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2012年夏 韓国

全州、完州、鎮安、金堤、瑞山などの旅
2012年08月09日(Thu)

ピーチ航空で韓国へ

 この夏は海外に行く予定はなかったのに、盆休みのひと月前になって「どうしても行きたい」と言われ、困った。盆休みなんだからそう簡単にチケットは取れない。とはいえ昔と違っていちいち電話して空きを確かめる必要がないので、行けそうな場所の便をネットで総当たりして探すのが可能。結局、行きたい国で行けるのは韓国のみという結論に達するのにそう時間はかからなかった。東京からの便も正規運賃なら空きがあったが、ちと高過ぎたので、選んだのは今年から飛び出した格安航空会社のピーチ航空。関空発になるが仕方ない。乗ったことのない航空会社があれば乗りたい人なのだ。まだ乗ったことがない人も多い新しい会社なので以下に長々と書いてみる。
 ピーチ航空でも、盆休みは満席の便が多く、空き便も残席が少なかったので、空きを見てすぐに予約しようとしたが、最後の支払い段階で支払手数料なるものが出てきて??? 海外の格安航空会社だと支払方法によって手数料が違うのでここもそうなのか? 日本の会社なのにカード払いの手数料? まずは支払方法を振込みに変えてみた。同じ手数料のよう。カード払い手数料ではないようだ。
 クレジットカードの保険適用のために2人分別々の予約を並行して進めていたが、1つの予約にすれば半分になるのだろうか? これを試すには予約をし直さなくてはならない。それは面倒なので、ここでやっとサイト内の記述を探しまわり、「支払手数料は、各種決済に伴い発生する手数料です。手数料はお一人様ずつ、ご利用区間ごとに申し受け、最初の航空券ご購入時に適用されます。」の記述を見つけた。ならば予約をまとめても同じである。預ける荷物も有料で、予約時に支払うのと空港で支払うのは値段が違う。予約を進める前に色々チェックをしておく必要のある会社だ。
 当日の関西空港。2時間前に着いたが、結構人が並んでいた。自動チェックイン機が3機あり、それをしてから荷物を預けるためにカウンターに並ぶシステム。係員が各チェックイン機に付き添っており、基本的に彼らがやってくれるので自動の意味あまりなし。それでも列が出来てしまうのは・・・、係員が慣れておらず遅いから。そしてもう1点。予約した時に来るメールにバーコードがあり、「搭乗手続きには、本紙にあるバーコードが必要です。必ず印刷したもの、もしくは携帯電話の旅程表画面をご用意ください。」とある。メールなのに“本紙”ってのも突っ込みどころだが、問題は“もしくは携帯電話の旅程表画面”である。並んでいる時に見ていたら、携帯画面のバーコードが読み込めないことが多く、諦めて手打ちをしていることが多かったのだ。 チェックインが済んだら“見ている限り”の全員がカウンターの列に並んでいる。そもそも、そちらにしか行けないのだ。係員に思わず「預け荷物がなければ並ぶ必要ないですよね」と確認してしまった。係員はあわてて柵を一ヶ所開けてくれたが、きっと預けないのに並んだ人もいたに違いない。
 搭乗はゲートに飛行機が来ておらずバス。これはよくあることで、特に格安会社なら普通。しかし、バスが機体横に到着してから長時間待たされたのには、ムカー。清掃が全然終わってなかったためだが、バスに乗せる時点で清掃終了を確認すべきもの。案内の不慣れにもほどがある。
 機内サービスは基本有料なので特に何も頼まずだが、機内食等はエアーアジアや春秋航空に比べ高い気がした。これはままあることだが、入国カードを途中で切らし、もらえなかった人がいるのもお粗末。機体が新しく、さほど狭くもなかったのは良かった。
 ゴールデンウイークが終わってから海外路線を開始した新しいピーチ航空。朝から全便予約満席はおそらくこの日が初めてだとは思うが、うーんと思う点が多過ぎる。私は安ければまた乗るだろうが、このままではお勧めしかねる航空会社と言わざるを得ない。
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