旅して»旅紀行»旅日記» 2006年春 東欧»d7 ルセ→ブカレスト→シギショアラ

2006年春 東欧周遊の旅

ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、スロバキア、チェコ、ハンガリー
2006年04月25日(Tue)

d7 ルセ→ブカレスト→シギショアラ

 午前2時50分にルセで列車に乗り込み出国手続きをする。列車が出発したのは4時頃である。すぐにルーマニア側のジュルジュに到着し、入国手続きだ。午前6時30分、ブカレスト到着。走行していたのは実質1時間半ほど、ほとんど眠れずふらふらしている。
 駅の両替所はレートが悪かったので駅周辺を少し歩くが、治安が悪そうな雰囲気である。ATMもあるが感じ悪そうな人がたむろしており使えない。結局駅の両替所で10ユーロのみ両替し、そのまま乗り継ぎの切符を購入した。ブカレストは依然来ているので今回はパス。
 7時10分発の列車でシギショアラへ向かう。ルーマニアは景色がどこもいい。最初の平原には、牧草地や林、集落。
06/04/25 09:34:52
06/04/25 11:44:02
 山間部に入っていくと景色は一変し、植生が変化に富んでくる。雪山が見えてきたときは本当にワクワクした。移動がブルガリアよりずっと楽しめる。
 12時30分、シギショアラ到着。列車を降りてすぐ、プラットホーム上でホステルの客引きに捕まった。候補に上げていたところだし、駅の前なので見に行く。部屋はきれいだが工事中で埃っぽい。迷ったが、疲れており探すのも面倒なのでここに決める。夜眠れなかったので、シャワーを浴びて横になったが眠れず、あきらめて観光に出ることにした。
 駅前の通りを少し歩くと川があり、その対岸に城壁に囲まれた旧市街が見える。「ルーマニアの宝石」とも称えられる美しい街並みで知られる旧市街は「シギショアラ歴史地区」の名称で世界遺産登録されている城塞都市だ。
06/04/25 12:57:32
 旧市街はレンガ色の屋根とパステルカラーの壁の建物が並んでいる。
06/04/25 13:39:30
 街のシンボルでもある時計塔を目指し坂道を登ってゆく。
06/04/25 13:42:24
 時計塔は14世紀にオリジナルが建てられたが、17世紀に火事で焼失したのちに再建された。時計の横にあるからくり時計は17世紀につくられたもので、今も機能している。
06/04/25 13:43:08
 時計台の上部は展望台になっており、四方の景色がよく見えた。
06/04/25 13:45:04
 中世世界の雰囲気を残す石畳の旧市街は人気のスポットとなっている。
06/04/25 13:46:54
 趣のあるレストランや宿もあり、頑張って旧市街まで来て泊まればよかったかなと思ってしまった。
06/04/25 13:48:28
 12世紀から14世紀にかけてにこの要塞都市が築かれていく過程で、見張り塔の建設などに責任を負ったのは各商工業者のギルドで、全部で14の塔があったという。そのうち9基は今も現存しており、散歩をしているとあちらこちらに塔が出てくる。写真は靴職人の塔。
06/04/25 13:50:54
 歩く人の少ない裏通りも石畳にパステルカラーの壁で散歩をしていて本当に楽しい街だ。
06/04/25 13:52:58
 旧市街から城壁の南側にある山上教会へは屋根つきの木造階段を通って登ることができる。これも17世紀にできた歴史ある建造物だ。
06/04/25 15:06:06
 山上教会のある地区は旧市街を見下ろす位置にあり、時計塔の上からよりもさらに遠方まで見渡せる。
06/04/25 15:30:24
 途中でネットカフェに入って、インターネット。また日本語が打てない。windows98だったので日本語を書くためのIMEダウンロードしたが、回線遅く、終わった頃には1時間経過。観光の時間が惜しいので出てしまったのだ。
 最後に再び川を渡って、至聖三者大聖堂を見学し、観光は終了。
06/04/25 16:03:54
 昨日苦しんだ下痢は止まっているがまだ不安で、レストランには入れず。軽い食べ物を買って宿に戻ることにする。ワインがコーラと同じような値段なので迷ったが、下痢腹にアルコールは良くないと我慢し、パンとハムとコーラのみ購入。昨夜買って残ったチーズとともに部屋で夕食をとって、さっさと寝る。
« d6 ヴェリコ・タルノヴォ→ルセ