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腸閉塞3入院

雑事|15Dec2010|URL
 明け方から少し痛みが引き、少しだけ眠ることができた。入院の覚悟ができ、病院に向かう前に少し荷物整理。
 トンサまでの2泊3日間一緒だったタクシー運転手のソナムさんが迎えに来てくれ、病院へ。気を利かせてくれたソナムさんが急患用の場所へ案内してくれたのでほとんど待つことなく診察してもらうことができた。救急担当の医師は触診と問診のみ、レントゲンを撮った後に担当医の診断を受けることになった。
 レントゲンを撮る前に点滴を開始。レントゲン室へ行く時には点滴を中断し、車椅子に乗せられレントゲン撮影。また救急病棟に戻り、点滴再開。以降、退院まで休みなしの点滴!
 しばらくして、私服の医師が登場。脳外科のスペシャリストというこの先生が以降担当となる。触診し、レントゲンを見た後、今後の予定を聞かれた。本来は明日からパロに行くはずだったが、当然これは無理。問題は3日後に迫った出国日までに治るかどうだ。医師はビザ延長や飛行機変更を考える必要はないと断言、しかし、同時に一晩入院の宣告を受けた。
 入院は個室を勧められたが、1泊1500ニュルタム(約3000円)かかるので相部屋となる一般病棟を希望。この時、不安に思っていた治療費を確認。無料との回答に一安心する。ありがたい国だ。この日は空きベッドがなく、臨時で救急病棟に泊まることになった。
 排便促進の座薬(いわゆる浣腸?)を入れた。結果的には便は出なかったが、おかげで久しぶりに大量のおならが出て、腹部の張りが若干治まった。あづさは付き添いで病院に泊まることになり、この後荷物を取りに友人宅に一度戻った。その折に、ビザ延長の規則を確認してもらったところ、延長の場合は一般ツアーと同様で1日当たり200ドルが必要だという。2人で毎日400ドル。いくら医療無料の国でも、これでは帰国して入院した方が良い。何としてでも予定の便で出国できるよう退院せねば! 日本を出て3年半、ついに帰国かとこの時は真剣に考えたのだった。
 夜になって、ソナムさんが弁当を作って来てくれた。あづさが病院に戻る時に店に立ち寄って夕食用のカップ麺を買ったことは知っていたはずだが、それでは可哀想と思ってくれたのだろう。絶食、絶飲で点滴で生かされている私には目の毒となるほど美味そうなブータン飯。米は現地で西岡ライスとして知られる日本米! うらやましい。
 ソナムさんはマットや毛布、寝袋なども持ってきてくれ、付き添いのあづさもこれでゆっくり休めることに。