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2023年インドネシア»30日目 マラック-ジャカルタ-ホーチミン-
2023年09月25日(Mon)
30日目 マラック-ジャカルタ-ホーチミン-
セットしたアラームよりも早い5時に目覚めた。外では夜通しやっていた様子の屋台が開いており、朝食を買いに出る。フェリーが動いているためか、何軒かの店は夜通し営業していたのだ。そんな中、今からオープンの店を見つけ、ナシブンクスを購入した。ブンクスは料理名ではなく、パッキングを意味し、要は持ち帰り用の弁当。中身はナシチャンプルと同じで、肉や野菜を乗せたご飯だ。今日のナシブンクスは、ナシウドゥ(ココナツミルクで炊いたご飯)で、たんぱく質のメインは卵。
6時半にチェックアウトをする。ナシブンクスを買った店が途中にあり、来ていなかった妻はここでブンクスの中身を詳しく説明してもらう。
バスは定刻の7時に出発する。朝早かったのですぐに寝てしまった。気がついたら2時間たっており、もう空港の近くだ。来た方向ならターミナル1が手前で、順番に2、3と停車すれば良いのに、何故か先に3に行き、次が1、最後が下車する2だった。空港バスターミナルが、ターミナル2にあるからこの順だそう。早すぎる時間だったので気にはならなかったが、ギリギリだったらイライラするところだ。
空港到着は9時半。まずはチェックインカウンターへ。ウェブチェックインはしてあるが、紙のボーディングパスが必要なのだ。カウンターオープンが10時からということで少し待ったが、1番にチェックインを済ませた。出発は13時半なのでかなり時間がある。駐車場にあるモニュメントを見ながら一昨昨日に食事をした食堂に移動する。
若干所持金が足りなかったが、まけてくれたので、先回と同じくイカがメインのナシラムスとコーヒーで早目のランチにする。インドネシアルピーは完全使い切りだ。
搭乗口近くの電光掲示は、チケット上の搭乗時間である12時50分に搭乗中に変わった。しかし、搭乗口には係員が来ず、不安になってしまう。到着側電光表示を見るとベトナムからの飛行機は遅延で、未着である。アナウンスはないが、そのまま待つしかない。ベトナムからの飛行機は40分遅れの13時10分に到着した。13時40分に搭乗開始。搭乗開始といっても飛行機まではバスであり、バスに乗せられただけ。到着して30分では出発準備ができるはずがないのだ。30分以上バス内で待たされた後、ようやく飛行機へ。50分ほど遅れての離陸である。
離陸してすぐに海上に出る。プロウスリブ=千の島々がきれいに見えている。1980年代後半に開発されたリゾートで、日本でも大々的にキャンペーンが組まれ、数多くのツアーが出ていたところだ。キャンペーンが終わってからはほとんど名前を聞くこともなくなっているが、上空から見るとまだまだ宿泊施設が多そうだ。
インドネシアではひと月間一度もアルコールを口にしなかった。イスラム教徒が多い国とはいえ、禁止されているわけではなく、以前来た時には飲んでいたのに、今回は目にすることさえ一度なかった。飛行機で有料のアルコールを飲んだ事はなかったが、今ならすごく美味いだろうということで、ビールとつまみを注文した。つまみは鶏の干し肉で、そこにレモンリーフをあえてあるホーガーラーチャンというもの。気に入ってしまい、最後にホーチミンで買って帰ったほどビールに合う。
定刻より50分遅れ、17時半にホーチミン到着。ベトジェットでは5時間以上の乗り継ぎ客に食事券をサービスしている。ウェブサイトの片隅に書いているサービスで、こちらからカウンターに行って主張しないともらえないが、一人20米ドル分の食事券はありがたい。これがあれば入国する必要などなく、トランジットエリアでのんびりすれば良いのだが、以前ベトナムに来た時に余らせたベトナムドンがかなりある。トランジットエリアでの通貨は米ドルでドンは使えないので、ベトナムに入国する。
空港から歩いて外に出て、繁華街へ。
まずはビール!瓶ビールは冷やしておらず、コップに氷を入れて冷やしながら飲む。ちなみに缶ビールは冷蔵庫で冷やされている。ゆっくり飲むと氷が融けてビールが薄まるので、私は2杯目以降は缶にしたが、妻は楽しいからと瓶ビールをずっと飲んでいた。
パリパリに焼いたライスペーパーの上にシジミが乗って出てきた料理は、ヘンスッバンチャンという。ご飯に合う甘い味のインドネシア料理と違って塩分が効いてお酒に合う味付けだ。
アッサオサオはカエルの炒め物。
隣のテーブルでは鍋なども出ており、日本の飲み屋と雰囲気は同じだ。
締めのシジミ焼きそばはミーサオヘンという。シジミは美味しいが、こだわるほどおいしかったのではない。焼そばで最初に頼んだものがなく、これならあるよと勧められたのが、またシジミと気づかず注文しただけ。
3品とも美味しくて、ビールもたくさん飲んだ。まだドンはあまりそうだが、お腹一杯で時間も遅くなったので、店を出る。
コンビニに入り、残金を計算しながら、土産を購入。
空港に戻り、急いで出国手続きをする。もらったバウチャーを使える店は出国後のエリアだけなのだ。往路でもチェックしていたので知ってはいたが、どの店も高い。その上1会計につき1クーポン(=10米ドル)しか使えない。店によっては10ドルを越える商品は使えないというところもあった。もうお腹一杯で食事はできないので、明日朝食用に、バーガーセットをひとつづつとサンドイッチセットをひとつづつにした。写真のサンドイッチで7.6米ドル=1140円!
最後はあわただしくなったが、成田行きの飛行機に無事搭乗することが出来た。
ほぼ定刻の23時20分に飛行機は離陸。酔っていたのですぐに寝てしまった。
最終日の31日目は成田に到着し、羽田に移動。夕方の便で石見空港に飛んで帰宅し、終了。楽しいひと月の旅が終わった。