7時20分、朝食をとらずに出発する。
約1時間走り、テラノバ国立公園のビジターセンターに到着した。テラノバ国立公園はカナダ最東に位置する国立公園で、フィヨルドやモレーンといった氷河地形の美しい公園だ。時間があればトレッキングをしたりカヌーを借りたりしたいところだが、時間が足りない。ビジターセンターは9時からで閉まっていたが、その前のフィヨルドに面したテーブルセットを使って朝食にする。

朝食後、もう少しだけ時間があったので、トレッキングコースの入口付近を少しだけ歩く。

9時にビジターセンターが開き中に入る。動植物に関する展示が多い。水槽がいつも並んでおり、一部は小さな水族館のようになっている。

9時35分に出発。州都セントジョンズに入る前に給油。1週間ぶりにリットル2ドルを割ったが、まだまだ日本よりはずっと高い。
12時20分、セントジョンズの中心部を抜け、シグナルヒルに到着する。まずは丘の中腹にあるビジターセンター。ここから歩いて登る人が多かったが、今なら上の駐車場も大丈夫とアドバイスをもらい一安心。込んでいる時は狭い上の駐車場はいっぱいになるのだそう。
車で丘の上まで登り、カボットタワーを訪れる。

名前の由来となるジョンカボットはコロンブスと同じ時代に大西洋を渡った人物で、1497年にここニューファンドランドや大陸側のラブラドールに到達し、北米大陸の発見者として知られている。ちなみにコロンブスが1492年に到達したのはカリブの島で、大陸到達は1498年で南米ベネズエラ。カボットの到達400周年を記念し、シグナルヒルに建てられた塔がこのカボットタワーだ。1898年に完成してからもうすぐ130年になる。
シグナルヒルはセントジョンズの港から見え、かつ東側の海を遠望できる場所にある。イギリス海軍が船の入港を手旗で知らせることに使ったことからシグナルの名が付いている。カボットタワー内部には今も当時から使われた旗が数多く展示してあった。
丘の上から見下ろすセントジョンズの港と街。

13時に街へ降り、車を停める。日曜日は路上駐車が無料なのでありがたい。まずレストランに入るも妻が狙っている伝統食がなく、食べず。そのまま少し街歩き。カラフルなペインティングをした街並みが美しい。

再び車を走らせていると公園で何やらイベントが行われている。花嫁姿に仮装したおじさんがいたりして面白そうだったが、この辺りで開いている駐車スペースが見つからず。

見どころとされている大聖堂。ここは駐車できそうだったが、もう空腹ではやく昼食にしたかったので、素通りした。

14時前にようやくお目当てのレストラン到着。妻が探していたのはニューファンドランドの伝統料理であるジグスディナー(Jiggs dinner)だ。ソルトビーフとじゃがいも、にんじん、キャベツ、カプ(手前のオレンジ色)を大鍋で煮込んだ料理だ。右奥は付け合わせのハーブパンのパン粉、その左の黄色いのはピープティング。全体にグレービーソースをかけて食べる。おいしくて食べ応えのあるごちそうだ。

もう一品はフィッシュケイク。具の魚は名物のタラ。

15時に食事を終えて北米最東端のスピア岬に向かう。街の中心からは離れているが、ここもセントジョンズ市内となる。20分ほど走り、駐車場に到着。霧の中に灯台が見えており、最東端はその辺りだろうとまずは灯台へ。しかし、その灯台は新しく、1955年に建てられたもの。
見どころの歴史的な灯台は、その先にあった。1836年に建てられた歴史ある灯台で、カナダ国定史跡なのはこの古い方。

内部は見学できるようになっており、昔の暮らしが分かるように展示されていた。

地図をよく見ると最東端は灯台の辺りではなく、もっと駐車場に近いところだった。最後はしっかり最東端に立つ。

16時20分にスピア岬を出発、宿到着は16時50分だった。本日の走行距離は307キロ。
Airbnbを始めたばかりのインド人母娘がホストの住宅で、なんとカレーをごちそうしてくれた。久しぶりに食べる本格的インド料理で、大満足。

ひと休みしてからスーパーに行って、夕食や明日の食料を買う予定だったが、夕食が終わってしまったので、宿でのんびり過ごす。
最東端まで来たのでここが旅の折り返し点。総走行距離は5946キロ、半分を超えているはず。