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2016 北東アジア周遊
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中国東北部、シベリア、極東ロシアの旅
Day30 ハバロフスク
今日はアーニャの誕生日ということで何か作ってあげたかったが、ロシアのキッチンは調理の場所が少なく、日本の料理を作るのは難しい。アーニャの家のキッチンが特に狭いというわけではなく、ビロビジャンで泊まった家も同様だし、キッチンのあった宿も同じような造りばかり。狭くてもロシア人は器用に料理をするのだ。

朝市場に行くと、キノコ売りの人々が新しいキノコの選別をしていた。

食料品売り場を巡って、ピクニックランチ用に食料を買い込む。気になっていたひも状の燻製チーズを購入。パッケージにはスパゲティとある。もちろん売っていたのはチーズ売り場だが、レジの前がパスタ売り場で、そこに並べて写真を撮ってみた。

楽器のモニュメント。

30分ほど歩いてアムール川到着。ビーチで食事と思っていたが、快晴で日陰もない。

川の見える公園のベンチでピクニックランチをすることにした。スモークサーモン、スパゲティチーズ、豚耳のキムチに、玉ねぎパンとビール。美味かったー。

暑いので泳ぐのも良さそう。真っ白なロシア人は日に焼くとしみだらけになりそうだが、体を焼いているのはロシア系ばかりで、東洋系の人々はビーチにほとんどいない。

アムール川の遊覧船に乗ることにした。できれば中国国境を行く船を選びたかったが、外にコース表示がない。値段表示も外になく、船内で切符を売っている。乗ってみて初めて350ルーブルと分かった。安いのでショートコースの船だと思ったが、それでも1時間かかるというので、そのまま乗船する。

船内にはバーもあるが、飲んだばかりなので我慢。

船から眺める景色も良い感じ。

シベリア鉄道の鉄橋で折り返し、帰りも同じコースを進む。ビールを飲んだ後だったので、気持ちよくなり半分はうたた寝していた。

ハバロフスクは工場の煙突が多く、貨物の港もあり、工業も発達していることがうかがえる。

遊覧船観光を終え、いよいよハバロフスク観光。まずはアムール川から目立っていたウスペンスキー教会とモニュメント。もともとここにあった教会はソ連時代に破壊され、教会は2001年に再建されたもの。

遠方に大きな教会が見える。予定になかった教会だが行くことにした。

スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂。2003年に建てられた新しい大聖堂で、周辺工事はまだ続いている。

大聖堂の前には、ハバロフスク神学校。これも新しい。

大聖堂のある場所は高台になっており、アムール川の向こうまで見える。大聖堂の裏手のテラスからの景色が一番良さそうだが、今は工事中で入れない。

近くに大きな戦死者のモニュメントがあり、ここにも永遠の火が灯されている。

街の中心部は石造りの家が多いが、時々木造住宅が残っている。

元のウスペンスキー教会前まで戻って、今度は町一番の繁華街でもあるムラビヨフ・アムールスキー通りを歩く。ハバロフスクの歴史の詰まった街並みの通りで、観光客がたくさん歩いている。赤レンガ造りの古い建物がハバロフスクの特徴だ。

今も残る古い建物は、赤れんがよりも石造りの物が多い。

数か所見つけた自転車置き場のデザインが秀逸であるが、ほとんど自転車は走っていない。ハバロフスクは坂ばかりの街で、自転車にはあまり適していない。

ムラビヨフ・アムールスキー通りの終点がレーニン広場で、大きな噴水があった。

レーニン像。

市場に戻って、軽いブランチ。この街もウズベク系の料理を出す店の方がロシア料理店よりも多い。話をした店員はキルギス人だ。

アーニャの家に戻るとミーチャがバースディーディナーの準備を完成したところだった。私たちも参加させてもらい、誕生日のお祝い。

今日は公園で噴水のイルミネーションをやっているというので、アーニャ親子と4人で出かける。音楽に合わせ、噴水の色や型の変わる素晴らしいショーで、多くの人々が集まっている。

曲はクラッシックやロシアのポピュラー音楽、アメリカのポップスなどが流れ、曲によって噴水の動きが大きく変わり、非常におもしろかった。

*本日の宿:アーニャの家
*本日の移動 アムール川遊覧船