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2019 スマトラ島
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スマトラ島縦断
10日目 バンダアチェ→クアラルンプール→
インドネシア最終日。今回はどの宿もデポジットが必要で、10万ルピア(約800円)だった。最終日はお金が余ったら困るので、米ドルやシンガポールドルでのデポジットを頼んだがダメ。先にチェックアウトしてお金を返してもらわないとインドネシアルピアを使いきれない。部屋が使えないなら、宿に最後戻るのは面倒だなと思い、朝からチェックアウトし、荷物を持ったまま街で時間を過ごすことにする。
宿から街に真っすぐ歩くと食事場所がないのは昨日までで分かったので、今日はまず宿近くの食事処が並んでいる方に歩いて、朝食を済ませた。そこからなら無料バスに乗って街に出た方が楽なのでバスを待つが、なぜかバスが全く来ない。車自体が非常に少ないのだ。仕方なく、歩くことにする。途中、カフェの前でコーヒー豆を干していた。近所のコーヒー園から仕入れて、焙煎からカフェでしているのだろう。
道路も橋も赤と白の国旗で溢れている。道路に屋台まで出ている。今日はカーフリーデーなのだそうだ。といっても車に乗るのは控える日にしましょうというだけで、走っている車もあるし、バスは来るはずだという。空港に行く日にバスがないと困るので、走っていることに期待するが、なくてもバイクタクシーなら空港までそんなに高くない。Grabという配車アプリを使っており、カード払いができるので残金は気にせず使うことにする。
街の中心のごみの多い川でも洗濯をしている。ホテルの水道でさえ水圧が低いので、水道の水が足りないのだろう。
アチェの博物館としては日本語のサイトを見る限り津波博物館ばかりが紹介されており、アチェ博物館はほとんど紹介されていない。しかし、アチェ博物館は1915年に出来たスマトラ島で一番古い博物館で、津波博物館より見応えがある。メインの博物館はコンクリートの建物だが、中庭にアチェ式の伝統家屋があり、そちらの展示がより素晴らしい。
日本人と分かると受付のお姉さんが受付を無人にして案内してくれ、アチェの伝統生活について色々教えてくれた。
この後は残金を考えながらいくつか商店を見るが、やはり土産になるようなものはほとんどない。コーヒー豆を買うことを決めていたが、土産用の豆は見当たらない。売っているのはインドネシア式に細かく挽いたものばかり。アチェ以外の街ではどこでもスーパーに行けば並んでいたのに・・・。仕方ないので挽いた豆を買う。細かく挽いた豆をカップに入れ、そこにお湯を差す。そしてスプーンでかき混ぜて、沈むのを待って飲むのが、インドネシアのスタイルだ。入れ方を知っているので自分用はこれで問題ないが、土産にはちょっと渡しにくい。
最後に早めの昼食をとって、バス乗り場へ。問題なくバスが来た。空港へも無料バスがあるのだから本当にありがたい。無事、予定時刻よりも早く空港に到着。
飛行機はターミナルに着いており、前扉からはターミナル通路からそのまま乗れるのに、座席が後ろの人は階段を使って外に出て、また外のタラップから飛行機に乗らねばならなかった。晴れていたので、中から行きたいとは思わなかったが、珍しいやり方だ。
これでスマトラ島の旅は無事に終了。乗り換えで6時間あったクアラルンプールでは一旦入国し、スーパーを見たり、食事を取ったり。
23時45分、ほぼ定刻の福岡行に搭乗し、日本へ。