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旅紀行 »旅日記 » 2016-7 イタリア、バチカン、マルタ
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イタリア、バチカン、マルタの3ヶ国周遊 by Azusa
ピサ→リボルノ→
今日の予定は、昼ごろピサPisaを出発して、港町リボルノLivornoへ移動して、やっと、今回の旅のメインの目的であるサルジニア島へ向かうことです。サルジニア島への移動は夜行のフェリー、楽しそう(^.^) グリマルディラインGrimaldi Linesという会社の船を予約しています。
部屋は11時半チェックアウト。
なのに10時すぎに宿のスタッフから「出てけ」と言われ、理由を聞いたら「クリスマスだから宿をしめて私たちも家に帰る」だそう。だったら11時半チェックアウトで予約を受けつけんなよ(▼▼)!! とこっちもお怒りモード突入。誰だってそう思いませんか? クレームを言ったら暴力で返してくるし、嫌がらせで電気を全部落とされるし、もう朝から最悪です。ピサは有名観光地なので、宿もナメた対応で経営がまかり通ってしまうのでしょう。あーあ、やだやだ。
宿の外に出て、通りすがりに助けを求めて警察に来てもらって、やっと、「約束の時刻は守れ」というこちらの要求は通してもらえました。これだけが幸い。あとは本当に最悪です。結局、警官もいるというのにチェックアウトまで電気を落とされ続け、こちらは充電を予定していたものに通電もできず、いろいろと予定が狂いました。
* * *
ピサからリボルノまで、気を取り直して、列車で移動。
クリスマスですから、人が少なくてガランとしています。カトリックの国のクリスマスは家族が集まって団らんや食事をする日だから、日本の感覚では元旦に似ていると思いました。だから、動く列車は動いているけれども、ガランとしていて、店も閉まるのです。
リボルノ駅に着きましたが、公共路線バスが平常運航している気配がありません。でも大丈夫。港まで2kmと、歩ける距離であることは事前に調べてあります。そんな大した距離でもないので、歩きましょう(^.^)
* * *
まず、駅から直進してレプッブリカ広場へ。
広場の北にお堀があり、お堀の中にヌオーヴァ要塞。
要塞から西にすぐのところにサンタカテリーナ教会。更に南西にルオゴピオ教会。
そこからベネツィア通りを南東に進み、「ベネツィア」と名がつく通りの風情ある運河を見ながらグランドゥカーレ宮。そこから西に進路を変えてヴェッキア要塞。
こんな感じで見どころを集約して見て歩いて、無事に港へ到着しました。でも、今日は確かに船の運航日なのに、夜の出発だからなのか、それとも今日がクリスマスだからか、フェリーターミナルの建物が開いていませんでした(T_T)
冬の寒い時に屋外で待つのは寒くて辛いものがあったのですけれど、和人がワインやおつまみとパンを買ってきてくれて、食べたり飲んだりしながら、持っている上着類を全部着込んだら、やっと暖かくなってきました。
なお、お店がこぞって閉まっている中でも開いていたのはバングラデシュ人がいるお店だったそうです。バングラデシュ人のほとんどはイスラム教徒で、クリスマスは彼らの祝事にあたらないから平常通りお店をあけていたのでしょうね。納得!
夜になり、船の上船時刻になりました。私たちはイの一番で上船しました。ラウンジ風の部屋の、座り心地も寝心地もよい長ソファを2人分確保できました。
ソファの座り心地がとても良くて、ラウンジテーブルの高さもPC作業に最適で、コンセントも至近で、空調よし。今まではかどらなかったパソコン作業もはかどり、また、とても快適に翌朝を迎えることができたのでした。