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2024スペイン、アルジェリアの旅

西サハラ難民キャンプ訪問とスペイン全自治州訪問完了の旅

2024年05月09日(Thu)

19日目 サントドミンゴデラカルサダ-ビルバオ-ゲチョ-ポルトゥガレテ-ムスキス-サンタクルスデベザナ

 2人とも風邪をひいたみたいで体調が思わしくなく、11時のチェックアウトリミットまで部屋で過ごした。
 山越えをし、バスク州に入る。バスク州最大の都市ビルバオで、高速道路の分岐を間違って、ネルビオン川の右岸に来てしまった。引き返すことも検討したが、ネルビオン川にかかる世界遺産の橋を車で渡ることにして右岸を河口に向かって進むことにする。
 ビルバオ郊外のゲチョとポルトゥガレテの間に架かるビスカヤ橋が、世界遺産登録されている。吊り下げられたゴンドラで人や車を運搬する形式の橋が、運搬橋と呼ばれ、世界で最初に造られた運搬橋がこのビスカヤ橋だ。ビスカヤ橋は、1893年に開通し、その後、同じような運搬橋が世界各地に建設されたのだという。
 13時20分に橋のたもとに到着する。
24/05/09 20:20:08
 一見するとフェリーに乗るような感じがする乗り場だ。
24/05/09 20:23:22
 岸から離れると、船でなく吊り下げられたゴンドラというのが分かる。対岸まではすぐで、車から降りられないので、歩いて往復する方がおもしろいと思われる。
24/05/09 20:32:04
 2007年に来ているバスク州は通過だけのつもりだったのに、妻が今回もバスク料理を食べたいという。橋を渡ったポルトゥガレテでレストランを探すも近くにはない。
 海鮮レストランが並んでいるシエルバナに立ち寄ったが、食べたいと思っている料理はバーにあるものなので海鮮レストランは今日の目的とは違うらしい。仕方ないので、先に進む。
 ムスキスのラアレナというビーチに移動。
24/05/09 21:37:40
 ラアレナのバーでようやくピンチョスバスコス=バスクのピンチョスを見つけた。
24/05/09 22:16:40
 ピンチョスは串を意味するピンチョの複数形で、食材をパンに串刺していたことから付いた名称だ。スペイン北部に広く広がっている食べ物。今では串を使っていなくてもピンチョス。パンに添えられていなくてもピンチョスと呼んでいる。スペイン全土にあるタパスと北部のピンチョスはほぼ同じものをさしているのだ。上二つは串で具材がパンに止められているので語源通りのピンチョス。下のはトルティージャだが、これもピンチョスとここでは呼ばれている。
24/05/09 21:56:22
 ラアレナを15時半に出発する。バスク州からカンタブリア州に入った。
 16時半に州都サンタンデールの近郊サンタクルスデベザナに到着する。ここでスペインに入って初めての連泊、少しのんびりする予定だ。
 ドライブ中は気が張っていて大丈夫だったが、宿に着いたら熱が出てきた。夕食の買い出しに行ったついでに薬局で薬を購入する。前回の旅では体調が悪くなってからだましだましで旅をつづけた後、ギリシャの離島で薬を買って飲んだらあっさりと直った。なので今回は早めに購入してみたのだ。
 内陸部で海鮮といえば干しダラばかりだったので、ようやく海岸部に出た今日は何としても海鮮が欲しかった。夕食のメインにはムール貝を選んだ。もう一品は次に行くアストゥリア州名物のファバダアストゥリアナ。ベーコン、血のソーセージ、豚肉などが入った豆ベースのシチューだ。一昨日のポチャや昨日のカパロネスピントスに似ているが、豆の種類が違って今日は白豆になっている。アストゥリア州で食べればよいのにと思ったが、妻は陶器の皿が付いているのが気に入ったそう。ワインは昨日の朝に蛇口から汲んだワインだ。
24/05/10 03:57:50
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