★以下の情報を最初に書いたのは2001年です
★その後1年3ヶ月旅をしている間に色々変わってしまいました
★そこで新たな情報を斜字を使って追加しました(見難いですが全面書き換えはめんどうなので…)

インターネットカフェで日本語を使う

 初めて海外のインターネットカフェを使うときにとまどうのは、そのパソコンに使用されているOSがふだん見慣れている日本語ではないこと。英語ならまだしも、ハングル文字やアラビア文字ではどこを触ってよいのか分からなくなります。
 しかし、そんなパソコンのOSも中身はほとんどがWindows98/ME、少しの操作で本当は日本語も使えます。その方法をここで紹介ます。ただし、私自身そんなに使ったわけではないし、新たな方法も次々と生まれているようです。下記の方法に固執せず、いろいろやって見て下さい。そして、もっと便利な方法があれば教えてください。
 Windows2000やXPもどんどん出現してきています
 今まで行ったインターネットカフェはすべてマイクロソフトのインターネットエクスプローラ(またはそれを使ったタブブラウザ)だったので、他社のブラウザを使用している場合については、取りあえず無視。特殊なブラウザで下記の方法のほとんどが使えないのもありました。

ホームページを見る

 日本語の入っていないパソコンで日本語ホームページを見る方法

 ★下記に色々書いていますが、皆さんが普通に旅されるような場所はおそらく先に誰かが3や4の方法で日本語を使えるようにしているはずなのでご安心ください。私が行った場所にはほとんどありませんでしたけど。

1.画像で

この方法なら回線スピードにさえ問題なければOSが何であろうとまず大丈夫です。

 日本語ホームページの文字を画像に変換して表示することができます。このサービスをやっているサイトはいくつかあります。もともとはShodoukaのページを紹介していましたが、いつのまにかサービスを止めていました。このようなサービスはいつ変わるか分からないので、旅に出る前に検索して探し出し、いくつかのアドレスを控えて行かれることをお勧めします。
 そのようなサービスを行っているサイトを開くと、アドレス記入欄があり、そこに見たいホームページのアドレスを入れると、そのページを画像に変換し表示てくれます。これが日本語の入っていないパソコンで日本語サイトを見る一番手軽な方法です。

 この方法の欠点は、画像変換に時間がかかるし、また画像になるとデーター量としても格段に大きくなるので、表示までに時間がかかることでしょう。
 またたとえば掲示板は日本語で読めますが、当然ながら記入は出来ません

2.日本語フォントのダウンロード(XPではOS内にフォントがあります)

 これが一番私が多用した方法です。一番普及しているIE(インターネットエクスプローラ)で私のホームページを開くと、(すでに日本語フォントが入っている場合はもちろん、日本語で表示される)、日本語フォントをダウンロードするかどうかのメッセージボックスが表示されるはずなので、Y(es)を押してください。しばらく時間がかかりますが(容量は2MB強)、ダウンロードが完了すると自動的にページが表示されるはず。一度ダウンロードしたら、あとはどの日本語サイトに行っても日本語ですばやく読めるはず。
 ただし、使用言語が日本語と指定されていないページは文字化けするので、手動で日本語をページ毎に選択する必要があります。普通は、alt+V→E(もとのOSの言語によって違いあり)とやると各国の言葉の一覧がずらずら出てくるので、そこから日本語を選択。ただし、ハングル文字などではどれが日本語か分からないと思うので、店の人に聞く必要があるでしょう。(今回の帰国後、このサイトのすべてのページに日本語指定をいれました。)

 ダウンロード中でも別窓を開き、上記Shodoukaを使ったり、英語ページでも見ることは出来ます。ADSLで、早いところだと10秒くらいでしたが、遅いところだと20分くらいかかりました。もっと遅いところだと、途中で切れて永遠にダウンロード出来ないなんてところもあったし、セキュリティーの問題で一切のダウンロードが出来なくしているところもあり、そのような場所ではこの方法は使えない。
 また中国で普及していたIEを使用したコンポーネントブラウザでは、日本語選択の場所が出てこず、苦労しました。たぶん方法はあるのだろうが発見出来ず。

3.Global-IMEの使用

 この方法を使うと日本語での読み書きが可能になります。
 これもIEを使っているときの方法です。

Windows98/Me

 まず日本語Global-IMEをマイクロソフトのページからダウンロードします。Install Microsoft Global IME 5.02 for 32-bit Windows。これを有効にするには、パソコンの再起動が必要。(再起動をすると、時間を監視しているソフトに影響が出るのでほぼ確実に店の人にばれる。説明が必要になるので言葉が通じない国では面倒。)
 時間はかかるが、メールなどをする場合は日本語が書けるこの方法は、格段に使いやすい。

WindowsXP

4.店の人に頼む

 Windows2000とXPの時は元のOSに日本語が付属していますので、IMEの設定を変更すれば日本語が使えます。ただし設定に元のOSがあるCDやDVDが必要になるのが普通です。持っている店で、親切なところは頼めば日本語を入れてくれました。
 またハードディスクの中にある場合もあるので、とにかくこれらのOSを使ったマシーンのときは聞いてください。ただ多くの店では先方の知識がないため使えなかったです。ハードディスクにある時は自分でインストールしてしまえるようにしておくと良いですが、勝手にやると普通はまずい。
詳しい入れ方は日本語オーケー!ドットコムを参照

メールを使う

 日本でのふだんは、OE(アウトルックエキスプレス)などのメーラを使ってメールのやり取りをしている方が多いと思います。しかし、インターネットカフェでOEを使うのは危険(ソフト自体はふつう入ってます)。終わったあとでデータを消しても、ログを見ればいろいろ残っていますから。

ウェブメール

 旅行者がよく使う方法はウェブメールです。これはウェブサイト上からメールを読み書きする方法。いつも使用しているメールアカウントでこのウェブメールが使えるかどうかは、それぞれの説明をよく読んでください。ちなみに私の使っているplalaはウェブメールが使えます。
 現在使用しているアカウントが、ウェブメールに対応していない場合や使い辛いウェブメールの場合は、新たなアカウント取得の必要が生じる。私は無料サービスで一番人気のあるhotmailを併用しています。他にもいろいろ同様なサービスがあるので興味がある方はお調べください。
 hotmailはアドレス帳など機能が充実していますが、非常に重いです。また45日間そのアカウントにアクセスをしないと、アカウントの停止。それまでに受信していたメールも消えてしまいます。(もともとは3ヶ月のはずだったのに、いつのまにか期限が短くなり、私はこの夏に受信したメールを失いました。ご用心。気分悪いので次は2番人気のYahoo mailにするかも。)さらに30日になった。
 ちなみに私はplalaで受信し、hotmailに転送していました。plalaはhotmailよりはるかに軽い(=メールが素早く読める)ので、読むのはplala。返信もplalaが多く、アドレス帳を使用するときだけhotmailを使っていました。

 hotmailは容量が2MBでそれを超えると受信できません。途中から大量のウイルスメールやスパムメールが来るようになったので、すぐにいっぱいになって困まりました。

 また自分のhotmail画面の設定を日本語にしていますと、ページを開く前に自動的に日本語ダウンロードの画面になります。ダウンロード終了まで開きません。またダウンロードできない設定だと開かないことが多いです。文字化けさせながら開くときもあるのでよく分からない(^^ゞ。とりあえず開けばアクセスしたことになり上記の日数制限をクリアできるのですが…。
 無料のものは色々苦労しますね。

 ★★★2004.NOV 追記★★★
 容量は増え、最高250MBまでなので容量の心配はなくなりました。
 有料コースにすれば30日の制限はなくなり、容量も2GBですが、それにするなら他社の有料メールサービスにもっと安くて良いのがあります。

 日本語は上記「ホームページを見る」にある3の方法なら、ウェブメールでの読み書き可能。2の方法なら読むのは可能、書くのはアルファベットとなります。

コンパクトなメーラの使用

 フロッピーを自由に使えるインターネットカフェなら「Belfast」というフリーソフトを使うと、上記のウェブメールよりもはるかに簡単に日本語メールが使えます。
 これは非日本語WindowsPCで、日本語メールを読み書きするためのソフト、フロッピーに入るサイズです。設定を日本でしておけば、現地ではフロッピーからソフトをそのまま立ち上げるだけ。日本語のメールを読み書き出来て、PC上には痕跡を残しません。便利なので韓国ではもっぱらこれを利用していました。残念ながら、中国ではどのインターネットカフェもフロッピー使用を禁止してました。
 日本語フォントをダウンロードする必要がないので、これを使えばメールチェックも素早く出来ます。メールアカウントも日本で使用していたものをそのまま使える。実に便利なソフトで、これはお勧め。

 Windows98が主流の頃はフロッピードライブが付いているマシーンが普通だったのですが、最近のものは付いていないことも多いです。したがってこの方法も使えないところが増えてきました。

 ★★★2004.NOV 追記★★★
 上記サイトは放置状態ですが、ソフト自体はまだダウンロードできます。自分用に一旦ダウンロードし、どこかネット上に場所を確保し、パスワード以外をセットしておいて、いちいちダウンロードすれば使えるかと思います。




 以上色々な方法を書きましたが、国によって色々PC環境が違います。各種の方法を併用するのがベストだと思います。
 旅先でインターネットカフェを見かけたのは、97年が最初。たった数年でアフリカの奥地にまで広がりました。それだけ便利ということ。どんどん活用しよう。
 でもたまには直筆の手紙も欲しい…。
 いまさらめんどうで中々書けませんね。

APR06/NOV04/SEP/JUN/MAY03追記/NOV01記  
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