旅して»
旅紀行»旅日記»
2006年春 東欧»d6 ヴェリコ・タルノヴォ→ルセ
ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、スロバキア、チェコ、ハンガリー
2006年04月24日(Mon)
d6 ヴェリコ・タルノヴォ→ルセ
朝8時頃から旧市街を散歩する。この街は朝が遅いのか、人通りは少なく開いている店はまだない。旧市街を抜け、城址の下を川沿いに歩くと古い建物の多いアセノバ地区に着く。この辺りもまだ店は開いていない。
アセノバ地区からウラジシュキ橋という木造の橋を渡って対岸に向かうことにする。
吊り橋の上から石造りの教会が見える。目的地はこの教会だ。
川沿いにはカフェテラスが並び、朝食をとる人々の姿が見える。
教会へ向かう坂道は石畳で、歴史を感じさせてくれる。この辺りは一階部分が石造りなのに上部が木造の伝統家屋が多く、目を引く。
丘の上に立つ聖ディミトリオス教会は元々12世紀に建てられた古い教会だが、現在の建物は1985年に再建されたもの。14世紀のフレスコ画が内部には残っている。
帰りは新しい橋でヤントラ川を渡る。ウラジシュキ橋や聖ディミトリオス教会がよく見えていた。
川沿いのカフェも迷ったが、昨夜食べ損なった土鍋料理が気になって宿まで戻ったが、レストランはまだ閉まっている。仕方ないので雑貨屋でサンドイッチとコーヒーを買ってホテルの部屋で食べた。
10時に宿を出て、途中のんびりと写真を取りつつ駅へ向かう。10時半に駅到着。9時26分発のルセ行き普通が遅れておりすぐ来るという。10時40分の急行に合わせて来たが、値段が安いこともあり、つい普通を選んでしまう。
普通列車といってもコンパートメントで快適。のんびり景色を見ながら進むのも良いが、いかんせん遅い。すぐに急行が追い越して行き、しまったなと後悔した。
ルセ到着13時40分。ルーマニア行きは、一日二本、15時10分と03時45分だけである。さすがに3時45分に乗るのは嫌だ。泊まっても暇をもてあましそうな街なので、先に進むことにする。
しかし、駅の両替所は開いておらず、駅前の両替所もダメ。イースター休みのためである。ブルガリアレバがかなり余っており、再両替したかった…。まあルーマニアで再両替が出来ない訳でなく、少しレートが悪いだけ。持って行っても良いのだ。とはいえ時間はあるので、両替できればしようと街の中心に向かった。
家族連れでにぎわう繁華街の両替所は何ヶ所か開いており、再両替には成功。しかし、意外ににぎやかな街を見てそのまま駅に戻るのが惜しくなり、15時10分に乗るのはあきらめた。
まずは繁華街を抜けてドナウ川を見に行く。ルーマニアとの国境となるドナウ川沿いに遊歩道らしきものはなく、対岸の街は林の合間に見えるだけ。
川沿いにある交通博物館は、蒸気機関車の廃棄場のようで、たくさんの機関車がある。
イースターに合わせた移動遊園地が開かれており、子供達には大人気の様子だ。
歩行者天国のカフェで昼食。ピザとビール、おなかいっぱいになったが、日記を書こうとビールおかわり、つまみにフェタサラダ。流石にビール1リットルと巨大ピザとサラダは多すぎた。
駅に戻る途中、急に腹痛。あわててカフェに飛び込む。下痢…。食べすぎか、サラダが悪かったのか、数時間後から強烈な下痢に苦しむこととなってしまた。何度カフェでトイレを借りたことか。
インターネットでもあれば夜中まで時間つぶしが出来ると思って探したが中々ない。ようやく唯一の店というのを教えてもらったが、この店のマシンはOSがリナックスで、日本語も入っていない。使えそうにないので諦めた。
下痢で夕食を取る気力なく、夕食用に残したお金で食料の買い出し、21時すぎには駅待合室に入る。駅でも何度もトイレに行くが、駅は有料なのでその度にお金がかかる。お金をほぼ残していなかったので、残金が真剣に危なかった。
21時から6時間待ちなのだ。列車の来るまでが長かったことこの上なし!