にはなれなかった。
 23時半を過ぎ、もう一度出発時間を確認に行く。予定時刻は変わっていなかったので、荷物を持って23時50分頃もう一度確認・・・、更に4時間遅れに予定がここで変わってしまった。また待合室に。持っているあらゆる布を身にまとい4時まで凍えていた。
 4時過ぎ、予定時間は変わらなかったのでホームに行き、列車を待つがいつまでも来ない。もう一度時間確認に戻ったら、更に1時間遅れと予定が変わっていた。待合室に戻る。
 5時半、もう一度ホームへ。また来ない。予定時刻を過ぎてから、新たな時刻が更に1時間半後と変更に。ここで頑張っていた気持ちが途切れ、意識は朦朧。ホームの水溜まりが凍っていたので、気温は氷点下。また待合室に戻る。
 7時、すでに夜は明けている。この時点で11時間遅れ。予定時刻の電光表示は6時の時点で故障しており、窓口は殺到した乗客で質問も出来ず。やはり列車は来ず。電光表示のあるホームの待合室に戻っても仕方ないので、乗車予定ホームにあった小さな待合室に入る。
 結局、13時間以上出発は遅れ、午前9時40分頃列車は出発した。
 車中爆睡。凍えながらの一夜で風邪になり、熱が出て喉も痛い。目的地のプーリーまでは21時間のスケジュールだが、翌朝になっても到着する気配なし。暖かになってきたのだけが救いだった。昼になってもプーリーはまだまだ先。結局日は落ち、予定よりも25時間以上の遅れ、33時間かかってプーリーに到着したのだった。恐るべしインドの列車。