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2016 北東アジア周遊
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中国東北部、シベリア、極東ロシアの旅
Day29 ビロビジャン→ハバロフスク
お世話になったアンドレの家を出て、市バスで駅へ。ビロビジャン駅のカフェで朝食。駅のカフェはぼっているのではないかと思うほど高いが、付け合わせの米などが量り売りで、量る時に重さが見えなかったので確かめようがない。
ハバロフスクへは近郊列車を選んだ。近郊列車は鈍行だから遅いよといわれたが、選んだ近郊列車は鈍行ではなく速い。ただし、値段は安くない。キャンプの道具を持った人がたくさん乗っており、どこで下車するのか興味があったが、同じ車両にはキャンプの人は少なかった上に、自分が寝てしまったので分からず。
ずっと平原が続いており、景色を見ていた限りではキャンプしたくなるような場所はなかった。
シベリア鉄道建設の最難関地点であったというアムール川を越えるとハバロフスクだ。
2時間強でハバロフスクに到着。ハバロフスクは人口60万を超える大きな都市だけあって、駅も大きく、たくさんのホームがある。
ここではアーニャ(仮名)の家にホームステイさせてもらうことになっている。乗る列車を伝えておいたのでアーニャの夫であるミーチャ(仮名)が駅に迎えに来ていてくれた。駅前の写真を一枚撮っただけで、早速市バスに乗って家に連れて行ってもらう。銅像は、地名の由来となっている探検家ハバロフ。
アーニャの家は、駅とアムール川の中間辺りに位置し、主要観光ポイントには歩いて行ける便利な場所だ。何よりもアーニャは日本語が話せるのでありがたい。ハム、チーズ、パンを軽いランチとして出してもらえ、食べながらいろいろ話をする。
しばらく休んだ後、アーニャと3歳前の息子と我々の4人で市場に出かける。自宅のあるブロックを抜けるとトラムの走る緑地帯で、その向こうはもう市場だ。
市場手前から果実やキノコを販売している人々がいる。おいしそうなキノコがいっぱいだ。
アレックスがおねだりでピロシキを買ってもらっており、我々も真似して買って食べてみた。以前モスクワの方を旅した時は列車によくピロシキ売りが来ていたが、今回は来ておらずまだ食べてなかったのだ。具の入った揚げパンで、ちょっとお腹がすいた時に売っていると食べたくなるもの。
今回ロシアで訪れた市場としては最大規模で、今まで見かけなかったものもちらほら見受けられる。言葉の問題で今まで良く分からなかった食材などについて妻は次々とアーニャに質問をしていた。
ロシアのはちみつは、昼食時にも頂いており、美味しいのは知っていたが、巣の部分(左)や蜂(中)などを食べるとは知らなかった。とてもおいしいらしい。右側の団子のようなものもハチの巣から採れるものだそう。
夕食はミーチャが作ってくれた。サラダが絶品。あまりに美味いので訊けば、アーニャのご両親が畑で作った野菜を使っているという。美味いはずだ。妻がサラダのレシピを教えてもらい、名を尋ねたら、単なるサラダで名前はないという。ロシア人の家庭ではある野菜を使ってサラダにするが、名前なんて付けないのだと。ホームメイドサラダとするのでそのロシア語をと尋ねても、ロシアではそんな言い方しないとの答え。
*本日の宿:アーニャの家
*本日の移動 近郊列車:ビロビジャン→ハバロフスク