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2016 北東アジア周遊
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中国東北部、シベリア、極東ロシアの旅
Day31 ハバロフスク
昨夜、アーニャが昔使った日本語ガイドのテキストを見せてくれた。ハバロフスクの見どころの解説が詳しく書いてあり、妻がこれを読みながら同じところを歩きたいというので、郊外に行く予定を変更し、本日も市内を散策をすることにする。昨夜たくさん作ったマッシュポテトやサラダだけでも十分な朝食だが、気を使って卵も焼いてくれ、美味しく朝食をいただいた。ガイド用テキストをカメラで撮るなどの準備に時間をかけたので、出発は午後になってしまう。
まずは市場へ。ジャガイモがバケツ一杯で500円くらいと安い。
昨日のピクニックランチがあまりに美味かったので、今日もピクニックランチにしたくて市場で買い出し。昨日同様に、まずはアムール川を目指す。途中、公園の器具を使って体を鍛えている人の一群に遭遇。中国の公園にも健康促進の器具が多いが、ロシアにもあるのだと感心。日本でも設置すれば良いのにと思う。
本日のピクニックランチは昨日と同じベンチで。燻製ニシンとチーズとラバッシュという薄パンにビール。写真には500ml缶が2本しか写ってないが、一人2本ずつ飲んでいる。ニシンの腹にあった数の子が最高にうまかった。魚ごと燻製にした数の子がこれほどうまいものだとは思わなかった。昨日は朝食をとってなかったのでおかずの量を多くしたが、今日はビールの量が多い。
ビールを飲んで気持ちよくなり、ベンチでかなりの昼寝。観光を始める時間が予定よりも遅くなって、19時のスタートとなってしまった。日曜の夕方だからか、アムール川沿いを散歩する人の数が昨日よりもずっと多い。
大砲で遊ぶ子供たち。ロシアは軍関係のものが本当に多いなと思う。
グロデコフ郷土誌博物館のナガスクジラの骨格。博物館に入る時間は無くなってしまったが、この巨大な骨格は外から見学できるように展示してある。
昨日も日記に写真を乗せたウルペンスキー教会。
この赤煉瓦の建物は1911年に建てられたもので、当初は商館であり、今は図書館となっている。赤と灰色のレンガ造りだが、材料の成分は全く同じ。秘密の焼き方で色を買えたのか、後に残らない何かを混ぜて焼いたのか、今では分からず、謎となっている。ここも昨日はかっこいい建物だなと思いつつ素通りだった。
街の観光は日本語説明の有無では全然違うと実感した。
夕食用のペリメニを買って帰ると約束して出かけたのに遅くなってしまった。市場は閉まっていたが、遅くまで空いている店を見つけ、何とか約束を果たし、夕食はペリメニ。ロシア風餃子だ。茹でてマヨネーズなどをかけて食べることが多いが、今日はスープ仕立てにしてもらった。
そして今夜も家庭菜園のサラダ。本当にこれはうまい。
*本日の宿:アーニャの家