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2016 北東アジア周遊
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中国東北部、シベリア、極東ロシアの旅
Day34 ウスリースク→ウラジオストック→ウスリースク
ウラジオストックに行く日は朝から雨になってしまった。本日の天気予報は曇り、明日は大雨とあるので、小降りになるのを待って出かけた。まずは市バスで市場に。雨の中、傘をさしたり、合羽を着たりして、路上の物売り達は頑張っている。
市場のすぐそばに教会があって、その向かいがバスターミナルだ。
国際バスも同じターミナル。明日のためにバスの時間や料金をチェックする。バスは、国境の绥芬河まで朝昼2本、牡丹江(绥芬河経由)が2本、もう一つの国境東寧行きが2本あるほか、鶏西、七台河、延吉、ハルビンへ毎日出ている。
10時のバスで出発。雨で景色は良く見えない。1時間強走ったところでバスが海の上の橋を走りだした。ウラジオストックは島じゃないのにと思わず地図をチェック。湾を横切る数キロの橋が通っている。渡り切ればウラジオストックである。
1時間40分でウラジオストック到着。周辺はちょっとした市場となっている。朝食もとっていなかったので食事をしたかったが、今日は良い店に入りたいと妻が言うので、空腹しのぎのウズベキスタン風肉まんを食べる。
近郊列車に乗ってウラジオストックの中心部に向かう。
ウラジオストック駅に到着し、まずは目の前の港へ。ちょうど鳥取県境港行きのフェリーが停泊していた。当初予定のままならこの日のこの船に乗って帰国していたはずと思うと不思議な気がする。
シベリア鉄道の東端の終点駅であるウラジオストック駅。古代ロシアの宮殿をイメージした駅舎で築後100年以上たっている。
駅待合室の天井絵。下がウラジオストックの絵で、上がモスクワの絵。
レーニン像などを見た後、一つ山を越えて逆側の海に出た。海岸部にはビーチや遊園地、港などが見える。
ステパン マカロフ記念碑、ここからの景色も良い。
スヴェトランスカヤ通り。パリを意識した街造りをしたというだけあって、美しい街並みが続く。
姉妹都市の名を掲げたゲート。秋田や新潟などが姉妹都市になっている。
昼食に入った店はドイツ風。色々な酒がおいてあり、山崎や白州などのウイスキーもあった。
食べたのは今回もビジネスランチで、写真の物のほかメインディッシュのカツレツがついて、一人300ルーブル=約500円だ。
アルセーニエフ郷土誌博物館。ここは今回のロシアで一番見応えがあった博物館だ。
中央広場。ここから海方向の景色も良い。
1891年ニコライ皇太子(ニコライ2世)が日本からの帰路にウラジオストクに立ち寄った。それを記念して建てられたのが、このニコライ2世凱旋門。
C-56 潜水艦博物館と軍艦。
アンドレイ教会と戦争のモニュメント、永遠の火。
2012年に完成したばかりのルースキー島連絡橋。
橋の下をくぐる辺りから雨脚が強まり、雨宿りを余儀なくされる。妻はチャンスとばかりに何やら土産を買っていた。小降りになって再び歩き出すが、このアサンプション教会で再び大雨。もう帰ろうかと迷ったが、動くこともできず。
小降りになって歩き出すとすぐに雨が止んだ。せっかくなので予定の場所には行こうとさらに進む。
ウラジオストックは坂の街で、どう歩いても坂ばかりで、ケーブルカーも走っている。
ケーブルカーに乗って丘に登り、さらに少し上ると鷹の巣展望台がある。ここからの眺めを見て、満足。これで悔いなくウスリースクに戻れる。
駅に戻る途中で見たかっこいい建物。案内板があったので近づいて読むと旧日本領事館だった。
来たとき同様、近郊列車、バス、市バスと乗り継いで、ホテルの近くに戻ったのが22時前。ぎりぎり商店が開いている時間で食料が買え、美味しい夕食を部屋でとることができた。
*本日の宿:ヴィエスタ
*本日の移動 バス:ウスリースク→ウラジオストック→ウスリースク、ウスリースク市内、列車:ウラジオストック市内